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海月屋・辻正仁『短めでお願いします』

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オレも偉くなったもんだ(笑)


今日は師匠のとこの生徒さん達が出演するライブの音響としてお手伝い。

何世代目になるのかちょっとわからんけど、多分、ここ1、2年の間に門を叩いてって感じだと思う。基本オリジナル曲を書いて活動していこうと考えている生徒さんたちをピックアップしてるんだが、まだ曲作りの経験もライブの経験もほとんどないと言っていい段階の方々である。

実は何度かこのシリーズをお手伝いさせてもらっているので、全員以前にも顔を合わせている。鶴見直樹くんはライブに誘ったりもしてるしね。
まぁ、みなさん経験は浅いのだろうけれど、現時点で自分がどういう形でどういうスタイルで活動したり曲を書いていきたいのかっていう「指針」みたいなものはちゃんと伝わるし、それに向けてちょっとずつだったり急激にだったりと個人差はあるが、若いみなさんが良くなっていく過程を見ていると言うのは、なんとういうかこっちの精神衛生上非常に良い影響を与えてくれるものだ。

で、今回は6組出演のはずだったんだが、諸々あって急遽4組となった。
その他の状況も加味してってことなんだろうが、師匠が急遽このライブに変更を加えまして。その辺の経緯や考えなどは多分、本人のブログかなんかで語られると思うので省略すっけど、1人のステージが終わるたびに、他の出演者、お客様、音響をやったワタクシ、そして照明を担当したトクナリさんが寸評を述べるという…
もしかしたらNSCの「ネタ見せ」に近い状態なのかな?

ということで、トクナリさんは言わずもがなの演者としてのキャリアも実績も備わっている方だし、オレには一応現役で若い人たちと同じステージに立ってる者としてとか、音楽コラムとかも担当してたライターとか番組の構成やってたとかそういうスタンスから話をしろと...

それをリハの時間に急に言われてですね。
まぁ、何人かの音楽人と個人的にそういう話をしたことはあっても、一応は公開の場でそういう趣旨の集まりに参加ってのも初めてのことなんで、どーなることかと思ったが、結果良い会になったと思う。
なんちゅうか、各々が良い緊張感を持って一つの時間を共有して過ごせたと思う。

出演者のみなさんも「自分の出番に演奏したら終わり」ではなく「自分も参加してる一個のライブ」という意識で出番以外も最初から最後までいたと思うし、こちらも(もちろんいつも気を抜いてやっているわけではないのは自分の名誉のために言っておくが)真剣に聴いていた。普段なら「今回はオレは音響を手伝ってる立場だし」と思って気に留めないようにしている部分もあえて気にするようにして臨んだ。

何度かやってる会場だし出演者も全員担当したことあったんで、今回は何も持たずに手ぶらで行ったんだけどね、そういうことになったんで、リハ終わってからコンビニにメモ帳買いに行って準備(笑)。

それぞれにどういう経緯があって、今がどの段階でってこともわからないままに、あくまでも基本は同じ立場でこっちはちょっと先にいろんな経験をしてるから気がついて言えるってことを言ってきた。
何様だよと思いながら。
自分にとって良い経験をさせてもらったな。

ん〜、終わってから本人達にも言ったんだが、そもそも自分が若い頃に、上の人がなんだかんだと指摘してくるのを、内心は「うるせー、バカ」とか思いながらやり過ごしてた人間である(笑)。 
正直、こちらが指摘した事を細かなところまで真面目に気にされるよりは、「テメーに言われたくないよ」くらいの気持ちでいることが一番大事なんじゃないかって気がする。いや、面と向かっては言うなよ。おじさん傷つくから(笑)

ただ、人に何を言われても「いや、でも自分はこういう考えで、これを選んでるんだ。自分はコレをやってこういうふうになるんだ」って思えるくらいの、自分に対しての自分の根拠ってのは、自分で見つけたり考えたりしなきゃならんから。

オレが言えるのは、自分がしてきた経験や蓄えてきた知識やらなんやらを踏まえて「オレはこう感じる」ってことだけなので、それを参考にするかしないかはどうぞご自由に。

んと、最近の音楽やってる皆さんって真面目で一生懸命なんでね。みなさんこちらの言う事にきちんと耳を傾けて、真剣に考えてくれる。なのでこっちもつられて真剣にさせられるよね。今、いつもより若干姿勢がよくなっている(笑)

単に自分が好きでやってきた事に対してね、こうやって真剣に聞いてくれて、それを元に何がしかの事を考えてくれる人がいるってのは、それなりに自分もそうやって誰かの役に立てるような経験をしてきてるんだっていうを自分に対して教えてくれてると言うかなんと言うか…

おかげさまで、あなた達にそういう自信をつけさせてもらってます。ありがとう。










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