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海月屋・辻正仁『短めでお願いします』

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You'er Only Lonely(by ロイ・オービソン)

徒歩での移動中は、ときおり気まぐれで中小路みたいなところを歩いたりするのだが、今日の昼間にそんな場所を歩いていて、“おばあさん”と言って差し支えないであろう年代の女性に「ローソンってどこですか?」と訊かれた。 どうもどこかに向かう目印としてローソンを記憶していたらしい。
これは難しい質問である。街の中心部に近いこのあたり、僕の記憶ではローソンはそこらじゅうにあり、今尚増加中である。あと3年もすれば「街のほっとステーション」というよりは「街がほっとステーション」になりそうな気がして、なかなかほっとできないくらいである。中心部では交差点のはす向かい同士にローソンがあったりする。とにかく、何かの店舗が撤退した後にはローソンができるのだ。
と、そのぐらいローソンはいたるところにある印象なので、いざ思い出そうとするとどこにあるのかが分からない。それは場所を覚えて行くところではなく、どっかその辺歩いていて見つけるものだから。さらに、そんだけローソンが色んなところにあるので、この女性がどこのローソンを目指しているのかが分からない。ためしに、「どこのローソンですか?」と訊いてみたら、「いや、確かこの辺にあったと思うんだけど…」とのお答え。確かにその通り。自分の生活テリトリー以外のローソンというのは「確かこの辺にある」ものなのだ。そう考えて、どの方向にでもとにかく歩き出せば、ローソンはちゃんとその辺りにあるのです。
まぁとにかく、僕の記憶を手繰って最寄のローソンを思い出してみると、案の定、全方角にほぼ同じくらいの距離に位置したローソンがあるはずなので、自分の進行方向にあるローソンに案内することにした。そんで、看板が見え始めたので「あそこだけど」と教えてみると、周りの景色がどうも違うと…。目的地の住所も分からないと…。とにかく近くにローソンがあったのだと…。
そこで、再び立ち止まり他のローソンに思いを馳せてみる。「この辺、そこらじゅうにあるからねぇ…」などといいつつ周りをみると、行くつもりだったローソンと別方角、ほぼ等距離にもう一軒ローソンの看板が見える。女性はとりあえずそっちに行ってみることにしたようだが、ぜんぜん「ほっと」していない。不安一杯でローソンに向かっていった。

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