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海月屋・辻正仁『短めでお願いします』

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語る意味がないことを語る



昨年もそうだったんだが、今年も隣の住人がドアの処にハロウィンの飾りをつけている。ちなみにクリスマスにはリーフがつけられるが、正月に門松はない。

可愛らしい飾り付けだし、てっきり女の子が住んでるんだと思ってたんだが、先日お隣は30代前半の男性であることが判明した。意外だったな〜 というのはオレの偏見なのかもしれないけどね。別に30代でも60代でも男がドアに可愛い飾りをつけてもいいんだしね。飾り付けを見て「若い女の子が住んでる」という連想をするのは、偏見なのか発想が貧困なのかなんだろう。


それはともかく

宇多田ヒカルのアルバムがオリコン1位でネットのダウンロード購入でも国内だけでなくいろんな国でチャートの上位に顔をだしているようだ。
で、EXILEのアルバムがオリコン2位ってことで、連続1位の記録がどうしたこうしたというアレらしい。

ここで話題になってるのが、EXILEの所謂『特典商法』ってやつで、特典を数種類付けるとか、ジャケットを数種類つくつとかで、一人に同じアルバムを何枚も買わせるってやつね。
対する宇多田さんは特典がない訳で、要するに一人に何枚も買わせて数を稼いでも、宇多田さんの支持に叶わなかったってことで話題になってるみたいだ。

ま、AKBとかの売り方もそうだよね。

正直、EXILEの音楽にこれっぽっちの興味もないんだが、音楽的に悪いものを作っているとも思えない。AKBもなにがなんだかわからないし、メンバーも誰が誰だかわからんのだが『恋するフォーチュンクッキー』は名曲だと思っていて、アレが曲の良さだけで評価される土壌がないってのが残念だったりもした。

のはいいんだけどさ。

別にこういう商法はAKBとかEXILEから始まった訳でもなくて、自分が若い頃にはそこまであからさまじゃないけど、特典にポスターがつくだのなんだのは結構あったし、そういうところからすでに始まってるんだよね。
多分、アイドルとかそういう人の作品だとポスターつかなきゃ買わなかったけど、ポスターが欲しくて買う人とかいたと思うし。
最初は、「買わないかもしれない人に買わせる」だったのが「買う人にもう一枚買わせる」とかって方向に行ったんだろうね。

記憶では、ジャニーズのグループのどれかがデビューシングルのジャケット5種類とかってのがあったと思うけど…。とにかく、一人にたくさん買わせる商法は結構昔からある。
特典だけ外されたCDが大量に捨てられたってニュースがあったりとか、発売の翌日に大量に中古屋に並んでるのか観ると、なんか一応音楽やっている身としてはちょっと寂しくもあった。まだ若い頃ね。

でも、まぁ「応援したいから買う」ってファン心理もあると思うんだよね。AKBの選挙のアレたかもそういうんだろうし。昔ちょっと関わった、アニメの声優さんだったか主題歌歌っtる人のイベントでは、全国からおっかけみたいのが来てたんだけど、CD買ったら握手するってやつ。
で、そのおっかけみたいのって、本当にイベント盛り上げに来てるのね。で、スタッフとも顔見知りらしく後ろの方で「今日はちょっと厳しいんだよ〜」なんてマネージャーさんが言ってると「う〜ん、しゃ〜ないな〜」とか言いながら、またCD買ったりしてるのね。コレ、もう完全に自分が何やってるか自覚していて、でも応援してる子がやっている場を盛り上げようとしてるんだよね。

そういう応援に対して特典を渡すとか握手するとか写真撮るとかは「お礼」とも解釈できなくもない。

まぁ、一口に「CD販売枚数」と言っても、売る方も買う方もそれぞれで「誰の何を売っているか?買っているか?」の内実はそれぞれなもんで、それをスポーツの記録みたいに売上枚数だけひとくくりにしても仕方ないんじゃないかと思うのだ。

「CDを売ってる」事がイコール「音楽を売っている」でもなければ「売上枚数」イコール「音楽性に対する評価」でもないのは、おそらくずーっと昔からそうなんだよね。
だから、音楽性がメインの人とそうではない人〜人っていうか表に出る人を中心としたプロジェクトだけど〜によって売り方は違ってるんだよね。そこに「音楽で勝負しろ」とか「一人に何枚も買わせるアコギな商売」とかって、音楽目線だけで文句つけてもあんま意味ないよなと。

そういうのをオリコンとかは全部ひとくくりにしてチャートを出しているので、そもそも何の評価による順位付けなのかが非常に曖昧というか、あれは音楽の魅力と、アーティストのキャラクターやらルックスだとかと、事務所やレコード会社の力具合とか企画力とか、そういうもののチャートな訳で、音楽に対する支持率だけの順位ではないんだよね。

20万枚売れたからって20万人がその音楽聴いてるワケでもないし、1万枚しか売れてなくても10万人が知ってる歌もあるでしょ?

今や、「特典をつけません」とか「プロモーション一切せずに音楽だけで勝負します」って情報だってプロモーション戦略になり得るわけだし。

なので、音楽の話をする時にオリコンの順位で何かを語る意味は随分前からないと思っているし、アーティストの音楽を語る上でオリコンの記録も意味をなくしたなと思ってる。
そういうことをかいつまんで10数年前にやってた新聞の音楽コラムに書いたことがあったんだが、大量の特典つけてたアーティストのファンから「特典つけてなにが悪んいんだ」みたいな抗議がけっこうあったらしい(笑)。
だれも悪いと思ってないって。

「音楽を介在させた商売」をやっているか「音楽を商売」にしているかが整理されないままなのが面倒くさいんだよね。やってる側も揺れるだろうし。

売る方も買う方もチャートの順位なんか気にせずに好きなようにすればいい時代じゃん。

だから紅白なんかももう限界だなって思うのよ。「1年間に活躍した」とか「NHKへの貢献度」とかで番組側が選考したことにありがたがっても意味ないし、NHKが選ぶことが聴き手それぞれの中に何かの意味があるとは思えない。

もう、アレでしょ? 国民の多くが認知度を共有できて1年の思い出を振り返ることができるって選考基準なら、『ゲスの極み乙女』とか『ファンキーモンキーベイビーにいた人(名前調べるの面倒くさい)』とかになるじゃん。

「応援に清原和博さんが来ました〜!」とか

視聴率すごいうと思うよ。抗議も比例するけど(笑)










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