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海月屋・辻正仁『短めでお願いします』

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オレの今年が始まりました。

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はい
バースデーライブ、今年も楽しくやらせていただきました。ほんと幸せ。

ご来場の皆様、関係各位ありがとうございます。
そして、来れないながらも気にかけてメッセージくださった方々にも、この場を借りて(貸してるのもオレなんだが)、お礼を。

今年はもうそろそろいいだろうって事で、数年ぶりにハーフタイムショウのゲストも復活。お客様が用意してくれるバースデーケーキも復活。休憩時間にご来場の皆様に切り分けてみんなでいただきました。

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ま、実は先々週はちょこっと体調が思わしくなくてですね(流行りのアレとはまったく別です念のため)、若干準備が滞ったりもして長丁場はどうかなと思ったりもしたんだが、先週には回復してきて、当日はすっかり元気。むしろいつもより元気(笑)。元気すぎて案の定、0時少し前までやっている始末。そもそもの予定だと、23時前には終了してるはずなんである。ちゃんとそういう計算で構成してるんである。にも関わらず、今回で17回もやってるのに未だ時間感覚が掴めない。
いや、楽しすぎて喋りすぎてるんだろうね。

んで、午前中は『砂澤ビッキ展』に再訪し、ちょっとした買い物を済ませる。
それで、前日に組んだセットリストをプリントアウトしようとしたら、どうにもデータを読み込まない。
同時に作成したBGM用のインデックスは普通に読み込めるのに、セトリのほうは全然ダメ。

って事でですね、ふと「こりゃ、このセトリじゃダメって事か?」と思い付きまして、再考。いくつかの曲の順番を入れ替えて、いくつかの曲は別な曲に差し替える。
元のデータに上書きしただけなんだが、そうするとすんなり読み込まれてプリントアウトされたんで、やはり最初のじゃダメだったんだろう。

それでさ、
いつもバースデーの時は時間を間違えたり、地下鉄乗り間違えたり、途中で忘れ物を取りに引き返したりして、現場についてからも結構慌ただしくしてたりしたんだが、今回は前夜に必要なものは全部ちゃんと準備したし、当日もビッキ展にいくつもりだったのもあって割と早くから行動しており、非常に余裕が生まれまして。
出かける予定まで1時間近く何もしなくていい時間が生じる。

本番前に時間ができる人はどうなるか?

緊張するんである(笑)

いや、こう見えても実は普段のライブの時でも毎回緊張はしてるのよ。
でもさ、長年やってるとその緊張を横に置いておけるようになるんである。なんというか「あ、緊張してるな」と思ってもそこに特に意識を向けないで他のことやってられるってかね。

で、今回、出かけるまで時間があったから、ひさびさにその緊張をちょっと確認しようと思いまして。その自分の状態みたいなもんを。
そうすっとみるみる内に膨れ上がってくるね。必要以上に。
で、だんだんお腹が痛くなってくるって言う(笑)、年10年かぶりの経験を味わう。
ま、出かけるときにはそれをまた横に置くって事ができるようになっていて、そこでまた「あ〜、場数を踏んできたんだな〜」とちょっとした感慨があったりして。


さて、本番はこんな感じでした。

〜 セットリスト第1部 〜
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平岸4条7丁目12番10号
そこから飛んでみろよ
好きだと言えればよかった
君は知らない
三日月のかんざし
眠れぬ夜はサザンを
単純なもんさ-男の子の歌-
空に告げる
Row-Row Ho-Row
流れ星

-コラボ with クラとアコ-
自画自賛 
いいもんだ節

って感じで、1部を一応終えてから流れで引き続き、ハーフタイムショウのゲスト、クラとアコを呼び込んでコラボ。
昨年、一度オレのワンステージまるまるサポートしてもらった時にやった『自画自賛』がとてもいい感じだったので、もう一回やりたいなと思ってね。この曲、今回みたいな感じで弾き語りでやるのはちと間がもたないというか、なんかどうしても違うことになっちゃうんで、じつはどっちかというと、曲を書く時の最初のイメージに近かったりもする。

もう一曲『いいもんだ節』は昨年ご依頼いただいて、お二人の為に書き下ろして提供した曲。我ながら、ちょっと楽しそうなんで一緒にやってみたら、やっぱり楽しかった。

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そしてそのままクラとアコのハーフタイムショウって事で数曲演奏していただき、ワタクシはちと休憩。
彼らを初めて聴いた方たちもいて、「すげぇ〜」って声が聞こえたりする。
なんかこういうのって呼んだ甲斐があって嬉しい。

彼らの演奏が終わって、「ロウソクを消してケーキを切り分ける」などのセレモニー(笑)のあと、いったん休憩。

そして第2部

〜 セットリスト第2部 〜
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月光の往来
夢なんてなくてもいい
川は流れる
ララバイ
人生の折々に
ソファー
情熱
求愛ラプソディー
ウキウキライフ
素敵な君の歌
どこまで行けるかな?

-アンコール-
風の道
笑おう(with クラとアコ 宗形修)

んと、アンコールの『風の道』は2日前に書き上げた曲。多分、これ通常のライブでやることはほとんどないと思う。ある意味非常に作者側のわがままな曲というか、最初っから「受け入れてもらったり、共感されなくていい」という前提で書いてる曲である。自分だけ納得すればいいってのかな?

あんまり詳しく書くととんでもない長さになってしまうので省略するけど、自分の中にあるあるテーマというか、いろいろと考えを巡らせたり、感覚を得たいと思っている事柄に関しての、現時点での表現としてどうなるのかってのをやってまして。
曲は単調だし、歌詞は多分「何言ってるんdかわからない」ってことになるんだろうと思うけど、それを良しとするスタンスで書いている。
数年前にも同じタイトルで「ようやく形にできました」って言ってやってみたんだけど、2回くらいで歌うのやめちゃったのね。
なんちゅうか、「ようやくできた」と思ったけど、なんか違うなって感じになっちゃって。

それでね、昨年の暮れに一度ビッキ展に行った時に、彼の『四つの風』という作品のことを思い浮かべていて、ふとその数年前に作ってそのままにしてた曲に思い当たりまして。

なんか思ったんですよ「都度、同じ思いを時々で形を変えて、付け加えたり削りとったり、自分の変化に応じて言ってる事が変わったりする曲があってもいいかな?」って。ん〜、なんちゅうんだろう?
何か一曲あったものを別の曲として作り変えるとか、このパターンでもう一曲作ろうとかはしょっちゅうあるのよ。

でもこの曲は、自分の中ではソレとは違って「同じ曲なんだけど、歌詞もメロディーも歌い方も別の曲のように変わっていく一曲」という感覚なのね。それをビッキさんの作品から刺激を受けて発想しまして。それで今回はこの形となった。

だから、今後も歌う機会があれば、また歌詞やメロがちょっと変わってたり(あるいは変わらなかったり)、ヘタすると別物のようになってたりするかもしれない。そいう意味でもわがままな曲である。それが作れて、ご満悦でもある。

んで、最後の最後に再度クラとアコと、そしてマスター宗ちゃんを呼び込んで『笑おう』を。宗ちゃんは当日初めて聴いての参加でございました(笑)。ま、付き合ってくれる方は大変だろうけど、単純で簡単なコード進行ですぐに合わせられる曲って事で、オレの『スタンド・バイ・ミー』みたいな感じで、こうやって突発的にやるのが気に入ってる。申し訳ない。

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これも楽しい。

そんなこんなで、やっぱり長丁場でしたが、お付き合いいただき、そして楽しんでいただきありがとうございました。

来年の1月21日もぜひとも、今回来れなかった方たちもご参加いただけると幸い。

帰りに宗ちゃんと「来年はこんな事やろう」とかちょろっと話したりして来たんだけどね。
今から予定を入れておいてください。
詳しくは今年の10月か11月あたりに。

その前に、2月3月の予定もチョロチョロと決まって来ているので、そちらもぜひ。

さあ、2023年の活動開始でございます!

