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海月屋・辻正仁『短めでお願いします』

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知り合いを観に行ったら知らない彼女らがいた(Tomoi×高井麻奈由『永遠のおと』のレアなこと)

本日は、Tomomi × 高井麻奈由のツーマンライブ『永遠のおと』を鑑賞。

前にも書いたが、クリスマスイブというのは基本的に毎年家の中で1人静かに過ごすのが習わしになっている。
まぁ、少なくとも自分から積極的に予定は作らない。

ただ何年かに一回はちょっとお誘いいただいて出向く時もあるのね。
今回も声をかけてくれたので行ってみた。
だいたいそういう時はいいプレゼントをもらっちゃったなって気分になる。もちろん今回もでした。

会場のど真ん中にステージを設置して、客席がぐるっとそれを囲む。
ステージには一台のグランドピアノと、ボーカル用の椅子が置かれ、時折ピアノの演奏を交代しながら2人で向き合って歌い、コーラスを入れ、演奏する。
非常にシンプルだけどなんか味わいが贅沢だ。

お互いのソロパートも若干入りつつ、でも基本的にはどの曲もどちらかが演奏しながら2人で歌ってた。カバー曲も交えながら(この選曲がまた良かった。意外な感じもありつつなぜか2人に合っている)お互いのオリジナル曲を一緒に歌う。ソロパートではこのライブのタイトルの元である高井麻奈由の『永遠の贈り物』をTomomiちゃんが、Tomomiの『はじまりのおと』を麻奈由ちゃんがそれぞれカバーして歌うというのも粋な演出であった。

ってかね、そのカバーの選曲も含め、やってることに一切ブレがないのですよ。
今時「コンセプト」なんて言葉は流行らんのかもしれないが、言葉でどうこう説明するんではなく、やってることで「コンセプト」が明確に伝わるっていうはその場にいて実に居心地がいいのです。

まぁとにかく

今回は久しぶりに純粋に「お客さん」として観に行った。おそらく昨年のそれぞれのワンマンライブ以来かな?
なので、いつもは割と後ろの方で座席があまり空いてなければ立ってみてたんだが、今回は「自分は客です」という意識で、結構ステージ近くのしかも双方を視界に入れられるど真ん中あたりで観させていただきました。

もうね、ホラ毎回この2人のこと書く時に「付き合いが長い」とか「始めた頃から知ってるんで」ってところから感想書くけど、もちろんそういうものはオレの中にはどうしてもあるんだけど(いつまで経っても10数年前のあの頼りなかった感じの印象があるもので。子供の頃の姪っ子の印象が強い親戚の叔父さんが、成人した姪っ子を見るたびに「大きくなったな〜」とか言うのと同じだよね)、今回は最初に一瞬2人で登場して2人の声が重なった時くらいにふといろんな事がよぎったけど、その後はもう普通に「いいアーティストのライブに来た人」になってた。

なんちゅうんだろうね?
普段、一緒にライブやったり音響やったり(よく考えたら曲提供したりとかもしてるんだった)してる人達と今目の前で歌ってる2人がどっか一致しないような不思議な感覚もあったな。まぁ喋り出すとアレなんだけど(笑)。

ん〜今日の印象だけで言うと、Tomomiちゃんはピアノが上手くなった。まぁちょっと8月に彼女の伴奏で歌った時にも思ったんだけど、今回はグランドピアノだったしいろんな事が音にしっかり現れるのでね。余計にそんな感じ。
前はホラ、正直言って弾くのにいっぱいいっぱいな感じというか「ただ弾いてます」ってピアノだったのが、「ピアノも歌ってる」って感じになってたな。カバーや麻奈由ちゃんの曲でもそうだったもんね。

で、麻奈由ちゃんはボーカルの自由度がどんどん増してくるね。
ツアーとかで回ってる経験もあるんだろうが、多分同じ曲でも毎回その場に応じて色々やれてるんじゃないかな?
歌い出しを半拍くらい遅らせるとか、歌い終わりの声の長さとか、最後の言葉の母音を強く出して伸ばさず止めるとか柔らかく流すとか…。
これは今日聴きながらふと思った事なんで根拠はないんだけど、もしかしたら麻奈由ちゃんはこういうボーカルができるようになって、昔書いた自分の曲の中に自分でも意図してなかったような「深み」みたいなものを発見してるんじゃないだろうかって気がしたんだけど、どうだろうね?

で、2人して細かいところまできちんと吟味してきたんだろうなと。
コーラス入る部分での歌の縦割りとか、声をどこまで伸ばしてどのように着地するとか、フェイクをどう絡めるかとか…。
そしてお互いの曲に対するリスペクトというか共感具合というか、そう言うものをきちんと持って自分の声で表現してるってのが素晴らしいなと思ったのです。正直、もうそこにはオレの知ってる2人ではない存在がありました。

あとね、もう一つ。
あんだけじっくり聴かせるようなタイプの曲ばかり並べて、それも一台のピアノの演奏と2人で歌うだけと言う単純極まりない構成で、よく持たせられるなと(笑)。ぜんぜん飽きないしダレない。
オレにはアレは絶対無理(笑)。

こういうアレコレって、才能だとか運だとかって話じゃないよね。気持ちだけあればいいってものでもない。
こういう事を書かれるのは2人とも好きじゃないかもしれないけど、今日2人が表現したもの全てに努力とか修練とか、いい意味での貪欲さが込められてる。

なので、簡単に羨ましがったり卑屈になって「あの人たちはいいよね」って言えるものではないし言ってはいけない。

と、いうところを尊敬する。

約半年前から準備を始めたそうで。
その前から2人で小規模なツーマンを定期的にやったり、企画が組まれてからは2人で遠征に行ったりもしていた。そもそもが麻奈由ちゃんの発案だったそうだが、どこまで考えてたのかわからないけど、こうした事前の活動があっての今日だった気がする。通り一遍の「コラボ企画」じゃなくて、呼吸も気持ちもきちんと揃ってたのは、そういう事なんだろうね。

それを見据えて事前のアレコレもやってたんだとしたら、前にも書いたが、やはり「高井麻奈由恐るべし」である(笑)

個人的には、ちょっと彼女らの曲聴いてて自分の曲の「こうしたいのに上手くいかないな〜」って部分に対するヒントをいただいて帰ってきた。
口の悪い言い方をすれば「盗ませていただく」という奴だ(笑)

もうどっちが先輩なんだか(笑)

いろんな事を見習おうと思う。

と言う事で、終演後は2人に会うとアガっちゃいそうなんで(笑)、早々においとましてきてこれを書いている。

良いイブの夜をいただきました。ありがとう。

では、これから世界中の良い子達にプレゼントを渡しに行ってきます。








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