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海月屋・辻正仁『短めでお願いします』

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煙草をくわえたら あなたのことを 突然思い出したから…(『交響曲』 by グレープ)

突然、さだまさしから電話が来た。

いや、夢でね。

「おう、辻? なんだオマエ元気か?」と電話の向こうからさだまさしが言う。

僕は適当に挨拶しながら、その部屋(なんか空港みたいな場所の控え室にいたんだな)を出て、待合ロビーの喫煙所みたいなガラスで仕切られたブースの様子を伺う。
そこでは、ソファーに座って受話器に話しかけているさだまさしがいて、僕は「あ、本当にさだまさしが電話してるんだ」と納得する。

さだまさしが電話をしているのを遠くで眺めながら、僕は受話器から聴こえるさだまさしの声と会話する。

「君さぁ、グレープの再結成コンサート見たいんだって?」
と、さだまさしが僕に聞く。

※若い世代の方へ
 「グレープ」とは、さだまさしがかつて吉田正美と組んで活動していたフォークデュオの名前です。

夢の中では、グレープが再結成して、長崎で大規模なコンサートを行うという事前設定があるらしい。夢の中の僕は、当然そのことを知っていて、さだまさしと話をしている。

「え、いやぁ、まぁ気にはなってるんっすよね~」
僕はあいまいに答える。実はまったく興味のない話なんだが、本人に向かって正直に言うワケにもいかず、ちょっと困る。大体、さだまさしは誰からそんな情報を得たんだろう?

「じゃぁ、来ればいいよ。チケットやるから。」
「えっと、いつでしたっけ?」
「えっとねぇ~、8月のね、19、20。どっちでもい~ぞ」

さだまさしの喋り方って、谷藤師匠に似ているな

と思うが、要するに夢の中でいろんな情報がコンフューズしてるんだろう。電話の声だって、まったく師匠そのものなんだから。

「あぁ、でも長崎まで行くの結構かかりますよね?」
「いいから、くればいいんだ。今度のすげぇから!」

と、この辺で目覚めた本日は、妙に体が気だるい。
未だ回復しない天気にうんざりしつつも、とある打ち合わせに向かい、その最中に久し振りの方から電話が入り、ちょっとした用件を持ちかけられ、とりあえず後日会うことにした。

さて、昨日と今日は先日から漠然と「こういうことなんじゃないかな?」と思ってた幾つかのことが、「やっぱりそうだな」と確認できた日であった。
今日会った人、行った場所から受ける空気とか、会話した内容、メールでの言葉…。そうした諸々のことが、僕が幾つかの事柄について感じていたことについて、「そうなんですよ」というサインを送って来てくれたみたいに、色々と符号したんだな。

残念なこともあるし、悲しかったり、腹が立ったり、イライラしたり、エゴが傷ついたり、あるいは力添えとなるようなサインだったりと、懸案事項によってバラバラではあるが、とにかく自分の感覚で確認できたのが良かったかもね。
と、いうワケで、とても穏やかな気分で、それら自分に湧き起こるいろんな感情を眺めている。


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