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〜今後のライブ予定〜

※いずれもご予約は【contact】をご利用ください(入場者数に制限がありますので、お早めに。)→https://www.kurageya.net/contact



2.11(土)
​〜三球三振企画 始球式ライブ〜
【おじさん と おやこ】
場所:FOLKIE
(札幌市中央区南6条西3丁目ニューオリンピアビル8F) 
OPEN 19:30 
START 20:00  
料金:2500円(1ドリンク付き)
出演: あまつぶドロップ / 辻正仁
O.A Thank you sun scene
0じさんとおやこ




2.24(金)
【UNIONFIELD 10th LIVE 011】
会場:UNIONFIELD
(札幌市中央区南7条西4丁目LC七番館5F)
OPEN/18:30
START/19:00
ライブチャージ/¥2500 (+1D¥500~)
出演:きむらえみ / 辻正仁 / おちよ。 / ホーガン小林 / 酒井暁 / Tempo

「10周年記念 GoToユニオンキャンペーン」
入場時にくじ引きでクーポン券をプレゼント!
【無料配信YouTube】
https://www.youtube.com/c/unionfield
※チャンネル登録お願いします!
【お気持ちPay】
https://union.buyshop.jp/categories/3048264
・お気持ちPayは50%を出演者へ、50%はUNIONFIELDの配信や音響照明の機材費等に充てさせて頂きます。
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3.11(土)
​【東日本大震災チャリティーライブ・500L Vol.38】
 円山夜想(札幌市中央区南1条西24丁目 ヴィンテージビル地下)
詳細未定


未分類 |

初夢の話と、バースデーライブ(のBGM)にかける意気込み(笑)

そーいえば初夢の話をしてなかったけど、まぁ見るには見たんだが、起きてからあんまり鮮明な記憶がなかったのね。
具体的なストーリーが良くわからんと言うか…。

え〜と、空港にいたんですよ。どこのかは分からないけど。で、どっか海外に行くと言う事で何人かで搭乗待合室におりまして。

そっから記憶に残ってないだけなのか、それともそのままスムーズに場面が切り替わったのは分からないけど、記憶によると次の場面がもう帰りの機内におりまして。
それも、待合室の椅子みたいのに座ってるだけなんだけど、それは帰りの機内ってことになってるのね。

一緒にいたのは、現実でのお知り合いもいれば、全然会ったことない人もいるんだけど、一応みんな知り合いという設定で、夢の中では7、8人くらいいるって事になっている。

それがね、現実では観たことない人は3人くらいかな? で、本当の知り合いも、音楽活動上の付き合いあるのとか、高校くらいの頃の知り合いとか、昔の職場で一緒だったのとか、ちょっとなんでこのメンツで一緒に行動してるのかが分からない。

ついでに言うと、そのメンツでどこに行って帰りの飛行機に乗ってるんだかも分からない。
それで、その飛行機がどうも予定より随分遅れて到着だそうで、到着予定が午前1時前後とかって感じで、到着してからの移動手段がないとかなんとか、そういう夢であった。

で、到着してからの場面はガラッと変わるんだけど、一応設定としては「到着した場所で朝まで過ごさなければならない」ってことなのね。
なんか19世紀あたりにありそうなアメリカの古い豪邸なんだか社交場みたいな建物で、外には庭園が広がってるみたいなところで、ちょっとそこの光景とか出てくる動物とかが非常にサイケデリックというかカラフルというか、美しいといえば美しいし、気持ち悪いと言えば気持ち悪いんだけど、これはもう視覚的な世界なので、ちょっと文章で書いても良く分からんと思う。多分、その後のあの映像と空気感が初夢のメインだったのだと思うけど。

そんな夢を見た翌日あたりから、もう昨年から多少取り掛かっていた、バースデーライブ用のBGMの選曲をちょっと詰めてみまして、昨日一応出来上がりました。

何年前だったかな? ふと思いつきで、バースデーライブの時は自分で選曲構成をしたBGMを作って、開演前と休憩中と終了後に流してもらっている。そっから始まって、円山夜想とかでも自分の企画や仕切りでライブやらせてもらう時には、自分でBGMを編集するようになった。この準備がまた楽しいのだ。

前にも書いたと思うが、もちろんBGMだし開場してから始まるまでにご来場の方はそれぞれのタイミングでボチボチとやってくるわけで、しかも来場されると挨拶したり、お知り合い同士でお喋りしたりとかあるわけだから、耳を欹てて聴いているわけではないし、それを邪魔するものであってもいけない。
だからね、聴かせるために作るわけではないのだが、聴かせたくて作ると言う微妙な心理状態とか思考を働かせて考えるんである。

それはいわば「空気づくり」というのかな? 一曲一曲にああだこうだ言われたいのではなく、ご来場の方々にも、出演者、関係者に対しても、無意識に耳に入ってくる(中には途中で「あ、この曲好きなんだよね」みたいな可能性がある事も含めて)音楽の並びとかそういうもんの中で、その日の会場の空気ってもんにちょっと体をなじませてもらうとかね、そういうのがあるといいなってのと、まぁ自分で選曲するから、当然全部、自分が好きな曲だったりするし、その選曲の中に「テーマ」も設けて作るのでね、実はそれも含めて今回のライブはこういうアレですってものをこめていたりするので、気づくというか察知できる方がいたらそれはそれで楽しいかもなっていう事です。
あと、この作業してる間に、自分の「どんなステージにしようか?」って気分が明確になるって部分もある。

だから、BGMも含めてその日のライブ表現っていうのかな? ちょっと大袈裟だけど。
それを作る作業なんで楽しい。

もちろん、闇雲に好きな曲を並べているわけでもないし、並べた曲の歌詞や音楽のスタイルに何がしかのテーマがあるというのとはちょっと違う。そこは今年の初夢のように言語化して説明するのが難しい。

例えば、今回のBGMの選曲に関して、曲目以外はもう発表しちゃってるんでコレを例に挙げると、今回はですね、昨年のバースデーの時だったかに宗ちゃんから提案されてたのね「今度、日本語の曲で作ってみたら?」って。それまで全部洋楽だったから。
ま、自分の曲の前後に別の方の「歌詞」が分かりやすく入ってくるのはどうなんだろうというのがあって避けていたんだが、ちょっとそれで作ったらどうなるのかなってのもやってみようかなと。

なので、今回は全編日本語歌詞の、要するに日本人アーティストの楽曲ばかり。

それでね、それを決めてからどんどん絞り込むわけです。
ここでも日本語の好きな曲というだけだとそれこそ無数にあるわけで、やろうと思えば歌謡曲、演歌、ロック、フォーク、テクノとかごちゃ混ぜにあれもこれもというものを作る事もできるんだけど、もう選曲のしようがなくなるので、そこでいろいろと「縛り」を設けるのです。

で、今回は選曲を始める前に以下のような条件を設けてみた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・基本自作自演タイプのアーティストの曲
・自分が初めて聴いた時にいろんな意味合いで「グッと」くるものがあった曲。
・その曲の発表時と自分が初めて聴いたタイミングがほぼ同じもの(2曲だけ例外を許した)
・さらに、今現在の自分にとってもなにやら気持ちの合点がいくもの。
・発案者の宗ちゃんがあまり予想できないであろう曲を中心にする(さすがに長年にわたって、俺がどんなの聴いてるのか知ってる人なんで、全曲は無理だが「このアーティストは予想できたけど、この曲とは思わなかった」とかも含めて)
・誰でも聴いた事がありそうな「大ヒット曲」や「代表曲」は避ける。
・BGMという特性と色々詰め込みたいという願望から、極端に演奏時間の長いものは排除。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

大体こんな感じで自分の「選曲ルール」を設けて、ザックリとリストアップして演奏時間などもチェックして篩に掛ける。
ここでね、すごく気に入ってる曲でも極端に演奏時間が長いものに関しては却下、これは大体「5分以内」を目安にして、若干超える曲があれば別な曲で演奏時間の短いものを入れて調整するなどする。これは計算して確認したわけではないが、大体平均して4分20秒くらいになるように。まぁCD-Rに収めるのが80分限界なので、大体18〜20曲くらいに収まる形にしようと言う目安で選曲する。

同時に「曲順」も考えていく。
なので、ここでも好きな曲、入れたい気持ちはある曲だが、BGMとして並べて聴いて違和感のあるものや、今回の空気感から逸脱するものは排除。
オープン時に流す曲の並び、休憩時間はこんな感じでとか、終了後に流れるのはこの曲の後にコレが来てとか…。なので、タイム計算もする。

そんなこんなをやりながら、曲を入れ替えてみたり、曲順を変えてみたりをして何種類かのプレイリストを作成していき、もちろんいちいち通して聴いてみて、また曲を差し替えるとか、「この曲とこの曲は順序逆だな」とかやってるのがもう、楽しくて楽しくて。

そうこうしている内に、なんというか、実際に自分の曲を自分で演奏する「本編」のほうも「こういう流れにしよう(これ、説明難しい。こういう歌詞とか曲調って意味ではないのです)」とか「こういう心持ちで行こう」みたいなものの焦点も定まっていく。
まぁ聴く側にとっては大体いつも通りの辻であることに変わりはないんだけど、演者の立場としてね。

これね、こういう「絞り込むための条件」ってのをつけて選曲してプレイリスト作るのってさ、なんというか「自己診断テスト」みたいな感じで、自分でもあんま自覚してなかったような、自分の現在の気持ちやら思考みたいなもんの「色模様」というのかな? そんなものがなんとなく分かって面白いよ「あ〜、今の俺って80分に要約すると
こんな感じなんだ」みたいな。

そんなわけで今回は、上記の条件に乗っ取って、1975年から2017年に発表された楽曲を年代は無視して並列に取り扱ってみた。
コレはバースデー用ってのもあるからね。今回はそんな感じ。

これが、別の企画で複数の演者さんとやるものだったりするとまた多少意味合いを変えるんだけど、作業の方法としては大体このようにして作っている。

まぁ、最初の方でも書いたけど、所詮はBGMでただその場で流れている音楽なんで、ふわっと聴き流していただくのが一番いいのであるが、ライブの大事な要素としても楽しんでいただけるようにと思って作ってもいるので、興味のある方は開場時間に来ていただいて、耳を傾けていただけるとよろしいかと存じます。

引き続き、予約もお待ちしております。

よろしくどーぞ。



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〜今後のライブ予定〜

※いずれもご予約は【contact】をご利用ください(入場者数に制限がありますので、お早めに。)→https://www.kurageya.net/contact



