海月屋・辻の日々

※各記事下の「拍手」をクリックすると辻へのメッセージを書き込むことができます(非公開)                                        ※辻正仁の活動情報は【海月屋info】http://kurageyainfo.blog.fc2.com/をチェック!

ほぼ無料で110分間の無駄を得る

本を読むのも漫画を読むのも億劫な事があってどうしたもんかと思っていたら、世の中は便利というかなんというか、中古屋で投げ売りされているDVDというものがあった。
レンタルよりも安いぞ。

とういう事で、TVのない我が家でもPCで再生できるので試しに映画のDVDを購入してみた。
まぁ投げ売りされているくらいだからほぼB級といっていいだろう。その割にニコラス・ケイジが主演だが。まぁあの人、日本未公開なだけで結構どうでもいいような作品に顔を出してるらしいからな。
いや、日本で公開したものだってかなりどうでもいいというか、そんなに大掛かりでもないアクションとかサスペンスとかなんだけどね。
特にじっくり観入って感動したいとか極端に興奮したりするつもりもなく、寝転がって『パイナップルアーミー(漫画です)』で¥かなんか読むような感覚というか、何も考えないために適度に興味を集中できる程度で頭を使わなくていいものを見たかったので丁度良い。

でさ、なんか飛行機ものの所謂クライムサスペンスだと思ったのね。内容の解説とかも読まなかったんだけど。

結論からいうととんでもなく酷いシロモノだった。まだ火曜サスペンス劇場の方が説得力というか、作品世界の中でのリアリティは維持できてるんじゃないかってくらいの。

とにかく脚本が薄っぺらい。カタルシスが希薄。時効気が最終的には無理やりな着陸をするんだが、一切の緊張感がない。話の中身に説得力がない。なんの解決もない。エキストラが少なすぎる。なんのために飛行機で危機的状況になってるんだか、話のテーマと飛行機内であることの必然性が何もない。
単にフライトもののサスペンス風味の話であり、それも「聖書の教え(かなり如何わしい新興宗教的な解釈です念のため)」を狂信的に信望してる人たちが世間に邪険にされてるけど、やっぱり本当だったねって話で、現実生活とバランスをとりながら生活している人たちが「私たちが間違ってました」という事らしいんだが、そんなもん現実にその教えだかなんだかが証明できなくて世間から困り者扱いされてるから作り話で「そら見たことか」ってのをやってそれでお終いみたいな。

なんだこれ?

あんまり筋立てを教えるのも営業妨害になるかもしれないから避けるけど、わかりやすく例えると「宇宙人が地球人になりすまして世界を乗っ取ろうとしている」と主張している人がいるとしましょう。
それが事実かどうかはオレも知らないけど、実証できるものはないし、証拠をあげても反論もあるしとても世間一般には認知されてないよね?
そういうことを言う人はちょっと変わっているとか、証拠もないのにとか解釈の仕方で覆されるようなものを証拠として無闇に信じているだけだと思われるじゃん?
そういう人が、「宇宙人が地球人になりすまして世界を乗っ取ろうとしている」という映画を作って、その中で登場人物に「否定してたけど、自分が間違ってた」というセリフを吐かせているだけの映画です。

なので、宇宙人が地球人になりすましている事になんの解決もないです。

それだけの為にニコラス・ケイジが貴重を務める飛行機が燃料漏れして強行着陸します。そこがこの話のメインの舞台なんだが、ニコラスさんが機内ですったもんだやっている間に世界中で大変な事になっている為に、飛行機一機の話がそれほどの重大事になってないのよ。

なおかつ、NYからロンドンに向かうジャンボジェットなのに客室乗務員が2人しかおらず、その内の一人はその事件のおかげでいなくなっている。
客もだな、出てくるの20人くらいが騒いでるだけなのよ。全然ジャンボジェット感がないのね。

結構な予算を使ってると思うんだが、視野の狭いプロデユーサーだか脚本家だか監督だかの関心のあることしか画面に出てこない。なもんで、その関心ごとが見てる方に説得力を持って伝わらないという、非常に自己満足的な一品でした。
興味のある方は是非ごらんください(笑)

なんかある意味すげえもん観たなと。
作品の足がかりにするための最初の思いつきのアイディアだけを映像化しましたみたいな。なかなか観れるものではない。
普通はもっと「錬る」作業があるんじゃないかってか、思いついた後に頭の中でだってもう少しなんか考えるだろうに。

という作品でした。

タイトルすら忘れた。
というのも、自分は二度と観ないだろうし、捨てるのも勿体無いので購入したのとは別の中古屋に売ってきた。
まぁ投げ売りされてたくらいだから値がつかなくてもそのまままた売りに出されてもいいかなと思ったんだが、ちゃんと買い取ってくれた。買った値段とほぼ同じ金額で(笑)。

中古業界ってどういう構造になっているんだろう?

こっちの方が面白い映画になるんじゃなかろうか?



スポンサーサイト

未分類 |
| HOME |