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海月屋・辻正仁『短めでお願いします』

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カバー曲を披露

フライアーパーク企画、カバー限定ライブ【Wonder Covers of The Night】大盛況で無事終了。

2018−11−12−2


ってなことで、カバーに関するアレコレを何回かに分けて書いてきたのも一旦最終回みたいな。

ムネちゃんの奥様、栄子さんの尽力もあって普段こうしたライブをやるお店にあまり足を運ぶ事のないお客様もたくさんお見えで、いつも来ていただいている方が驚いていたという(笑)
中には15年くらい気になっていたものの店に入るのを躊躇していた方も来ていたとかで、しかも楽しんでいただけていたようなので企画意図に沿った役目は多少果たせたのかなと安心。
更にしばらくぶりに会う音楽人が遊びに来てくれてたり、ムネちゃんとオレの昔の仕事でお付き合いのあった方が偶然にも来店されて再会するなど、なんか良い夜でした。

これで楽しんでくれた方々が、通常のオリジナルを聴いていただくライブにも足を運んでいただけるようになると、こちらも大変嬉しく思いますので、よろしくどうぞ。

さて、本番前のリハーサルではですね、まぁオレは本番でやる曲をやらないのはいつものことなんだけど、共演の黒田雄亮まで別の曲でリハをやるという、なんだかわからないがお互いにどんな曲をやるのか手の内を見せない展開(笑)。
そんで、ワタクシは多分テンション上がってたんだと思うんだが、リハ中に大して似てもいないモノマネで歌い始めて止まらなくなる。
開演前に「いっそのことモノマネ大会にしようか」という話も飛び出す。

で、さっきの「手の内を見せない」だけどさ。
なんなんだかよくわからないんだけど、カバー曲限定のステージってなると、本番まで自分が何やるか内緒にしときたい心理が働くんだな。
要するに、お客様だけではなくて共演者もムネちゃんに対しても「本番で受けたい」とか驚かせたいみたいな感じなんだと思うけど。
なので、先週黒田くんと顔を合わせた時も、お互いに歌う曲が被らないか心配して「サザンやる?(可能性として、お互いサザン好きなので一番被る可能性が高い)」とか確認する割に、曲名は明言しないという(笑)
「オレ、割と激しめのやるから」とか「あ、僕はスローなんで」とか…。

で、結局本番ではお互いにまったく予想していなかった曲で被ったけどね(笑)
コレ、普段から二人のライブ来てくれる人も「まさかこの曲で」って言ってた。

あ、とりあえずワタクシが何をやったかのセットリストを。()内はオリジナルの発表年と歌唱者名です。

〜 セットリスト 〜

さらば恋人(1971年 堺正章)
黄金の月(1997年 スガシカオ)
丸の内サディスティック(1999年 椎名林檎)
胸の振り子(1947年 霧島昇)
First Love(1999年 宇多田ヒカル)
マンピーのG★SPOT(1995年 サザンオールスターズ)
遠くで汽笛を聞きながら(1976年 アリス)
上を向いて歩こう(1961年 坂本九)
〜アンコール〜
糸(1992年 中島みゆき)

今回、曲に関しての話をしちゃうと一曲ごとに数十分みたいな時間を要するので、ほとんど何も説明しなかった。
ま、通常のオリジナルのライブの時もなんだけど、今回は選曲した曲それぞれに形は違えどもなんらかの思い入れがあったりするんだよね。
でもそれは「思いの内容」ではなくて「思いの質感」をね、感じていただければいいので、そこは歌でやれなきゃライブじゃないなってアレでね。

んで、黒田くんと被ったのは『丸の内サディスティック曲である(笑)
でも、先に出番だった彼がコレを歌い始めた時にちらっと別な曲に差し替えようかなとも思ったんだけど、でも彼はちょっとジャジーな雰囲気に仕上げていてね。
オレはいかにもオレっぽく「コードかき鳴らしてシャウトする」って方向に持ってったので、カバーライブの醍醐味として「同じ曲も演者によってこんなに違う」ってのがわかりやすくできるかなと思ってそのままやりました。

