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海月屋・辻正仁『短めでお願いします』

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明日からも好きな事を好きな場所で歌えますように

明日は選挙なのですよ。

さっさと期日前投票済ませちゃったけど。
前回だったか前々回だったか、投票率が50%割ったってのがなんだかな〜と思ってたんで、今回もその辺が気になる。

有権者の二人に一人が自分の権利を放棄している。
民主主義のアレからすると、二人に一人が自分の生活をとりまくものを「どうでもいい」と言っているのだと判断される。
若い人がそんなの大人の言うことなんか聞くわけはないよな。ってか聞かなくていいよな。

正直、自分も若い頃は選挙に行かなかったクチだ。
泊原発に賛成とか反対とかやっていた80年代中頃までは投票してたが、なんか「選挙行っても無駄」みたいな気持ちになった記憶はある。
若い頃はせっかちだから、思い通りにならないとすぐヘソを曲げるんだろうな多分。

その後しばらくは「自分の主張として、選挙に行かないという選択をしている」という姿勢をとったのだが、それは世間に向けてなんのアピールにもならないし、投票放棄することで自分の主張が反映されるワケでもないことに気がついて、投票所に言って、無記入で投票するという事もやっていた。
ただ、コレも結局投票放棄しているのと同じカウントとなる。

ようするに自己満足の反体制気取りでしかない。無関心と同じ扱い。

いつからだったかな? ふと気がついたのは、政治家にちゃんとしてもらうってか、少しでもマシな(というのは、国民寄りな)事をやってもらうには、まず投票率をあげて、プレッシャーをかけるのが一番効果的だろうって事。

面倒だから、詳しい事は書かない。

それともう一つは、自分の好きな音楽。自分の場合は60年代頃のソウルミュージックとか、ジョン・レノンとかU2、ボブ・マーリィなんかもそうかな?
そういうところから、各々のルーツや背景なんかを探っていったりすればするほど、そこには「社会問題」というものが横たわっている。

ご機嫌な「スウィートソウルミュージック」の背景には、人種差別問題や宗教の問題、貧困層の生活の問題が横たわっている。
「Love&Peace」のムーブメントにはベトナム戦争が背景にある訳だし、政治や社会の理不尽さに対してのカウンターとしての側面がある。

単純に「オマエが好きだ〜」と歌っている音楽が出てくるまでに何があるのかってところを知っていくと、多分、自分が魅力を感じる「オマエが好きだ〜」という曲の中にそんなエッセンスがある気がする。

忌野清志郎だったり、佐野元春だったりもそうだよねきっと。

なんて事を知って行くと、自然と投票所に足が向かうようになった。

「エンターテインメントに政治性を持ち込まない」とか話題にしないという主張もひとつアリだとは思う。世の中の諸々を忘れるひと時をとかね。それはそれで嫌いではない。

ただ自分は政治的な事や世の中に対しての主義主張までもエンターテインメントの中で表現していくとか、そういうものを内包しているって音楽に育てられたのでね…

ディズニーランドに行くより円山公園で芝生に寝転がるのが好きなのです。

SNSの書き込みとか眺めてても思うんだけどさ。
なんか「昨日なに食べた」とか「今日はここで遊んでます」とか、あるいは下世話な下ネタと同等のレベルで政治の事やら選挙の事やらが話題になればいいのになって。

政治の事は難しいとか分からないとかよく聞くけど、俺もよくわかってない。
わかってないけど、それは自分の暮らしに関する事な訳で、だから見聞きした中で思う事を発言する。
もしわかってないと指摘されるなら、なにがどうなのか教えていただければ良いと思っている。
なんか、自分の生活感覚で発言した事を指摘する際に、詳しい方がやたら攻撃的に非難するのがよくないなって思うけどね。
「そんな事も分からないなんてバカじゃないのか」的な言い草とか。

自分が知っていて、相手が知らない事なら教えてあげればいいだけの話じゃん。
政治に詳しい奴と、お笑い芸人に詳しい奴とアイドルオタクや下ネタ大好き人間がそれぞれの知識や見識を同等に扱えるというか、同じレベルで語られるようになればいいのにと思う。

だって、政治なんて本来「ウンコ出してからトイレットペーパーないのに気付いた」とか、そういうのと同じ生活にまつわる話な訳でしょ?

ちなみに、今度の選挙の結果いかんでは、そういう風にそれぞれが自由に政治にというか、自分の暮らしに対して発言したり意見を持ったりするのが許されない世の中になっていくかもしれないと危惧している。

ナチスの独裁は国民の熱狂から生まれたけど、現代の独裁は国民の無関心の中でひそかに育まれているのかもね。

明日も素敵なラブソングを歌える世の中でありますように。

かっこいいロックエンターテインメントを一曲どうぞ











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