2023.1.21(土)
【バースデーワンマンライブ】
会場:フライアーパーク
(札幌市豊平区平岸4条7丁目)
OPEN 19:30
START 20:00
料金:2000円(別途ドリンク代500円)
出演:辻正仁
バースデー2023



2,11(土)
詳細未定

2.24(金)
詳細未定

3.11(土)
​【東日本大震災チャリティーライブ・500L Vol.38】
 円山夜想(札幌市中央区南1条西24丁目 ヴィンテージビル地下)
詳細未定



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あっさりした新年のご挨拶と、くどいくらい長い『紅白歌合戦』の感想





明けてましておめでとうございます。

本年もよろしくお付き合いのほどを、よろしくお願いします。


え〜と、大晦日のワタクシはこれでもかというくらいに年越し蕎麦をくらい、しっかりと年を越した。もう再来年まで越しちゃうんじゃないかって勢いで。

あとは昨年同様、デカイ風呂に浸かりながら年越しの瞬間を迎えました。
たったそれだけのことで、もう何日も非常にのんびりと穏やかな気持ちで寛いでたかのような錯覚に陥るという、めでたい体質。

さて、毎年の恒例、『紅白歌合戦』の感想。

今回はですね、ず〜っと面白かった。
どうなんだろうね? 演歌が少ないとか、どこの誰なんだかわからないって声もあるんだけど、前にも書いたけど、そういう色々な意見(演歌が多けりゃ多いでどうせ「若者にとっては魅力がない」とか言うんだろ?)を踏まえた上で番組を制作すると、いまやってる「紅白歌合戦」になるだろうと思うのね。

観てる人の個人個人の趣味趣向から言えば全編通して満足できるって事はないと思うんだ。それはオレの若い頃からそうな訳で。
今や、年寄りと言ってもロックやフォークで育って、演歌を全く受け付けない人もいるし、若い人たちに人気があると一括りにできる若い人たちの音楽もない(ダンスミュージックなんて全く知らないとか、アイドル一筋ですとか、いわゆる「多様化」ってやつで、同じ世代であれば必ずみんな歌えるなんていう図式は成り立たないでしょ?)。

だから、好みの範囲が広いってか、僭越ながらオレみたいに演歌だろうとクラブミュージックだろうと節操なく聴けちゃう人間からすれば、楽しみどころは満載なのよ。
自分の好みじゃなくても「あ〜、最近の若い人はこういうのが好きなんだ〜」と思ってそれはそれで興味深いし。
サウンドや実演スタイルが違ってても、歌の内容自体はそんなにみんな変わらんしね。踊りながらやってるか、楽器持って演奏してるか、着物で歌ってるかの違いくらいで。

それで今の時代、テレビそのもののニーズが昔よりなくなってるし、大晦日だ正月だって言ったって、家族が揃って家に居るとも限らんし、若者だ年寄りだって言っても、その若者の間だけでもそれぞれの好みによって興味を持つ対象は違う(アイドルだったりK-POPだったりロックバンドだったり)んだから、紅白に対する批判自体がオレとしては「いつの時代の感覚だよ?」って思っちゃうんだよね。

「視聴率が落ちた」ってのも、「じゃあ、この時代において何%であれば文句がないんでしょうか?」ってのを根拠を上げて提示しないと成り立たない批判だと思うし。
視聴率が落ちてるのは番組の質が低下したのではなく、視聴者のテレビ全体に対する関心や需要が減っているからであって、紅白が「大晦日にやるテレビ番組の中で、一番多くの国民に視聴されている番組」であることに変わりはない。

話を今年の紅白に戻す。

まずは、進行と構成が良かったよね。ほとんど余計な余興がないし、審査員とかの芸能の仕事に慣れてないアスリートとか文化人に辿々しいコメントさせる時間もそんなに作らなかったし、これは20年くらい前から言ってたけど今更「赤だ白だ」ってごちゃごちゃ形骸化した争いの場面も設けなかったし(出場歌手にもそういうコメント求めないし)。

で、これは結構評判良かったみたいだけど、司会がこのテンポにあってたよね。で、おそらくはほぼ台本があるんだろうけど茶番じみた会話もなく、ネチュラルな感じで進めてたのはお見事でした。
途中で一個あからさまなしょうもない茶番があったけど、コレも大泉くんが段取り終わった後で「なんだこれ?」みたいな笑いをかました事で「しょーもない茶番でございます」ってのをちゃんとエクスキューズつけて始末してたのが「ちゃんと視聴者感覚だな」と思えた。橋本環奈さんの進行を踏まえつつ楽しく喋れて歌も踊りも要所でこなすという活躍に隠れがちだけど、この大泉くんの振る舞いは地味で自然に流れてしまう小さな事だが、大きなポイントだと思う。

もう一人の櫻井くんも含めてだが、進行役も時折演者として歌える踊れる芝居ができるというのが、音楽バラエティーショーとして素敵だ。そういうの観たかったもん。
それで、今回はその辺の演出というか構成がすごく自然にできてたと思う。

ま、サクサク進むテンポで1曲ごとの「余韻」が足りないかなって部分もあったけど、トータルのテンポとして今回はコレで行くってのがあったんだと思うのよ。
選曲も含めて「明るく楽しく元気なるように」ってコンセプトで「しみじみ味わう」はちょっと置いていくというか、そこはそういう曲をやる演者にそこだけ任せたみたいな。

さて、気になった出演者個々の雑感を取り上げると、まず演歌のけん玉の人。
この人のせいではないが、今回ほぼ演出を含め「音楽そのものの中で楽しむ」というものの中で、この人だけ割食ったなと思ったのね。全然歌が入ってこない(笑)。
これはまぁ、この人はこのコーナーがあるから毎年出れるんだろうし仕方ないけどさ(それにしても、あの企画を期待してる視聴者ってどのくらいいるんだろう?)

山内圭介は昨年の「有楽町で会いましょう」が全然合ってないなと思ってたので、今回のように「キツネダンス」とのコラボとかで、リミックスが入ってこういう軽い曲をやるってほうが楽しく観れたな。多分、この人は演歌界ですごい人気だけど、まアイドル的人気だし、この番組では「企画要員」なんだろう。
こういうハマる企画で出てくれると全然アリだ。

あと演歌勢だと水森かおりは調子が悪かったのか? それともあれがデフォルトなのか?
オレの耳には全出演者の中で一番「歌えてない人」に聞こえた。

なんせ、昔と違ってロックやポップスやってる若い出演者も皆さん歌唱技術が高いし、ダンスグループの2組くらい「口パクかな?」と思ったのいたけど、それはもう歌唱力とか歌を聴かせるではなくてエンタメとして、どっちがいいもん見せれるかで選択してる事だから、個人的にはそれがダメとも思わないのね。
なので、歌唱力で勝負するはずの人が(それでも上手いのは上手いんだろうけど)、そこで他の出演者と比べて聞き劣りするのはちょっとね…。

天童よしみは、そこいくと変な演出も物ともせず、それも吸収しちゃってちゃんとど真ん中に歌があるな〜って。
で、坂本冬美は別格であった。
今回はひばりさんの歌って事もあったけど、歌すげぇ上手いのに「ワタクシ」を一切入れてないように感じたのね。オレ、ある歌の上手い演歌歌手に関して結構前から「どの歌聴いても、”オレの歌上手いだろ?”って歌ってるようにしか聴こえない」って言ってるんだけどさ、その真逆。
完全に私心のない歌というか、ちょっと語弊のある言い方なんだけど「楽曲を伝える触媒」と化していて巫女さんかと思った(笑)。

石川さゆりは毎回「天城越え」か「津軽海峡冬景色」なんだけどさ。こうして毎年毎年そのどちらかを年に一回、何10年か聴いてると、キャリアを積む中で同じ歌の表現の仕方の変遷がわかって面白い。昔は思いっきり気持ち込めたような歌い方してた部分を、サラっと歌う事でゾっとするような情念が伝わってきたりとかね。

K-POPが多いってのもなんか批判されてたみたいだけど、全然気にならんかったけどな。ダンスうまいし、歌もちゃんとしてるし、曲が面白いし。K-POP排除したとして、この枠に誰を入れればいいんだろう?
それに付随してジャニーズとかなんとか48みたいなグループも全然いいけどね。華やかだし、ジャニーズってなんだかんだ言ってもやっぱりショーとして質の高いものをやってると思うし、さっきも書いたけど曲は全然シンガーソングライター系の人とかとも内容変わらんというか、そういう人たちが提供してるし。(まぁ、誰がどこの誰なんだかはさっぱり見分けがつかないお年頃なんだけど)。

で、こういう踊れる出演者が多いと、さっきの山内圭介とかさ坂本冬美のステージとかでも、セカオワの時でももすっと出てきて場を盛り上げて、しかもちゃんと見せれる事をやるから、豪華絢爛で楽しいなと思ったよ。
昔は演歌の人のところに、ロクに踊れもしないアイドルがぞろぞろ出てきて、案の定踊れてない日本舞踊みたいなのをやってて「ヘタクソだな〜」って思ってたんだから。

