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海月屋・辻の日々

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そうなるようにできている(『会いにゆくよ』by 自分)〜新作録音顛末②〜 すげぇ長い

そんな訳で、今回の録音にまつわるアレコレの第二弾ってか、コレが本編。

前回お伝えした通り、黒田くんの活躍により、予定時間から大幅に送れて予定終了時刻あたりから録音はスタートした。

あ、普通みなさんこういう作業を「レコーディング」と言うんでしょ?
それが普通なんで、最近だとこういうスタジオ以外の場所で個人の機材使って録音してもレコーディングと呼ぶ。まぁそういう事に逆らうつもりもないし、その方が話が早いので、自分でもそのように伝えることもある。

が、個人的に「レコーディング」というと、ガッツリとスケジューリングして、ガッツリとスタッフなども揃えで、ガッツリしたスタジオで行うもののような印象があるのね。
それよりは自分のやっていることは、自分の感覚としては「録音」と呼ぶ方がしっくりくる。

英語か日本語かの違いに過ぎないんだけどね。
少年時代に、友人たちと集まって、ラジカセを前に演奏してたりした時に、「レコーディング」とは言わずに「録音しようぜ」とか言ってたもんだから、多分そのせいだと思うけど、感覚的にきちんとプロダクションされた「レコーディング」ってのよりは、ガキの頃言ってた「録音」に近い空気でやってるもんで。

で、今回の「録音」。
今まで発表してきた作品同様、これもまた「あ、こういう感じで、この人たちに手伝ってもらって作るんだろうな」ってな予感というか気配というか流れがあって、そういうタイミングが来たので「あ、今やろう」みたいな感じでやってみたのです。

もちろん「こんな感じで、こいういうふうなやり方で」って考えてる方法ってもは常日頃頭の中にあるのよ。それは「レコーディング」って感覚に近いものが。
でもそれが出来るのを待ってたりしても、いつまでたっても条件が揃わないし、それまで音源を残すことだってできない。

それよりは、そういう現状の流れの中で今できることをやっていけば、そこで得た経験とか、形にできた作品とか、そのリアクションとかで次の流れが生まれるじゃん? うまくいけばそうしたものがやがて「元から実現したい形」を実現する方向に進んでいく流れを生むかもしれない。本当にソレをやる事になってるならね。
もし違うのなら、それはそれで別のどこかへ向かえるので問題ない。

想像するのは大切なのだが、夢想ばかりして動かなければなにも始まらないと思っている。
その辺のバランスが肝だよね。

今回のはね、もう一昨年だった気がするけど、一度、人様のアルバムのインナーに入れる記事を作成する作業を二人で分担してやったんだよね。
オレが校正やらテキスト書きやらして、みゃんちゃんがレイアウトしてみたいな。

で、こういうのって文字数割り出すだけでも、割り出すための考え方から説明しなきゃならんとか、いろいろ面倒なんだけどさ、彼はほとんど説明なしに全部サクッとやってくれたんだよね。ちゃんとスキルが備わっていた。

で、その仕事の手際とか見ていて「今度自分の何かの時に、みゃんちゃんに頼もう」ってのがインプットされた。確か、本人にもそのように伝えていたと思う。

彼なら長年いろんなとこで顔合わせて話とかもしてるし、オレの最近のライブとかも見てるんで、色々とオレのことを彼なりのスタンスで理解してくれてるだろうし。

で、同じく長年の付き合いのある黒田くんがですね、これも昨年だったかに、翌日録音作業で使わなければならないって状況で夜中に「PC動かなくなった」ってSNSに投稿してるのをたまたま見かけまして。
で、オレが直接何したってわけじゃないんだけど、簡単に状況聞いて「この辺の事やってみたら?」って対応策が紹介されてる記事を教えたんだよね。そしたらとりあえず治ったらしくて、大変感謝していただきまして。
「じゃあ、そのうちオレの録音やってよ」なんて言ってたわけですよ。

そのあたりまでは、実はこっちも「そろそろ音源出しときたいな〜」程度のあれだったんだけど、本格的に自分の中で事が動き始めたのが、昨年末だったか今年の初め頃だったかに黒田くんと会った時に、別れ際に彼から「録音の件も、何か決まったら連絡ください」って言ってもらって、そこからだと思うんだよね。
PCの問題助けたっていうお礼の気持ちの表現としてただの挨拶として「録音手伝う」ってその場だけで言って場合だってあると思うけど、コレ本人ちゃんと覚えていて、やってくれるつもりなんだってのが伝わったので。

で、それからこちらも具体的に作品を録音するってことを考え出して、そっからしばらくしてからFOLKIEに顔出しに行った時に、たまたま店主の松川さんと二人で話し込む感じになって、その時に松川さんが「ウチの店も一応簡単な録音とかできるんですよ」みたいな話が出てきて、店を録音場所とかリハーサル場所に提供するってな事も考えられるねってな流れから、「じゃあ、お試しでやってみるか?」ってなところに行き着いたわけです。

その時に、黒田雄亮録音、場所はFOLKIE、撮影やデザインはみゃん@という、オレの中で諸々の要素がうまいことハマったのね。ってか、もうそういう流れでしかない。

予算はないけど、このように自分のやってきたことやら関わってきたこと、知り合ってきた人たちがちゃんと作れる条件を運んできてくれる。なので作る。なんてシンプルで幸福な人生でしょう?

