fc2ブログ

海月屋・辻正仁『短めでお願いします』

※各記事下の「拍手」クリックで辻へのメッセージを書き込むことができます(非公開)                                       

長年の偶然



非常に久しぶりに書店を覗いたら、リチャード・バックの新作が出ていた。
ま、新作といっても米国での出版は2009年のようですが。
昨年の事故で現在はリハビリ中の模様。
昨年「一命はとりとめた」という記事以降情報がなかったので心配だったけど、どうやら頑張っていらっしゃるようで何より。

さて、入院中の「井坂幸太郎ブーム」で文庫本化されている井坂作品をほとんど読み漁って以来ご無沙汰していた書店に、ちょっとした10分ほぢの時間つぶしで立ち寄った書店で発見した。

ま、僕の場合周期的に読書というか「本から必要な情報を得る時期」というのがあって、ある程度すると今度は自分の曲を書くとか文章を書くとか、あるいはライブやるとかって時期があって、その間は殆ど外部の情報を能動的には受け付けなくなる。

インとアウトの周期があるみたいなんだよね。特に意識はしていないけど。
それで、久しぶりの書店来訪だったわけ。

今日見つけたといっても、先月出版されたみたいだけど、そんなのはどうでもいい。
見つけた時が「そのとき」なんです。

リチャード・バックは好きな作家の一人。
というか、中学生くらいの頃が読み始めで、たぶん僕の価値観の形成みたいなものに結構な影響を与えていると思う。

そして、僕にとっては特別な作家でもある。

というのはね、僕は彼の作品が出てないかとか、面白かったから別なのも読もうとかって感じで、書店やらネットやらで探した事がないんですよ。

見つける時はいつも、タイトルだったり装丁だったりに目を惹かれてるんだと思う。一瞬のことでよくわからないけど、とにかく瞬時に目が留まって手にとってみる。そしたら作家のクレジットがリチャード・バックなもので「おぉっ!」となるのね。

そしてそこには必ず僕がその時に読みたかった、あるいは読むべきだったんだなと思えることが書いてある。

だから、発売時期はどうでもよろしい。
僕が偶然リチャード・バックの新作を見つけた時が、僕がその作品を読むのにふさわしい時なのです。出版直後だろうと何年も経過していようと関係ない。

そして、読むべきときには必ず瞬時に手にとっている。

ついでに言うと、その偶然が起きる時には事の大小にはかかわらず、僕の中で何かが起きているときである。

詳細は省くけど、ある時は(思春期でした)大きな悩みがあった時、ある時は自分の態度の在り方に悩んだとき、ある時はちょっと特別な出会いがあった時、ある時は画家、またある時は片目の運転手(多羅尾伴内って知ってる?)…。

という感じ。
今回は別に大仰ななにやらがあった訳ではないが、それでもやはり今朝、ちょっと日常とは違うことがほんのちょっとだけあったのです。それと時期的にね、いろいろ漠然と求めているイメージを問いかけてたところなんで。

だから、手にとってから作家の名前を確認したときは「あぁ、なるほどね」と思い、何も考えずにレジにそのまま持っていった。

ま、毎回彼の作品を見つける時と同じ「呼ばれたな」って気分です。

あまりにも何も考えておらず、所持金も確認しなかったので(もう、当然「今買うことになっている」と明快に判断してしまったので)、会計時にちょっと焦ったが、財布の札(千円札一枚)とポケットの小銭を引っ張り出したら所持金は定価プラスその後お茶の約束してたんでその時のコーヒー代にプラス20円。

ほら、ちゃんと買える分が過不足なく用意されているじゃないか。ありがたや。

で、買った瞬間にひらめいたのだが、読むのは次の休日。
たぶん2時間あれば読めるので、一気に読みきろうと。

もし晴れたら公園で読むよ。
その絵面が頭に浮かんだのでそういうことになる。

もし雨でもそれはそれでアテが外れたってだけなんで構わんが。

そこまで神がかろうとは思わん(笑)。


これは、少年時代から何度も起こっているただの偶然だもの。


スポンサーサイト




未分類 |
| HOME |