こういうのとかさ、昨年のMISIAの時に藤井風が参加したりとか、今年はVaundyがプロデュースした女性コラボに混じるとか、すごくキチンとした締まりのある共演があるのがいいなと思う。

ん〜back numberに関しては、オレ彼らが人気だってのはしってるけど、内容知らなかったのね。で、今回聴いてみたら「ロックのフリしたニューミュージックじゃん」って感想なんだけどさ。正直「尖りのなさ」が個人的には好きじゃないけど、まぁ今の時代には受け入れられやすいのかなって。
それも含めて、今回出た若い人たちの曲全般的に、一時期から比べて歌に「情緒感」が戻ってきてるんだなって気がした。なんか若い人たちの間で往年の歌謡曲が人気だっての聞いて「ほんとかよ?」って思ってたけど、今回の紅白観ててなるほどなって思った。

だから、どのジャンルの曲でも、それこそ『天城越え』とかその辺の演歌と並べてもあんまり乖離した感じがなく聴けたのかなって気もする。
マーチンとか工藤静香とかの80年代ヒットも含めてね。もちろん、本人たちや曲いいってのもあるんだが(工藤静香はどーだろうね? 娘との共演って味付けありきな気がしたけど)、この並びだから違和感なく入ってきたってのもあると思う。

あと、篠原涼子は別段なんの興味もない人なんだが、妙に妖艶だったので、なんかありがとうございます(笑)。

ちょっと前まではさ、歌の中の情報過多で、最近の曲は情緒感がないな〜って気がしてたのね。歌ってる人は感情込めてるんだよ。で、そうであるが故に神経症的に聴こえてくるので「若い人たちにとってはそういう時代なんだな」って思ってたんだけど、今回の出演者の曲聴くと、うまい具合に抽象度が高くなってしかも歌唱が安定してるんで、もちろん視点や価値観は異なるし、アプローチも違うけど、情緒ってものは味わえるなって。

セカオワも以前聴いたのが感性が内向きというか自己完結的で好きになれなかったんだけど、今回のはその鋭敏な感性がポップで外向きに展開されててちょっと好きになったし。
こういうのは流れってものがあるんだろうね。

大概の曲に、それこそ子供の頃に聴いてたような歌謡曲のエッセンスが「風味」として感じられたな。あの『鬼滅の刃』の歌の、最後の「残響」って一言の持って行き方とか歌い方とかは、ロックからダイレクトに来てるんじゃなくて、歌謡曲を経由したキメだなきっと。

藤井風なんか情緒通り越して情念だからね。それをあんなふうに洒落た曲で英語や言葉遊びを交えながら歌えるんだもんな〜。オレがロックだニューミュージックだってやりはじめた頃ってのは、まずそういう「演歌的なるもの」とか「抒情性」とかの否定から始まってたからね。

ちょなみに、ワタクシの今回のベストパフォーマンスはその藤井風でした。そういう楽曲だしね。一番歌舞いておった。ゾクゾクしちゃった。
今回は出なかったけど、椎名林檎もしくは東京事変との並びで観てみたい気がする。

で、今回オレがこんだけ面白かったのって、その若いシンガーソングライター系とかシンガー系の人たちがさ、名前と曲が一致してないけどほとんどオレのサブスクで入れた人たちだったのね。
自分からはもう積極的に若い人のを聴くって事はないんだけど(藤井風とVaundyは知ってから、アルバムチェックしたけど)、どっかコンビニとかカフェとかで流れてて、「ん?」って思ったら、アプリ使って曲を検索して(便利な世の中だ。昔は店員さんに尋ねたり、有線放送に問い合わせたりした後に、自分の足でレコード屋さんを歩き回って探したもんだ)、聴いてたりするのね。まぁ1回2回は。それで気がついたら結局いつの間にかヴァン・モリソン聴いてるんだけど(笑)。

だから、ある意味「世代を超えて楽しめる人達」だったわけだよね。
それで、あのテンポであの司会者で音楽バラエティーショーだったんだから、そりゃ楽しい。

細かい残念はユーミンの「AI技術を使った云々」ってやつ。
確かに使ってるんだろうけど、あれ、予算のせいなのか技術力の差なのかはわからないけど、今ならもっと精巧にリアルなものできるはずなんだと思うんだよね、なんか技術の進歩に危機感を覚えるくらいに。
前に美空ひばりの見たときも思ったけど。画面で見てる限り「良くできてて立体的に見えるアニメ画像」止まりで残念。
『アバター』公開済みの世の中でアレを見せられても「う〜ん…」ってなっちゃう。

あとかっこいいなと思ったのが、あんだけダンスグループがキメキメのダンス踊る中でkinkikidsの二人がサラッとした力の抜けた「振り付け」でやってるのが妙に貫禄あってよかった。やってる事は難しいんだろうけど、おじさん的にはなんかほっとして観てられるみたいな(笑)

あ、もう一個苦言というか、福山雅治の「桜坂」はなんか気合入りすぎててネットリしてなかったか? あれ、もうちょっと淡々と歌ってくれた方がじんわりくる曲だと思うんだが、どうだろう? 供給過多でもたれちゃう感じ。「ごめん、食べきれなくて二切れ残しちゃった」みたいな。
これも石川さゆりみたく、いろんな変遷を辿っていくのかな?

安全地帯は堂々の演奏だけでさすが感のあるまさに「特別枠」だったな。

あと個人的にグッときたのは、ダチョウ倶楽部と有吉が出てきた『白い雲のように』のね、あのサラッとして笑いながらやってる感じ。
上島竜兵の映像がNHK的に使えないものばかりって可能性もあるけど、おそらく演出する方としては「上島さんへの想いを込めて」的な事はやりたかったはずだよね、普通に考えて。
導入の時にそのことを強調して触れるとか、歌ってる背景で写真やVTR流すとか。

それをしないで、だけどちゃんと本人たちの口から明るく言葉にして、有吉の歌ってる表情とかが全部を語ってるようなね。で終わったら手を合わせながら、でも笑いながら「上島も喜んでおります」って、「ネタ」として扱って終了な感じとかが、芸人冥利だな〜って。泣けたな。

それと、加山雄三の終わった後の黒柳徹子とのやりとり。
そんなに交流があった気もしないけど、ベテランどおし同じ世界で長い事過ごしてきたお二人で「もっと観たいです」「いやぁ、もういいよ」で去っていくってのが、素敵だった。

で、最後に、桑田佳祐企画のあれね。
うん。まさか佐野元春が紅白に出る事があるなんて夢にも思わなかった。Charはまだ、誰かの後でひょっこりギター弾きに出てきたりして「あれっ」て事はある気もするんだけど。

で、加山雄三への敬意を込めた前段ってのもらしいなと思ったし、その前の寸劇も含めて、アレに元春が参加しないのも「らしいな」と思った。

ま、寸劇は「やらない」って言ったんだろうね(笑)。ここでファンとして佐野元春っを良く知らない方に伝えておきたいのは、全然気難しい人じゃないし、ちょっと独特だけどユーモアもたっぷりな人なのよ。でも、テレビの枠内でのそうゆう芝居っけのあるやりとりとかはさ、できない人なの。気難しく「そんな馬鹿げたことには付き合えない」とかじゃなくて、恥ずかしいしヘタなのわかってるから苦手なの。

だから多分、袖でニコニコしながら見てたんだと思うんだよね。

で、加山雄三の曲に参加しなかったのは、他の人たちは年代的に子供時代に加山雄三に憧れてたりとかあったんだけど、佐野さんって多分、まったく通過してないし直接的な影響受けてないの。その時代の歌謡界全般に。それを一緒にやっちゃうとそれは嘘じゃん。
だからああいう形になったんだろうね。

で、軽音部の部室的なセットでさ、ツェッペリンのジャケットが置いてあったりってのは多分、レコーディングとかMV撮影した時とかに、話題になったたりしたんだろうね。それと真っ赤なタオルがあったのは、アレは多分、桑田のアントニオ猪木への哀悼の意だよね。丁寧に作ってるっていうか、語らずに語るものが配置されてるなって思った。多分、見逃してる中にもまだなんかあったと思う。

ん、曲自体はね。悪くはないってかいい曲だとは思うけど、この曲発表される時に、もっと違うものを想定してたんだ。聴く前に。
このメンバーでやるんだからもっとワイ雑なロックンロールでアグレッシブに不謹慎と言われそうな表現でやっても良かったのではないかなと。そういうのを期待してた。せっかくなんで、野口五郎とCharのギターバトルなんかも織り交ぜて。
もう批判されようと「これがオッサンの育ってきたロックだ!」ってのをやるか、老獪に飄々と颯爽とした感じのものをやるか。ちょっと不遜で不良な音がほしかったんだよね。

だから、曲はアレなんだけど、まぁ実際に揃って演奏してる様を観てると「こういう時が来るのは素敵だな」とは思える。ま、先にMV見ちゃってるから、紅白で特別になにか思ったってのはないんだ正直。

ん、あとはMISIAに関しては言うことございません。来年は大トリでお願いしたいってくらいかな。

全体的なことに戻ると、ちょっと見落としてる時間もあったんだけど、紅組白組の勝敗に触れたのって、多分、最後の集計の時だけだよね?

