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海月屋・辻の日々

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じつにおもしろい


大変遅ればせながら

今『ガレリオ』にはまって、この10日間ほどでTVシリーズの全話と2本の劇場版とスピンオフを少し観た。
TVを持っていない自分がどうやって観たのかは各々で推理するように。

なんせ放映してた頃にはもうTV持ってなかったしね。
多分、その頃観てももしかしたら面白いという感想じゃなかったかもしれない。例によって、自分にとってタイミングの良い時期に出くわしたんだろう。

そもそも、原作小説も読んでないのだ。
東野圭吾という人の小説は書店でチラっとなにかを読んだ記憶があるんだが、文体がなんとなく受け付けなかった。単純に、生理的に。ってか、これもその時の気分なんだろうが…。

でもね、多分原作読んでもそんなに面白いと思わないんじゃないかな?

シリーズを観るのと並行して、制作に関してもちょっとだけ調べて観た。
なんせ、このドラマの主人公じゃないが、気になったものは調べてみないと気の済まない性格である。

で、わかったのはドラマ化するにあたって原作にはないキャラクターが設定されており、そうした登場人物と主人公とかのやりとりとかがいい味出してるんだな。
他にも、主人公も含めてのドラマとしての人物設定(キャラ作りとかね)や演出がうまいな〜と。
まぁ日本のTVドラマとしてはね。

劇場版も映画としてどうなんだって話になるとアレだけど、ドラマの劇場版だと思えば、ちゃんとしてるな。少なくと『踊る大捜査線』みたいに破綻したところがないんじゃないかなと思う。
個人的には、ドラマと劇場版でテイストを変えているのも趣味がいいなという印象を持った。

なんだろ? 多分原作でトリックとか大まかなプロットがしっかりしてるものがあるんで、ドラマでは、その骨格を使って「どう味付けや盛り付けをしていくか?」ってところになると思うんだけどね。なのでこういう推理ものとしては脚本の段階でそういう骨格をひねり出さなくていいので、余裕を持って遊べてるんじゃないかなという気がする。
そして、多分オレはその遊びの部分が面白かったんだな。

芝居の間の取り方とかも好きだったし。

あとはアレね、主人公が感情に流されずに論理的思考をする人間だってことで、変にベタベタしたシーンがないのがいい。
わざわざ原作にない女性刑事を設定したにも関わらず、主人公と恋愛関係になるでもなく、多少のアレだけだし。

そんなに深い話でもないし、湿度も高くないしで、サラっと楽しめるのが好きだな。

って、話せばキリがないんだが、中でもちょっと感心したエピソードがありまして。

本当かどうかは知らないけど、調べてた中で、ドラマのファーストシリーズで主人公と絡む女性刑事をやってたのが柴咲コウで、セカンドシリーズはそれが吉高由里子が扮する新人刑事に替わるんだよね。柴咲さんは海外研修に赴くって事で。これ、どちらも原作にはない登場人物なんだけど。

で、それを提案したのが柴咲さん自身だったらしい。調べた中でそういうのがあった。くどいようだが、本当かどうかは知らない。
セカンドをやることになって柴咲さんが「自分の役回りを別の人物に替えたほうが良い」と言ったらしい。
なので、これを信用するとすれば本人が嫌で降板したのでも、制作サイドの都合的なもので降板させたのでもないらしい。

その証拠っていうんでもないだろうが、わざわざ柴咲さんが海外研修に行くきっかけとなるようなスピンオフを製作したり、セカンドシリーズの第一話に登場して、吉高さんに業務を引き継ぐ流れも描いてるし、主題歌も柴咲さんと福山さんのユニットで担当している。

その「相手役の女性刑事を交代した方がいい」ってのは実によくわかる話なんだよね。
その女性刑事と物理学者である主人公の「お互いに理解できない様」とか「相手に翻弄される様」とかが面白いんであって、それがファーストシリーズで完全にではないけど次第にお互いを理解していってるとか、お互いの扱いに慣れてきてる流れがあって一旦最終回でさ、セカンドはそれから数年経過してるってことだから、ある程度「慣れ親しんだ間柄」になってるから、話がドライブしずらいよね。

で、新人の吉高さんに交代して、またギクシャクした関係を起点に世界観は変わらずに鮮度も保つってことができてるのね。多分、ほかの配役を多少入れ替えたのは、役者のスケジュールとかオファーを受ける受けないはあったにしろ、この吉高さんと福山さんのコンビにシフトした観点から選んでキャスティングしてると思える。

んで、セカンドシリーズはさらに「遊び」の自由度が増したというか、吉高さんに設定したキャラクターの影響ってかでユーモラス度が上がっておる。ってかあの人、前に「蛇にピアス」かなんか観たときに芝居がいいなと思ったんだけど、なんかすごく勘の良い方なんじゃなかろうか?

あ、福山さんの役作りも好きです。
感情を出さない主人公ってのはなかなかに難しいのではないかと思うんだがどうなんだろう?

っていうですね、もう何年も前に人気だったドラマを今頃見て騒いでもしょうがないんだけどさ。

話が脱線しまくったが、その柴咲さんが「自分を交代させた方がいい」って提案したってのがね、上に書いたように交代は成功だと思うけど、本人が言い出すってのが「あ、役者さんって良い作品にしようと考えた時に、自分が出ないって判断もできるんだ」ってのが感心したんですよ。

これ、自分が演じることについてだけ考えるか、作品全体を考えるかってことでもあると思うんだけど。

これって音楽でいうと、例えばギタリストとかが「この曲なら自分じゃなくて他の人が弾いた方がいい」とか「このバンドにはオレじゃなくて〜」みたいなアレなんで、そう考えるとないでもない話かな? とは考えてみたりして。

まぁ、自分の場合で考えると、基本的に自分で歌うために曲書いてるんで、そこで他の人に歌わせた方がいいと言い出すと訳のわからないことになるんだけどね(笑)

それでも、たまに作った後で「コレ、誰か歌ってくれないかな?」ってことはあるな。
「曲として気に入ってるけど、自分が歌うと想定してたのと違うことになってしまうな」みたいな…。

とかまぁ、そういうのが役者さんにもあるんだなってのがちょっとした感心ごとでしたってのを言いたかっただけ。











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