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海月屋・辻正仁『短めでお願いします』

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いつデビューすればいいのか?



『辻さん、デビューしてどのくらいなんですか?』

と聞かれた。

いや…、デビューしてないんですけど…

というか、この「デビュー」というのの定義が分かっていない。
なので、自分がデビューしてるんだかしてないんだか、今後その目があるんだかないんだかすらわからない。


えーと、自分の感覚で言うと「デビュー」というのはメジャーなrコード会社と契約して作品をリリースするとか、どこかのプロダクションや会場と契約して入場料などをいただく、人位意味での「興行」を行い、それを主な生業として収益を得る体制になって活動し始める事を「デビュー」と言うのだと思ってるんだが…。

ただ、今やメジャーに在籍してるとかしてないとかがあまり意味を成さなくなってきてるし、若い人たちなんかでもライブとかでそこそこ収益上げてる人たちなんかもいるし、なにをもって「デビューしてる人、してない人」を判断するのかがつかめない。

どうなんだろう?

たまに知り合いなんかでも「今年でデビュー何周年なんで」とか「そろそろデビュー何年になるで」なんて言葉を聞いて「へ〜」とは思うんだけど、正直、その人が何を契機に自分がデビューしたと認識してるんだか、その何年目ってのをどこから数えてるんだかもよくわからない。

もしかしたら、自己申告制なんだろうか?



なんだろう?
初めて人前でステージをやった時をデビューと呼ぶのであれば、多分中学生の時に友人の学校の文化祭に遊びに行って、教室で机をくっつけたステージに上がってギター弾いて歌ったのが「デビュー」になるのかな?

それとも、人前で初めて自作曲を披露した時なら、それも中学のキャンプの時のキャンプファイアーで歌った時かな?

演奏する事で出演料的なものをいただくのが「デビュー」だとしたら高校のお祭りの時だったし、なにがしかの音源を販売する事なら大学生くらいの頃かな? まぁ、当時はCDってものもなかったのでカセットテープだけど。

どれもこれも「デビュー」と呼ぶのはなんだかシックリ来ない。



ここでふと思ったのだが、自分が音楽を始めた頃には、まだ「プロ」と「アマチュア」に分類される時代だったのだ。
「プロ」ってのはやはりどこかしらのものと契約をして、自分のみならず関係者に対しても収入をもたらす活動形態なわけですよ。対して、どこからも契約のオファーもない、あるいはする意思がない状態で、収入があったとしてもお小遣い程度な感じで活動しているのが「アマチュア」ろ、ザックリ言えばそんな感じだったのね。

それが、今では「メジャー」か「インディーズ」かっていうような分類になってまして。
これは主にレコード会社の流通形態からきてる分類なんだけど、昔でいう自主制作に近い、既存のレコード会社ではないところから作品を発表したりするのがインディーズなわけだが、今ではその意味合いが拡大されちゃっててt、個人の自主制作のインディーズもあれば、大手レコード会社の子会社的にインディーズレーベルを持っているところや、事務所でレーベルあるとか、インディーズレーベルの会社自体で自分のとこに何組も所属させてる場合もある。

矢沢永吉、ドリカム、佐野元春なんかも実は現在インディーズから発売して、メジャーのレコード会社に販売を委託していたりする。

だから、もう「プロ」と「アマ」の識別じゃなくて「メジャー」か「インディーズ」かって識別になってるんだけど、それが以前の分類とごっちゃになっちゃってるんだね。
そんで、さっき書いたように「プロ」でもインディーズだったり、自分の貯金で自主制作盤作っても「インディーズ」だからさ、さらに、かつてアマチュアと呼ばれてたような人たちは作品を発表や販売してなくても「インディーズ」と言われるのでね、「インディーズデビュー!」とかになるとちょっと自分的には、よくわからん。

多分、「インディーズ」っていう定義が曖昧ながらも認知された後から活動してる人たちには、実感としても「自分がこの時にデビューした」ってものがリアルにあるんだろうと思うのさ。

まぁ、「インディーズ」ってのも日本では70年代に吉田拓朗や泉谷しげるが所属してた「エレック」ってのが今でいうインディーズなんだろうけど、今のような感覚で認識されてたワケじゃないしね。

なので、自分が音楽を始める方が「インデーズ」って価値観が世間にデビューするよりも先だったもんで(笑)。自分の活動より後から出来たものに「デビュー」するのもちょっと感覚的にそういう意識は持てないよね。

ということで、「デビューしてどのくらい?」という質問者と自分の「デビュー」の捉え方がまったく違うんdろうなと思った次第。下手したら「音楽初めてどのくらい?」ってのと同義語なのかもしれないなと後から考えてみた。

ちなみに、オレの自分の感覚としての答えは「生涯下積み時代」(笑)。










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