それももうスッキリしてていいなって。最後だけ唐突に「どっちが勝つか?」ってやってたけど、全編通して対決ムードはあえて排除したし、テーマが「Love&Peace」って打ち出してたけど、それでなんか教条的なメッセージ入れるでもなく、多分それは全部、空気で伝えたメッセージだったよね。そう言うのも一個一環してて好きだった。

随分前から言われてるし、オレもたびたび書いてるけど、もう男女に別れてどっちが勝つかを競うという形式自体はまったく時代にそぐわない、そぐわなくなってからも10年は経ってるであろうコンセプトなんで、もうお飾りでいいのよ。観てる方だって気にしてないし。
ただ大晦日にやる音楽番組として『紅白歌合戦』って名前は残しといて、伝統的に続く番組であって欲しいなと思う。
そんであと何十年かしてすっかり対決の構図がなくなっても歴史を振り返る時に「最初は男女の対決形式でやってました」って紹介するようなさ。
例えば『ドラゴンボール』って漫画だって最初の『七個(だったかな?)揃うと願い事を叶えてくれるドラゴンボールを探し集める物語』ってコンセプトで始まったけど、全然関係ない話になったじゃん。でも『ドラゴンボール』ってタイトルで続いたじゃん。しかもおそらくドラゴンボールにまつわる話じゃなくなってからの方が長い。
んで武道の対決だったり、宇宙人との対決だったり、前の物語の流れを受け継ぎつつ都度要請に応じて内容変えて行ったりしたじゃん。

そういう事でいいと思うんだよな。そうやって徐々にスタイル変えていけば。

俺としてはね、またいろいろ批判は出てくるんだろうけど、そこにあんまり右往左往しないで今年の大晦日もこのスタイルでやっていただきたい。
で、シレっと「どっちが勝ったか?」も一切やらずに終わったら面白いのになと、期待している。

それよりもなによりも、こんだけ一生懸命『紅白歌合戦』を観てる自分にびっくりしてる。




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〜今後のライブ予定〜

※いずれもご予約は【contact】をご利用ください(入場者数に制限がありますので、お早めに。)→https://www.kurageya.net/contact



2023.1.21(土)
【バースデーワンマンライブ】
会場:フライアーパーク
(札幌市豊平区平岸4条7丁目)
OPEN 19:30
START 20:00
料金:2000円(別途ドリンク代500円)
出演:辻正仁
バースデー2023



2,11(土)
詳細未定

2.24(金)
詳細未定

3.11(土)
​【東日本大震災チャリティーライブ・500L Vol.38】
 円山夜想(札幌市中央区南1条西24丁目 ヴィンテージビル地下)
詳細未定




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初夢はいつ見るか?




さて、今年もたくさんの方にお世話になりました。
多少の方にはお世話もしたかもしれない。

なんだかんだと、おかげさまで嬉しい事が結構あった一年だった気がする。

いずれにしても
関わってくれたり、関わらせてくれたりして、ありがとうございます。

あまりクドクドと感謝の言葉を書き連ねるのもガラではないし、なんか書いてると自分の感情に酔っちゃう気もするので、色々と思いをこめつつやはり

ありがとうございます

とだけ記して、甚だ簡単ではございますが、ご挨拶とさせていただきます。

今年の出来事を振り返ってみようとも思ったけれど、書き出す前に自分の中に改めて意識して、そして胸に納めてしまったので、それもまぁいいか。

それよりは、来年もどうぞよろしくお願いします。
また何か楽しい事ができればいいなと思っております。
数年前から頓挫している事も、少しは先に進められたらいいなとも思っております。
あと、働かないで金持ちになれたらいいなとも思ってます。

今日はこれから、2日ほど世俗を離れて過ごそうかと。いや、紅白とかは観るけど。

で、楽しみなのは「初夢はどんな夢か?」なんだけど、そもそも初夢というのはいつ見るものなのかがよくわかっていない。

と言うのは、諸説あるらしく
①大晦日31日の夜から、元日1日にかけて
②1日から2日にかけて
③2日から3日にかけて
というのが、土地や家によって異なる慣しになっているらしい。

付け加えるなら、昼寝した場合はカウントされるんだろうか? という疑問もある。

子供の頃にどう教えられたのか定かじゃないのだが、数人の大人から、やはりそれぞれの見解を聞いていたような記憶がある。

で、これまではなんとなく自分の判断で
②1日から2日にかけて
を採用してたんだが、これだと目覚めたら何も覚えていない事もあるのだ。
そりゃ、段々と起きてる間も何があったか覚えてられないお年頃になってきたから、仕方ない。

なので、新しいルールを策定しました。

《31日夜から3日の朝にかけて(昼寝も含む)の間に見た夢で、目覚めても記憶に残っている中で、一番面白かったやつ》
と言う事にする。もうガバガバなルールだ。

なんか、内緒にしなくてもいい夢なら、来年紹介します。

さて、来年も対外的な音楽活動は、1月21日、フライアーパークでのバースデーワンマンからスタートです。

ま、本当なら「フラっと立ち寄ってね」とか言いたいところなんだが、このご時世で座席数に制限があるんでね、来てくれる方は事前に教えていただけると助かります。

ぜひ、ご予約をお待ちしてます。


当日のBGMもワタクシが選曲します。ステージのセットリストも含め、すでにちょこっと手をつけてるんだけど、セットリストの最終決定は多分、前日になるかな?

でもある意味、これをやりはじめた時からオレの中ではバースデーライブは始まってるんだよね。
既にに楽しませてもらってます。

で、セットリストを考えるにあたって、ちょっと参考に今年のライブで何を歌ったかリストアップしてみた。こう言う時に、ブログに記録を残しておくと便利だな。

まずは、オリジナルはこんだけあった。ちょっとビックリ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
HappyBirthday!
ドキドキしちゃうな
理屈じゃないんです
それは三月

路肩の花
君は知らない
平岸4条7丁目12番10号

夢なんてなくてもいい
はなれていたって
奇跡の気分
ソファー
Hone’o Late Musquene?
求愛ラプソディー
自画自賛
座右の銘
素敵な君の歌
どこまでゆけるかな?
ウキウキライフ
楽な気分で
眠れぬ夜はサザンを
単純なもんさ-男の子の歌-
あの歌を聴きながら
理由はいらない
神様の調べ
夕暮れ流浪
こころ
帰り道
情熱
どこかで誰かが泣いている
川は流れる
好きだと言えればよかった

人生の折々に
オレは愛を持っていないんだろうか
おぉ、陽光
空に告げる
月光の往来
そこから飛んでみろよ
お大事に
あの月が今夜も
流れ星
月明かりの歌
カゲロウ
君に愛を
笑おう
夕立
まるで詩のように
今夜 月の下で
三日月のかんざし
ワルツ
螺旋の放浪
月の宴
嘘とためいき
ララバイ
Row-Row Ho-Row
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


んで、どなたかに提供したやつをセルフカバーしたのが
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
音楽のあるところ(高井麻奈由と辻正仁)
空を見上げて(Tomomi)
太陽が眩しくて(Thank you sun scene)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
の3曲。カッコ内は、提供したお相手ね。『音楽のあるところ』は提供っていうか、麻奈由ちゃんとのユニット用に書いたんだけど。

そして、今年はカバーライブにも混ぜてもらったりしたので、カバーも例年より多かったかもね。これのカッコ内はオリジナルの方です
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Jealous Guy(John Lennon)
ありったけのコイン(ストリートスライダーズ)
イケナイコトカイ(岡村靖幸)
私の願い(オフコース)
声の限り(高井麻奈由)
上を向いて歩こう(坂本九)
あふれる熱い涙(RCサクセション)
酒と泪と男と女(河島英五)
DESIRE-情熱-(中森明菜)
満月の夕(HEATWAVE)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
選曲に「傾向」というものがないな(笑)

そんな事をやっているうちに、そろそろお出かけの時間だ。

みなさま、良いお年をお迎えくださいませ。







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〜今後のライブ予定〜

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2023.1.21(土)
【バースデーワンマンライブ】
会場:フライアーパーク
(札幌市豊平区平岸4条7丁目)
OPEN 19:30
START 20:00
料金:2000円(別途ドリンク代500円)
出演:辻正仁
バースデー2023



2,11(土)
詳細未定

2.24(金)
詳細未定

3.11(土)
​【東日本大震災チャリティーライブ・500L Vol.38】
 円山夜想(札幌市中央区南1条西24丁目 ヴィンテージビル地下)
詳細未定





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締め括った。ゆる〜い空気で


500L37_2.jpg



昨夜はワタクシの年内最後のライブ。
そして今年最後の【500L】。
それでもって会場の円山夜想の年内営業最終日。

ご来場の皆様、関係各位、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。

昨日は午前中に音楽処にご挨拶に伺いまして、その後で立ち寄ったカレーうどん屋さんで嬉しい出来事があったり、ライブに出かける間際に間抜けな話があったり、山へ芝刈りに行ったり、川に洗濯に行ったりして、結構ライブ前にもエピソードが盛り沢山だったのだが、とんでもない長さになるので省略。

ライブの話だけでも書きたい事が結構あるのよ。

個人的には、今年の自分の締め括りとして非常に気持ちの良い締め方ができたなと思うし、11年目となった【500L】の締めくくりとしても、楽しく満足できる形で終える事ができたなと。
要するに面白かったのだ(笑)

