fc2ブログ

海月屋・辻正仁『短めでお願いします』

※各記事下の「拍手」クリックで辻へのメッセージを書き込むことができます(非公開)                                       

決められたレールということか…

日付が替わってるな。

なので昨日ということになるか。
今回のバースデーライブに参加してくれるmy&Jennieのお二人と数曲一緒に演奏するので、そのリハーサルをして来た。

ヘタにこなれてしまいたくないので、サラっとね。当日、本番で楽しみたいのであんまりキッチリな事はやらない。やらないのだが、楽しかったな。
二人とも勘と反射神経が良いので、あんまり言葉で打ち合わせしなくてよいのが嬉しい。演奏を重ねれば自ずと合って来る。

と、いう訳で今回も譜面の類いは一切用意しないでその場で構成なんかも考えながら演奏して来た。
いい感じだと思うよ。

二人は大変だと思うけどね。
自分で指示しといてビックリな発言だったんだけど「この辺は大体のアレで」って…
抽象的にも程があるが、それでちゃんと大体アレしてくれるからね。

1/21をお楽しみに。

そして事件はリハの帰りに起きた。

彼女らと別れて地下鉄構内を歩いていたら、機嫌良く酔っぱらって何事かつぶやいてるんだか歌ってるんだかしながらフラフラになって歩いてる年配のオジサンとすれ違った。

「この人ちゃんと家まで帰れるのかな?」
とか思ったんだけど、すれ違ってしばらく後に
ガッシャーンというシャッターに何かが激突するもの凄い音がした。

振り返ると、先ほどのおじさんが仰向けにバッタリと倒れたところでした。
起き上がる気配がないので、オイオイと思いながら近づこうとしたんだが、この足だしギターも抱えてるし、僕が近づく間に数名がオジサンの方向へ。
すぐさま駆けつけた若い女の子がおじさんの所に屈み込んで「大丈夫ですか?」と聞いている。
僕が到着した時には、おじさんようやく「ん〜?」とか言って起き上がろうとするところ。女の子がオジサンの後頭部に手を添えて起きるのを支えてやっていたんだが「キャッ」と小さな悲鳴を上げて「救急車呼んでください」って。

見ると、オジサンの後頭部から血がダラダラっとこぼれて来た。
ぶつかって切ったんだね。切ったというか、特に鋭利な突起なんかはなくて、シャッターの脇にコンクリートの柱の出っ張りがあったんで、そこにぶつけて頭を割ったんだと思う。

オジサン自身は酔っぱらってるし、感覚麻痺してるんだろうが、あの音から察するにかなりの勢いで激突している。無理に起き上がってなにか喋ろうとするオジサンを、女の子が「頭動かさないで、じっとして」と制している。
救急車呼ぼうとしたら、同じく近くにいた方が連絡してたんで、一応駅員さんを呼びにいった。

で、駅員が来て救急車を確認しに地上へ行ったんだけどさ。
その間に地下街の警備員らしき人たちも来て、んで駅員さんが救急隊員を誘導して来て…

ま、その辺でその女の子と僕以外の一般歩行者の方は去って行った。
救急車呼んだ人は、隊員さんに名刺を渡して行った。

で、僕もそろそろおいとましようとして、女の子に「お疲れさま」と言おうとしたら、彼女が「これ、クリーニングで落ちますかね?」って。
コートの袖にオジサンの血が付いている。
若い女の子である。これはちょっと嫌だよなと思ってたら「安物ですけど、買ったばっかりなんですよ〜」と困惑の笑みを浮かべている。

「いや、安物でも気に入って買ったんでしょ」と。本人は「そんなに目立たないですよね」とは言うが、見るたびにちょっとガッカリしちゃうでしょ、やっぱり。

「こういうのは、ちゃんとしといた方がいいよ」と言って、近くに居た地下街警備員の人に「彼女の袖のこれ、クリーニング代の請求とかどうすればいいの?」と聞いてみた。
もちろん、警備員に請求って話ではないが、オジサンは怪我してる状態だし、こういうのは当人同士でごちゃごちゃやるよりしかるべき形の仲介を立てるべきなので。