話を当日に戻そう。

螺1


このような簡素な形で録音。
もちろん一発録りなので、基本ライブと変わらない。機材も店のと黒田くんが持っているもので賄う。こんなの「あれがなきゃできない、これがなきゃ嫌だ」とか言い始めたら、結局オレはイギリスのアビーロードスタジオとかに行かなきゃならん。そーではなく、あるものでできることをやるっていうのが醍醐味だ。

曲によって、店にあるギターを借りたりした。あと、多分今回自分の録音で初めて座ってやった。
立ってるとどうしても体を動かしまくるのでね。あとまったくライブノリになっちゃうとちょっとまた違うなと思って。
あと、もうひとつ、多分他の人が「レコーディング」の時は採用しないことをやってるんだが、わかるかな(笑)?
極めて非効率ってか手堅くないやりかたなんだけどね。オレはこうじゃないと逆に歌いにくいので。
効率よく録れても、後で聴いて自分に対してバレるのが嫌なんです。

螺2

で、黒田くんもきっちりいろいろこなしてくれているんだが、実は細かなところでちょいちょいあった(笑)。
ただ、最初の大きなアレがあったんでこっちも多少のことでは影響されない(笑)。その分、もしかしたら何か致命的な事に気が付いてないかもね。

そして松川さんはずっとこのような状態。

螺3

まぁ、オレがやった録音方法のために、必要な作業をやってもらったんだが、やたらと地味で疲れる仕事でございます。ずーっと真剣にやってくれていてありがたかった。

で、写真の取れ高がいいところで、予定時間を大幅に過ぎていたため、みゃんちゃんは離脱。
ジャケデザインとか構成なんかも、今回もチラッと希望する概要伝えたら全部察してくれた。「任せて構わない」ってのがこういう時に本当に助かる。オレに余計な負担一切なし。

昨夜、写真が上がってきたけど、これも心得たもので、オレの欲しいようなショットが一杯あった。

そんな感じでいざ始まれば、基本的にサクサクと進行した。実はこれも「レコーディング」にはあり得ないだろうが、オレはまったくプレイバックを確認していない。
なので、実際に使える音が取れたかどうかもまだわからない。
とか書いている時に黒田くんから一応のデータが送られてきた。
ま、これで使えないのがあれば今回は使うなってことだ。全部使えなければ、それはそれでこの文章を書いてる楽しみと、いい感じの写真と、面白く過ごせた時間が残るので大丈夫。

そして、もう一つ。

本当に終わり頃になって、普通に店に飲みにきたお嬢さんがいまして。

シンガーソングライターの観月ちゃん。

初めましてだったんだが、実は結構前からお会いしてみたかったのだ。
というのも、オレをよく知る何人かから彼女の話題が出た時に「アンタ、絶対好きだよ」とみなさん口を揃えて言うもんで、気になってなのね。音源聴いたら確かに好きだったし。で、本人どんな人だろうって。

でさ、最後の曲やる時にはたと思いつきまして、「じゃあ、せっかくなんでコーラスやろっか」って(笑)。イージーなおっさんである。本人びっくりしたんじゃないかな?

で、黒田くんと松川さんと観月ちゃんで、コーラスってか合いの手というかを。
もともと全く考えてない思いつきだったので、それ用に準備はしてないから、ちゃんと声が入ってるかもわからないけどね。
で、この曲さ、コレだけ何回も歌詞間違ったりヒター間違ったりでやり直してて、挙句一旦後回しにして最後にやったのね。
そしたら観月ちゃんが入ってきて、オレがコーラス入れようって思い立ったのよ。

これもさ、まぁ失敗は失敗だからいい気になってもらっては困るのだが(笑)、そもそも黒田くんがとんでもない忘れ物をして3時間押しってことになってなければ、多分観月しゃんが来た時に俺らは作業終わって帰ってたはずなんだよね。
で、この曲だけやたら失敗して後回しになったのは、その後の彼女が来る時間までの微調整だったわけで。

もう、今回書いたこと全部、そういう流れが自然にできてますって話ですよ。

ん、次回は録音後に改めてお近づきになった観月ちゃんの事を書く予定。



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