ご来場の方々も皆さんにこやかに元気に帰路についていただけたようだし、出演者も関係者もニコニコ。店主・本間健二に至っては、上半身裸になり、自分でそこに油性マジックで落書きをするという、彼にとって最高にご機嫌な時に行う行為がまだ全部終わっていないうちから発動していた(笑)。

実は、出演者を発表する直前まで、asahiが出る予定だったのだが、急遽札幌を離れるってことになってね。移動のスケジュール的にちょっと難しいと言うことになって。拠点を移して、落ち着くまで少しの間だけ活動をお休みするらしい。
この【500L】に大きな思い入れを持っている人なので、ちょっとでも顔出せないかなって思ってたら、終了間際に来てくれたんでね。「しばしのお別れ」の挨拶もできて良かった。

で、今回は発表後っていうかこれまた直前になって、予定してた中田君も出演ができなくなってしまいまして。
非常に急遽で前回も出演した黒田雄亮に声をかけさせてもらったら、快く引き受けてくれた。で、なんか最近トライしているジャズの曲なんかもやってくれたりしてね。
あと、もう10年前くらいかな?新曲として『うたかた』を初めて披露した時にたまたまオレも出てて、すごいいい曲だなと思ってそう伝えたんだけど、以来彼はオレと一緒の時は必ずやることにしてくれてるらしくてね。
そういうのも嬉しい。

別に普段からベタベタと付き合ってるわけでもないし、口に出して何か優しい言葉を掛け合うなんて事もないんだけど、なんかこうそれよりも人のつながりとして大事なことって、例えばそういうことなんじゃないかなと感じる。うまく言えないけど。
そして前の晩に黒田くんと飲んでたという、シンガソングライター兼ギタリストの徳田雅紀くんが会場に来てくれまして。多分、5年くらい会ってなかったんじゃないかな。久しぶりで嬉しかった。



そんで、今回が【500L】初登場の観月ちゃん。
もうね、振る舞い酒があるってのが楽しみだったらしい。そういう方面で気合い十分でやってきた(笑)
リハ終わった後も「ちょっと飲む前にお腹に何か入れとかないと」って、買い出しに言ってた。

すごく良いステージでした。チャリティーに寄せる思いなどもしっかりステージで伝えてくれてたしね。
そんで、彼女の本番中に、ワタクシ振る舞い酒の一升瓶とグラスをステージに持って行きまして、彼女に酌をする(笑)。
コレね、昔よく加藤登紀子さんのコンサートであったの。
彼女が喋ってる時に、お客さんが酒瓶とコップを持って行って飲ませると、彼女がクイッと飲みまして、会場が喜ぶって言うね。最近はホールクラスの会場だとご法度になっちゃってるんだけどね。無粋だなって思うけど。

で、どういう反応になるかと思ったら、ひとしきりレポーターよろしく味とか詳細をひとしきり紹介して、皆さんにもグラスを手に持たせて乾杯の音頭をとって、ついだ分を一息に飲んでおられました。
ああいうのを「いい飲みっぷり」と表現するのだろうな。その後も平然といい演奏を聴かせておった。

こういうのを見るとオレもアルコール耐性あればな〜って思うよね(笑)


そしてワタクシは、他の二人のいいステージとか、徳田くんと再会とか、あともうひと方、久しぶりに来てくれた方がいたりして、あと自分なりに今年最後の【500L】だって事もあったりしてね。いい状態でステージに上げてもらえた気がする。
新曲を2曲やったんだけどさ、その緊張感もいい感じで作用したかも。
その新曲のひとつを頭に持ってきたんだけど、結構躊躇があったんだけど、そういう負荷をかけるの好きだかからね(笑)。こう勢いでどうこうって曲じゃないんで、そっから始めたのも自分にとって新鮮味があって良かった。


〜 セットリスト 〜

ララバイ
好きだと言えればよかった
満月の夕(ヒートウェイブ カバー)に、ちょっとだけasahiの曲を混ぜた。
Row-Row Ho-Row
どこまでゆけるかな?
ウキウキライフ

-アンコール-
素敵な君の歌
笑おう(セッションwith 黒田雄亮 観月 kenzzi)

本当は、アンコールいただいたら、出演者と本間さんを呼び込んで1曲だけの予定だったんだ。

でも本編最後の『ウキウキライフ』を始めるあたりで、お店に入ってきた方がいてね。
せっかく来てくれたのに、これでおしまいってのも気の毒だなと思ってさ。
で、しかもhide-c.のお弟子さんだって事で。

それじゃってんで、ヒデちゃんも気に入ってくれてて、自分のライブでもたmに取り上げてくれてた『素敵な君の歌』を。

そんで、最後に全員で『笑おう』をね。
500L37_1.jpg


今回、出演が決まるのにいろいろあったから、セッションは難しいかなとも思ったんだけど、【500L】ではいつの間にか、最後はみんな出てくるというアレになってるし、それなら『笑おう』なら単純な曲だしと思って前日の夜に黒田くんと観月ちゃんに音を送りまして。

二人とも確認したのは当日になってからなんだけど、あとはリハの時にちょこっと合わせて、そんで本番はオレ以外の全員が酔っ払っていい気分になってるから、一応の形にはできた。
ってか、他の二人はたびたびそう言う事を一緒にやってるんで慣れたもんなんだが、観月ちゃんの対応力が良かったのには驚いた。

500L37_10.jpg
これは何かの儀式か(笑)?

で、終わってからは、久々の徳田くんと、駆けつけてくれたasahiなども交えて、ちょっとだけ談笑を。
観月ちゃんは本人曰く「定時で(笑)」お帰りになりまして、その後しばらくして黒田くんはじめ、他の面々は、おなじく昨日が最終営業日で、締めに田高の健ちゃんとかが高齢で出てるんだけど、そこに合流しに行った。

で、ワタクシは本間さんと、久しぶりにおじさん二人で小一時間ほど話をして(特に年末らしい話もなく、まぁ、世間様の事とか映画の事とか、話終わった途端に何の話だったか忘れちゃうような他愛のない)、帰路につく。

なんか、この最後のだらしない会話が、今年の活動の締めくくりとして穏やかに緩く納められたのが、余計に年の終わりの充足感を味わえた感じがしております。

あ、その会話の中で、次回の【500L】は3月11日に決定しました。


500L37_11.jpg
しばらくぶりの徳田くんと、しばらく会えなくなるasahiも一緒に記念撮影






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2023.1.21(土)
【バースデーワンマンライブ】
会場:フライアーパーク
(札幌市豊平区平岸4条7丁目)
OPEN 19:30
START 20:00
料金:2000円(別途ドリンク代500円)
出演:辻正仁
バースデー2023



2,11(土)
詳細未定

2.24(金)
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​【東日本大震災チャリティーライブ・500L Vol.38】
 円山夜想(札幌市中央区南1条西24丁目 ヴィンテージビル地下)
詳細未定






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そもそも笑いは「痛み」を伴っている。

もともと「くだらない」ものを見て大笑いするのが大好きなんだけどさ。

最近のBPOとかでいう「痛みを伴う笑いはNG」みたいなアレってすごく嫌だ。
これ、ヘタしたら子供の頃喜んで見てた『トムとジェリー』なんかももうTVじゃ流せないのかね?

美しい音楽と可愛らしい作画と痛みと暴力に溢れた愉快なアニメなんだが…

「子供が真似していじめを助長する恐れがある」とかなんとか…。
馬鹿なんじゃないかと思う。
その馬鹿さ加減が子供に与える影響の方が心配だ。

子供の頃にテレビの真似して、大人にこっぴどく叱られりゃいいんだよ。
あとは、それをテレビでやってるタレントさん達の素晴らしさも教えてやれよ。
自分たちがそういう視点を持ってないという思慮のなさは「他者の在りように思いを馳せる」という習慣を奪う。

まぁいいや。

簡単に言うと、好き嫌いはあるだろうけど、オレは熱湯風呂だとか、タライが頭に落ちてくるとか好きなんだよね。
そういうのを画面越しに見て笑ってガス抜きできないから、人間誰しも持ってるであろう、薄暗くてジメジメしたものが解放されず、許されることもなく、そしてこうした制約ばかりが増えていく中で、その薄暗いものが増幅していくって側面もあると思うんだけどね。

テレビの娯楽番組でやってる事を気軽に楽しんだり、あるいは嫌なら黙ってチャンネル替える程度のおおらかさは持っているべきだと思う。

それはそれとして
NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』という番組で出川哲朗を取り上げた回を観た。

オンエアは結構前だったと思う。出てたのは知ってたけど、あんまりオレの界隈でその話題がなかったので、内容は全く知らなかった。まぁ、普段からあんまりテレビ番組の事話題にする相手もいないしね。

「痛みを伴う笑い」を制限されちゃったら困ってしまう代表格だ。上島竜兵氏なき今となっては、頂点にいる人と言ってもいいのかもしれない。
以前、何かの番組で、収録で腕だったか足だったかを骨折した後にギブスしたまま人前に出なくてはならなくて、その時に、ステージに登場した彼のギブス姿を見て、客席がどっと笑ったって話をしていてね。
「それで、よかった〜って思った。コレでもう何やっても笑ってもらえるんだって思えた」みたいな事を言っていたのが非常に印象に残ってるというか、ちょっと感動を覚えたんだよね。

で、今回観た番組は、彼のそういう部分に焦点を当てていたのだけれど、多分、デレクターなのか主要なスタッフなのかに、彼をちゃんと理解してるのか、ひょっとすると尊敬している人がいるんじゃないのかな?
と、思えるくらい、出川氏へのリスペクトが感じられる作りだった。

特にラストのインタビュー。実に出川さんらしい場面を作っていた。これはもうねプロフェッショナルな人の姿をを伝える番組を作る人たちのプロフェッショナルさも感じられる、くだらなくて素晴らしい場面でした。
腹抱えて笑いながら、感動の涙を流して見ると言う、滅多にない体験をした。

ビートたけしが初めて志村けんの番組に出て、二人並んで風呂桶で股間を隠して素っ裸で立っているのを見た時以来かもしれない。

笑いってさ、いろんな意味での「痛み」っていうものを感じるからこそ、笑えるんだと思うんだよね。
それを「くだらねぇ」って思わせてくれるところに救いがあるのではなかろうか?

