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海月屋・辻正仁『短めでお願いします』

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どっちがいい?

今日一服中に初めて『We are The World』の去年だか今年だかに新たに録音されたバージョンを聴いた。

この際、録音の趣旨は置いとくとして

感想を言えば、とても聴きやすい。よく言えばね。
1人1人はそつなく歌いこなしているし、誰も誰かの歌唱の邪魔になることもない、非常によくまとめられた作品であろう。

でもね

もの足りないっす。

オリジナルにリアルタイムで感動した世代としてはね。
いや、多分歌唱技術としてはオリジナルよりも今回のメンバーの方が平均点は高いのかもしれない。
みなさん万人に聴きやすい、受け入れやすい歌い方してるし、心地よいしリレー形式で歌い継いでいてよくまとまってる。

考えてみたら、オリジナルなんてイビツと言えばイビツな作品である。
そんだけ1人1人のアクが強かった。
なんか今回のは優等生なお友達同士がみんなで仲良く、ある意味プロフェッショナルに仕上げた感がある。
オリジナルは、まさにオリジナルな看板背負っている者が集まって、自分のパートの僅かなフレーズに己をまっとうして、看板を掲げてた印象がある。決して万人受けするシンガーじゃないハズなのに何故かビッグセールスとキャリアを持った人達であった。
だから興奮も感動もした。
スティービーにスプリングスティーンにシンディ・ローパーにレイ・チャールズ、極めつけでディラン。
ディランなんか一音も正しい音程がないんじゃないか? 他の人も含め、一つの歌の中で、自分のパートは確実にその人の歌でしかないという・・・。

そんな個性的でアクの強い歌唱と、いでたち。参加できなかったプリンスやマドンナも含め、当時のアメリカのシンガーを見聞きするごとに、アメリカは変わった人の多い国だなと思ったもんだ。

ま、時代というやつなんだろうね。今はアクが強いより行儀良く楽に聴けるシンガーの方が受け入れられるって事なんだろう。

僕としては、『どうしてもはみ出しちゃうんです』って感じを持ってる人に魅力を感じるけどね。

今の若い人達は『どこに出しても恥ずかしくない』という状態。僕が好きなのは『冷静に考えると恥ずかしい』みたいな部分に魅力がある状態なんだろうね。

自分の目指す事も含めて色々考えさせてもらいましたよ。
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