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海月屋・辻正仁『短めでお願いします』

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作業着のオッさんが語る


数ヶ月ぶりにシャブシャブをご馳走になり、久しぶりに胃袋が破裂するかと思うくらい栄養を補給。
そのまま帰って寝転がるとまず消化しきれないなと思い、本屋など散策。

えと、いつも同じ場所で見かけるモニターで、作業着のオッさんが語っている画像が流れているのだが、音声もないし、なんとなく「きっといいこと言ってるんだろうな」なんて予想はしつつも素通りしていたのだが、今日はたまたまなのかなんなのか、音声が出ており、しかも目にしたタイミングで冒頭からスタートだったので、ふと立ち止まり、全編を見た。

飄々としたユーモアを散りばめた、良いお話だった。オレにしてみたらね。
自身の体験から得たものを、正直に誠実に語るというのはこちらの心にもスッと入り込んでくるものである。
多分、この人は上手に話そうとかなんとか気を引く語りをやろうとか、あんまり考えてないなという印象。「皆さんに伝えたい」という気持ちはあっても「気づいてない人々に教えて差し上げよう」みたいな自分が周囲の人間よりも上のステージにいるかのようなところもない。

同じ内容の話でもつい天邪鬼に反論してみたり、論破したくなる場合もあるのだけれど、こういう姿勢の方の話だと素直に共感できるよね。

「無作為に在る」というものの力を感じました。

多分、半年以上同じ場所で繰り返し流れている映像なんだが、今日はじめてちゃんと見る機会があったというのは、なんかのタイミングなんだろうな。
おそらく、こっちの受け入れ準備が整ったということなんじゃないかと思うが。
今日、これ以上考えるには満腹過ぎる。

しゃぶしゃぶと共に、栄養として静かに消化されていくのだろう。

おやすみなさい。






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