そうすっと、実は警備員の方々はたまたま近くえあった事だから来たけれど、事故の起きた場所は駅員さん側が担当するエリアで、いわば管轄外なのだそうだ。
そんで、気がついたら駅員数名いたはずなのにどこにもいない(笑)。
警備員も困り果てている。

どうもいわゆる地下商店街と地下鉄駅構内の交錯する微妙なエリアなんで、多分駅員からすると警備員いるからいいやと思ったのかね? 
ま、そういう場所なんで警備員といっても多分定年退職後にこの仕事をやってますって感じだろうからさ、ここで起きた事で何か判断して対処する権限はない訳ですよ。ヘタに何かを判断して、後で何かあった時に責任もって対処できないんだろう。

一般の通行人。しかも駅だろうが商店街だろうが、そのエリアの通行人は一応客なはずで、その一般人の善意の対応でその人が迷惑を被った状況で、関係者が現場で対応できない、判断できないっていうのはバカバカしい話だと思うが、警備員だって雇われてる身分である。それを責めるつもりはない。

で、オジサンは救急車に乗ったし、まぁ連絡先は聞いたってことなんで、じゃ管轄であう駅員の所に行こうと。
警備員の人も一緒に。

で、まぁ駅の方でもそういう事の仲介できないそうだ。
繰り返すが、駅利用者が善意で別な怪我した駅利用客を手助けして自分の財産に損害があったというのに。
少なくとも、駅構内で起きた事故に一般人が対処してるんだから、連絡先を控えておいて感謝の意を伝えるくらいの事はあってもいいと思うけどな。あのままみんなでほっといたら、まかり間違えば駅構内で死亡事故にだってなってるかもしれないのに。

オジサンの連絡先をその子に教えて、あとは、了承するならオジサンにその子の連絡先を渡して交渉してくれ。もしくは警察に言ってくれと。
ま、冷たく事務的ってことではなくて、彼らも申し訳なさそうで自分らにはできないんですよって説明だったんだけどね。

要するにそういう仕組みなんだよね。

だから、その人たちに腹は立たないが、仕組みはちょっと変だと思う。
少なくとも、そういう事なら駅の方で警察に連絡して仲介を依頼すべきで、当事者に負担をかけさせるベキではないと思う。
う〜ん、なんと言うか、緊急時の独自判断ができないし、機転も効かない感じ?
多分、独自に判断して機転を利かせて事後報告ってのは許されない仕組みってか、そういう教育はされてないんだろうな。

で、女の子には「オジサンがどうこうって話じゃなくて、当人同士で連絡先はうかつに伝えない方がいいよ」って言って、ま、警察に行くってならつきあおうかなと思ったんだけど、本人も大事にしたくないという気持ちがあるようだし、ここで駅員に文句言っても、この人らはこの人らで困るんだろうと思ってね。

彼女はもうしょうがないかって気分のようだし。

で、その場で「血の染み抜き」とか検索したら色んな方法が出てたんで、それ教えて「こんだけ方法紹介されてるから、クリーニングに出せば大丈夫じゃないかな」と。

彼女は、そうしますって事になって、でもクリーニング代が可哀想ってか、こういう世の中で残念だなと。

まさか、人がなにか合った時にとっさに駆け寄る人が、その相手に遠慮なく「クリーニング代よこせ」と言う気にならないでしょうよ。
それとだ、もしあのオジサンが「迷惑かけた人にお礼をしたい」と思っても、駅の方では彼女の連絡先も聞いてないしさ、オジサンだってそうなりゃ残念じゃないか。
駅で起こった事故なんだから、関わった一般客の連絡先は一応訪ねるのがスジじゃないかと思うんだけどね。


一応、彼女は駅員からオジサンの連絡先は受け取ったけどね。まず連絡しないよね。多分、受け取ってその場の皆さんにこれで片付いたって状況を作ろうと思ったんだという気がする。

帰りが途中まで一緒になったので、そのオジサンの連絡先書いたメモに「後からやっぱり腑に落ちないなとか思ったら相談して」ってオレの番号書いて渡しといたけどさ、ま、かけてこないだろうな。








スポンサーサイト




未分類 |
| HOME |