熱湯だのザリガニだのはその比喩であると思えば、そういうことでしょう?

って、理屈をつけるとそう言うことか?
でも、考えるより先に、単純に笑ってるんだけどね。考えると奥が深いんじゃないかって話。

ってか、倫理なんちゃらみたいなことやってる方々はもう少し考えて欲しい。


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〜今後のライブ予定〜

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12.29(木)
【東日本大震災チャリティーライブ 500L Vol.37】
会場:円山夜想
(札幌市中央区南1条西24丁目ヴィンテージビル地下)
OPEN 19:00 
START 19:30 
入場無料(振る舞い酒あり)
出演: kenzzzi(前説)/ 中田やすひろ / 観月 / 辻正仁
500L vol37フライヤー




2023.1.21(土)
【バースデーワンマンライブ】
会場:フライアーパーク
(札幌市豊平区平岸4条7丁目)
OPEN 19:30
START 20:00
料金:2000円(別途ドリンク代500円)
出演:辻正仁
バースデー2023


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触れてはいないが触れてきた

そうだ。
前回の田高の健ちゃんのライブの話は、SNSでつぶやた時に「詳しくは明日のブログにでも」って書いちゃったんだけど、そのまま勢いで当日に書いてしまってました。

だから、これがそうかなと思って開いた方いましたら、前回のヤツをご覧くださいまし。

で、今日はなかなか行けずにいた『砂澤ビッキ展』に行ってきた。
所謂「彫刻家」として知られた人である。

全然彫刻の事には詳しくない。

でもビッキはね、ご存知の方も多いと思うが、芸術の森の野外美術館にある『四つの風」という作品にやられてしまって好きなんである。
芸術の森ができた時には木を削った4本の柱が立っていた。野外に設置されているので野ざらしである。
で、それで完成ではなくて、その後その柱は、ビッキが言うところの「風雪という名の鑿」によって削られ、倒壊し、そこにまた若木が生えてくるというのを想定して建てられていた。
過去形にしたのは、既にもう倒れているから。

その件についてはずいぶん前にブログで書いてるので、興味があれば探してみて。

要するに「四つの風」は最終的には形を持たない作品であり、形を失う事で作品であり続けるのです。

オレね、こういうのに「詩」を感じるのよ。

んで、今日は近代美術館に行ってきまして。

一個だけ残念だったのは、作品に触れられなかった。「触らないでね」って書かれてた。

いや、「作品に触れてはいけないのは当たり前だろう」と思うと思うけど、彼はそれに異を唱えてた人なのよ。
「彫刻は触ったり動かしたりして感じるものだ」みたいな事を言ってたのね。

だから、まぁ多分ダメだろうなとは思ってたけど、ちょっと期待してたのね。
作者の意思を尊重するのならもしかしてと思って。

なんせ、さっき紹介した「四つの風」もそろそろ倒れるって頃に、補強や修復をするか否かでちょっと揉めてたんだけど、最終的にビッキの意思を尊重してるので。

まぁそれにしても。

予定してたよりもずいぶん長居をしてきた。

いろいろ面白かったし、彫刻以外にも絵画作品にもグッと来るものがあった。
絵画にしても彫刻にしても、個人的には特に抽象作品が好きだな。
いる時間の大半は「風」という作品の周りをぐるぐる回ったり、遠目にみたり顔近づけて鑿の線を一本一本辿ったりして変な興奮を覚えてきました。

ふと気づいたら、来月オレはビッキが亡くなった年齢になるんだな。
そうしたらもう一回行ってみようと思う。


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〜今後のライブ予定〜

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12.29(木)
【東日本大震災チャリティーライブ 500L Vol.37】
会場:円山夜想
(札幌市中央区南1条西24丁目ヴィンテージビル地下)
OPEN 19:00 
START 19:30 
入場無料(振る舞い酒あり)
出演: kenzzzi(前説)/ 中田やすひろ / 観月 / 辻正仁
500L vol37フライヤー




2023.1.21(土)
【バースデーワンマンライブ】
会場:フライアーパーク
(札幌市豊平区平岸4条7丁目)
OPEN 19:30
START 20:00
料金:2000円(別途ドリンク代500円)
出演:辻正仁
バースデー2023



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裸の覚悟

田高健太郎のペニーレーンワンマンライブに行ってきた。
今年で3回目だったか4回目だったか…。

毎回声かけてくれてたりもして、行きたかったんだけどどうにもタイミングが合わずだったんだけどね。
今回はですね、結果的に先日の自分のライブが飛んだ事によって、ちょっと時間的にやりくりする余裕ができまして。こういうのも何かあるんだろうね。

でもまぁ多分、会場に着くのが始まった後になっちゃうだろうなって思ってたのが、なんか色々急いでたら割と余裕で間に合った。ってかこんなにいそいそとしてるってのは、オレは田高健太郎のファンなのか(笑)?

健ちゃんとお知り合いになれたのはそんなに前の事ではない。
もう『田高健太郎」って存在がすっかり確立されてからのこと。
もちろんそれまでも名前は知っていたし、なんせいろんな方の口から評判も聞いていたし、まぁちらっとどこかの会場で見かけたり、ちょっとだけ一方的にステージを拝見した事もあって気になってたのよ。

それで、以前、地震で北海道がブラックアウトしたその真っ最中に、彼がフライアーパークの宗ちゃんに相談して、ライブをやると。多少電力が回復しつつはあった時だと思うけど、フライアーパークで、生音でやるっていうので出演できる人間を募集してるのをSNSで見かけて、その瞬間に立候補させてもらった。
前々から気になっていた人と一緒にライブができる機会っていう事もあったし、「非常に不安な状況下で心細さを感じている方たちに音楽を届けたい」という心意気に、僭越ながら自分も乗っからせてもらえるならと思ったのです。

なんちゅうんだろう? 普段のなんでもない時に「皆さんのために」とか「自分の音楽で元気になって欲しいんです」とかは言うことはできるのです。
辛辣な言い方になってしまうけれど、あえて意地の悪い見方をすれば、自分の頭の中に演出のための台本を用意していたり、その場のちょっとした空気に浸っていい気持ちになれば、ポロっと言えちゃう場合はあると思う。誰にだって。

正直、オレは自分がそんなふうに「言おうと思えば簡単に言えてしまうよな」って感じてしまう人間だから、よっぽどじゃない限りステージでそういう事を言うのは控えとこうと思ってたりする。実際にどう思っているかは内緒(笑)。

でさ、そのブラックアウトみたいに、自分が動くことすらままならないような状況になって、自分にだっていろんな心配がある中で、それを即座にやってしまえる人はそうはいないのです。
おそらく彼が考えたのは「なんとか自分が歌うことで皆さんを励ましたいという気持ちを届けたい」ってことだったと思うのね。もう、考えたってよりも、そういう衝動に突き動かされたのだと思うのです。それは本気で自分が音楽で誰かに何かを差し上げたいと思ってるからでしょう。そこに迷いがない。

これ、よっぽど自分がやってる事に覚悟を決めているか、もしくはいい意味でよっぽどのバカじゃないとやれないと思うのですよ。

そして、実際に一緒にライブやって、間近で彼の歌ってる空気を見て感じたのです。

「田高健太郎は覚悟を決めたバカだな」って(笑)

だからオレは彼のことが大好きになった。

ある意味、憧れてもいるような気がする。

アレ、できないもんオレは。

と、今回のライブを見て改めて思った。

なんちゅうんだろ? 若い頃にさ、こういうのやってみたいなと思ってたけど、正直な話「自分の性分には合わないな」と思ったことをやってるなって。
コレを自分がやると、どっかで嘘になるからやめようって思ったんだよねってことをやってるんだよね。嘘偽りない形で。だから、帰りにちょっと反芻しながら「あぁ、自分がやろうとしないで正解だったな。オレがやってたら今頃音楽やってないな」って思って非常に良い気分でございました。
「オレが嘘偽りのない形でやれるのは、今の自分がやってる事なんだよな」って、健ちゃんのライブ見ながら、自己肯定感も増した(笑)。

ん、なんだろうね。もし彼が何か自分のやってる事にたくらみを持っているのだとすれば、それは「自分のままを企みなく曝け出そう」って事なんじゃないだろうか?

