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海月屋・辻正仁『短めでお願いします』

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触れてはいないが触れてきた

そうだ。
前回の田高の健ちゃんのライブの話は、SNSでつぶやた時に「詳しくは明日のブログにでも」って書いちゃったんだけど、そのまま勢いで当日に書いてしまってました。

だから、これがそうかなと思って開いた方いましたら、前回のヤツをご覧くださいまし。

で、今日はなかなか行けずにいた『砂澤ビッキ展』に行ってきた。
所謂「彫刻家」として知られた人である。

全然彫刻の事には詳しくない。

でもビッキはね、ご存知の方も多いと思うが、芸術の森の野外美術館にある『四つの風」という作品にやられてしまって好きなんである。
芸術の森ができた時には木を削った4本の柱が立っていた。野外に設置されているので野ざらしである。
で、それで完成ではなくて、その後その柱は、ビッキが言うところの「風雪という名の鑿」によって削られ、倒壊し、そこにまた若木が生えてくるというのを想定して建てられていた。
過去形にしたのは、既にもう倒れているから。

その件についてはずいぶん前にブログで書いてるので、興味があれば探してみて。

要するに「四つの風」は最終的には形を持たない作品であり、形を失う事で作品であり続けるのです。

オレね、こういうのに「詩」を感じるのよ。

んで、今日は近代美術館に行ってきまして。

一個だけ残念だったのは、作品に触れられなかった。「触らないでね」って書かれてた。

いや、「作品に触れてはいけないのは当たり前だろう」と思うと思うけど、彼はそれに異を唱えてた人なのよ。
「彫刻は触ったり動かしたりして感じるものだ」みたいな事を言ってたのね。

だから、まぁ多分ダメだろうなとは思ってたけど、ちょっと期待してたのね。
作者の意思を尊重するのならもしかしてと思って。

なんせ、さっき紹介した「四つの風」もそろそろ倒れるって頃に、補強や修復をするか否かでちょっと揉めてたんだけど、最終的にビッキの意思を尊重してるので。

まぁそれにしても。

予定してたよりもずいぶん長居をしてきた。

いろいろ面白かったし、彫刻以外にも絵画作品にもグッと来るものがあった。
絵画にしても彫刻にしても、個人的には特に抽象作品が好きだな。
いる時間の大半は「風」という作品の周りをぐるぐる回ったり、遠目にみたり顔近づけて鑿の線を一本一本辿ったりして変な興奮を覚えてきました。

ふと気づいたら、来月オレはビッキが亡くなった年齢になるんだな。
そうしたらもう一回行ってみようと思う。


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〜今後のライブ予定〜

※いずれもご予約は【contact】をご利用ください(入場者数に制限がありますので、お早めに。)→https://www.kurageya.net/contact




12.29(木)
【東日本大震災チャリティーライブ 500L Vol.37】
会場:円山夜想
(札幌市中央区南1条西24丁目ヴィンテージビル地下)
OPEN 19:00 
START 19:30 
入場無料(振る舞い酒あり)
出演: kenzzzi(前説)/ 中田やすひろ / 観月 / 辻正仁
500L vol37フライヤー




2023.1.21(土)
【バースデーワンマンライブ】
会場:フライアーパーク
(札幌市豊平区平岸4条7丁目)
OPEN 19:30
START 20:00
料金:2000円(別途ドリンク代500円)
出演:辻正仁
バースデー2023


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