オレは椎名林檎が登場した時にえらく衝撃を受けたんだけどね(オレの周囲の人たちは、ヒットする前からオレが大騒ぎしてたのを知っている)、黒田くんも同じような事を言ってた。
で、今やこの曲は色んな人が取り上げてる曲なんだよね。
多分、スタンダードナンバーになっていくんだろうと、そんな気がしてたんだが、この一件で拍車がかかる(笑)

ん〜、なんかその想定外の曲で被ったことも含めて、今回黒田くんと二人ってのはなんかいい取り合わせでこの企画自体の面白さを出せたんじゃないかなという気がする。

ちなみに、セットリストに書いた曲以外にもってか、曲によっては途中で違うカバー曲とか入れ込んだりして、その辺も皆さんに喜んでいただけた工夫をしたんだが、それは来ていただいた方のお楽しみってことで、自分からはネタばらししません。
口コミで広がるのは歓迎(笑)

そして、想定以上に盛り上がっていただいた最後にアンコールまでもらいまして。
それで中島みゆきの『糸』をやったのね。

ん〜、何度も書いているが中島みゆきの作品って、オレ自身はおいそれと歌うことができない人で。
で、『糸』って曲に関しては本当にたくさんの人が取り上げていて、その辺のことも「みんなコレばっかり歌ってないで、中島みゆきにはもっとすごい曲がいっぱいあるから、『糸』をきっかけにもっと色んな曲を聴いて取り上げればいいのに」みたいな発言をしているのです。

で、もちろん『糸』だって名曲であることに違いはないわけで。

自分ではおいそれとは歌えない人の作品。「みんなコレばっか歌いすぎ」と指摘している。
この二つがあってですね、そうすっと自分の中で「なら、そういうオマエがこれやったらどの程度のもんなんだ?」っていう声も聞こえて来まして。

で、この企画のお誘いあった時に歌おうかどうしようか迷って、結局セットリストからは外してたんだけど、せっかくアンコールいただいたし、やめるって判断をやめてみた。
コレはもう「そういうお前はナンボのもんじゃい」ってのを自分で確かめろってことだなと。

で、オレの歌ったこの曲がはたしてどういう評価をいただけるのかは、ぜひ聴いてくれた皆さんに教えていただきたいところである。
ってのは、自分では結局「やっぱ中島みゆきってすげ〜な」ってアレだったんで。

ま、他の曲も含めてなんですが、おかげさまで当初自分の目指していた「人の曲を自分のものとして、いかにも辻なステージをやる」ってところでも、企画自体の目的に対しても、一応手応えは感じたんだけど、どうだろうね?

うん、非常に刺激的で楽しい挑戦をさせていただきました。

関係各位とお客様に感謝でございます。

そんな中、今度の日曜日にもまたお楽しみなライブ。

久々に東京から来るビードローズとご一緒。

予約していただけると助かります。

11/18(日)
【ビードローズ ニューアルバム”SUNSHINE”発売記念ツアー 札幌公演
“円山純情倶楽部・友情編”】
場所:円山夜想<マルヤマノクターン>(札幌市中央区南1条西24丁目ヴィンテージビル地下)
OPEN/18:00
START/18:30
料金 : 予約¥2500(ドリンク代別)/当日¥3000(ドリンク代別)
出演 :辻正仁 / ビードローズ (O.A 小林 嵩 / いしだこうすけ)

ご予約は、kurageyagarden@gmail.com宛に、件名を【11/18ライブ予約】とし、本文にお名前と予約人数を明記して送信願います。
またTIGETでのご予約も承っております。

https://tiget.net/events/39549   

※辻のfacebookアカウントのメッセージ、TwitterでのDMでも受け付けます。






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