だからね、彼のようなタイプの歌やってる人って、オレ実はあんまりピンとくる人いないんだけど、健ちゃんがやるとグッとくるんだよね。きっとそういうのを世間では「説得力」と言うんだろう。
そういうタイプの歌なんだよね。やっていい人とやらない方がいい人が如実にわかる。

会場にいた人たちも、本当に彼が好きな人たちだったので空気が気持ちよかった。なんちゅうの? 本人がそういう人なもんだから、みんな躊躇なく応援してる感じ。
始める前の盛大な拍手でまず涙腺が緩む(笑)

そんで、今回初めて長時間にわたって彼の歌を聴いたんだが、オレって彼の書くメロディーが好きだわ。どうしても歌詞とか歌うってか叫んでる姿に注意が行きがちになるけど、メロもいいし、今回バンドスタイルでもやったけど、そうなるともう音楽的にシンプルで豊かだってのがよくわかる。

簡潔に言うと、オレの好み。

それで、こういう大きめのステージの華やかなライティングとかが似合う人だなってのもわかった。衣装とか全然無造作なんだけどね。それで一人でアコギ鳴らして歌ってるだけでステージ映えしてるのが素晴らしい。

本人も言ってたけど「どこでやってもやることは変わらない」って。それがあるからこういうステージでも映えるし、どこで見ても彼の覚悟のようなものが、装飾なしで裸のままで起ち顕れて来るんだろうな。

スタイルは違っても、なんかいろんな部分で刺激になったというか、「大事なことは何か」っていうのを再確認させてもらえた。

このおっさんも、おっさんなりにまだ行けるはずだし、やることあるな。


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〜今後のライブ予定〜

※いずれもご予約は【contact】をご利用ください(入場者数に制限がありますので、お早めに。)→https://www.kurageya.net/contact




12.29(木)
【東日本大震災チャリティーライブ 500L Vol.37】
会場:円山夜想
(札幌市中央区南1条西24丁目ヴィンテージビル地下)
OPEN 19:00 
START 19:30 
入場無料(振る舞い酒あり)
出演: kenzzzi(前説)/ 中田やすひろ / 観月 / 辻正仁
500L vol37フライヤー




2023.1.21(土)
【バースデーワンマンライブ】
会場:フライアーパーク
(札幌市豊平区平岸4条7丁目)
OPEN 19:30
START 20:00
料金:2000円(別途ドリンク代500円)
出演:辻正仁
バースデー2023




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お大事にどうぞ

昨今『ライブが中止になりました』とか『延期します』っていうインフォメーションがあると例のアレのせいだろうって、何も確認せずに思っちゃいがちではなかろうか?

まるでこの世ににある体調不良が全てコロナのせいであるかのようである。
ちょっと文章に「ある」を多く使い過ぎてるようである。「ある」がたくさんあると読みづらいアルか?

こういういらんことを書くから文章が長くなる。
このように話が脱線するようなことがなくなると文章量も少なくなるので、「読んでいて何が何だかわからなくなる」といった感想もなくなるだろうから、もう少し読みやすくなるはずである。

話を戻そう。

13日に予定していたFOLKIEでのライブが中止となりました。
店主であり、この日は”thank you sun scene”のメンバーとしても出演予定だった松川さんが体調不良で急遽しばらく入院する事になりまして。

まぁ、ご本人も病室から色々呟いて公表してるのでここで書いても差し支えないと思うが、数日頭痛が続くので病院に行ってみたら、脳内で少量の出血が見られたって事で。
特に手術とかの必要はないようだが、二週間ほど入院するそうです。

そんな訳で、入院している間はお店の営業もないし、今月前半にラインナップされてたライブに関しては軒並み中止または延期する事になったようだ。

一人で切り盛りしてるお店って、こういう時に大変だよな。

まぁひとまずは、松川さん、無理せんで大事にならん内に診てもらってよかったよ。

お大事にどうぞ。

という事で、ワタクシの年内ライブはあと1本となりました。
多分、また新曲をご披露する事になると思う。


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〜今後のライブ予定〜

※いずれもご予約は【contact】をご利用ください(入場者数に制限がありますので、お早めに。)→https://www.kurageya.net/contact




12.29(木)
【東日本大震災チャリティーライブ 500L Vol.37】
会場:円山夜想
(札幌市中央区南1条西24丁目ヴィンテージビル地下)
OPEN 19:00 
START 19:30 
入場無料(振る舞い酒あり)
出演: kenzzzi(前説)/ 中田やすひろ / 観月 / 辻正仁
500L vol37フライヤー




2023.1.21(土)
【バースデーワンマンライブ】
会場:フライアーパーク
(札幌市豊平区平岸4条7丁目)
OPEN 19:30
START 20:00
料金:2000円(別途ドリンク代500円)
出演:辻正仁
バースデー2023

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やさぐれてみたが、最後は何故か明菜で締める

昨日はUNIONFIELDで3回目のライブでございました。
来場及び配信ご視聴の皆様、関係各位、ありがとうございます。

藤沢圭市くんは前回に続いてご一緒。
前回はグレッチのかっちょいいギターだったのが、今回は違うギターでね。ま、そっちもカッコイイんだが。
どうしたのかと思ったら、ちょっと壊れちゃったらしい。お大事にどうぞ。

あきおくんはライブ会場なんかでよく顔を合わせるし、前に一回FOLKIEでライブじゃない時に一緒にセッションめいたことやって遊んだりしてたけど、一緒のライブは今回初めてでございました。

昨日のワタクシはこんなアレで

〜 セットリスト 〜

一緒に泣こうか
嘘とためいき
酒と泪と男と女(河島英五カバー)
自画自賛
DESIRE-情熱-(中森明菜カバー)


ん、カバーライブでもないのにカバー曲で終えたのは初めてだったかも。
いや、そういうつもりではなかったんだが、その前の『自画自賛』のラストで弾みでちょっと繋げて歌い出しちゃったもんだから、なんか気持ちの流れでそのまま行ってしまえと。
楽しかった。

あとね、今回は何やろうかって考えてた時にね、最初に決めたのが『酒と泪と男と女』で、これはユニオンのスタッフやってる、なりまつえりちゃんが8月の自分の企画にオレを誘ってくれてね。で、その時に彼女が歌ったのよ。
なんか彼女的にオレのイメージがこの曲だったそうで。
で、ワタクシは作者の河島英五ってよりかは、ショーケンがこの曲歌ってるのをよく聞いてたのね少年時代に。
すきな曲でもあるし、オレがユニオンに呼んでもらえるきっかけになったのが、そのえりちゃんのお誘いだったもんで、ちょっとしたお礼をかねてやってみた。
多分、本域で歌ったのは中学生の時以来か? ってか、中学生の本域って、この歌どうやって歌ってたんだろうね(笑)?

それで、そっから「きっとえりちゃんのオレのイメージって、ちょっとやさぐれた感じなんだろうな」と思って、他の曲を並べてみたのよ。ま、若干のやさぐれ感の感じで。

これでユニオンは3回出させてもらったんだけど、全部違う曲やってるのね。
ま、ちょっとまだ出始めだし色々聴いてもらおうかと思って。「こんな曲もあるんですよ」「あんな事もやりますよ」みたいな。

そんで、年内は今回でおしまいだけど、また来年呼んでいただけたら「今度はしっとりした感じでやるから」って約束してきた。してきたのはいいが、そう言えるほどしっとりできるのかはちょっとわからん。

で、昨日はなぜかユニオンに向かっている時から本番中に弦を切るような気がしてならなかったのだが、そんな事は起こらず無事終了した。
あと、ユニオンに到着してからベルトをし忘れていたことに気が付いたんだが、ズボンがずり落ちる事もなく無事終了した。


さて、年内のライブは残すところ12月の2本のみとなりましたよ。
あと、バースデーワンマンの選曲をそろそろ考え始めてるんだが、いつの間にか会場BGMの選曲に切り替わっておる(笑)。もう楽しい。



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〜今後のライブ予定〜

※いずれもご予約は【contact】をご利用ください(入場者数に制限がありますので、お早めに。)→https://www.kurageya.net/contact



​12.13(火)  
【ストーブリーグ】
場所:FOLKIE
(札幌市中央区南6条西3丁目ニューオリンピアビル8F) 
OPEN 19:30 
START 20:00  
料金:2500円(1ドリンク付き)
出演: Haruka / thank you sun scene / 辻正仁
2022_12_13フライヤー





12.29(木)
【東日本大震災チャリティーライブ 500L Vol.37】
会場:円山夜想
(札幌市中央区南1条西24丁目ヴィンテージビル地下)
OPEN 19:00 
START 19:30 
入場無料(振る舞い酒あり)
出演: kenzzzi(前説)/ 中田やすひろ / 観月 / 辻正仁
500L vol37フライヤー




2023.1.21(土)
【バースデーワンマンライブ】
会場:フライアーパーク
(札幌市豊平区平岸4条7丁目)
OPEN 19:30
START 20:00
料金:2000円(別途ドリンク代500円)
出演:辻正仁
バースデー2023

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