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海月屋・辻正仁『短めでお願いします』

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不本意かもしれないが、人生とパフォーマンスを重ねて見てしまうロックな存在について






ショーケンである。

カッコイイ

この前のカバーライブの為に色々リサーチしていて再発見。鳥肌たった。
それであれこれ調べようと思ってみたら、けっこう音源持ってる自分に驚く(笑)

多分、高校、大学の頃とかに色々聴いてたんだと思うけどね。変わった歌い方する人みたいな認識で、よくモノマネとかもしてたんだけど、その内にソレがショーケンのマネだと分かる人も少なくなってしまいまして…
同年代以上でないと厳しい。

いまだと萩原健一というと役者だと思っている人が多いかもしれない。もちろん役者である。が、役者がたまに歌うのではないのですよ。元々グループサウンズ全盛期にタイガースの沢田研二と人気を2分するくらいの人でした。本人アイドル扱いされてあてがわれた歌を歌うのが嫌だったらしいけど。
今聴くともうその頃から歌謡界の枠に収まりきれないロックみたいなもんがあるな確かに。この人の扱いにはみんな困ったことだろう(笑)

で、そのグループサウンズ、ザ・テンプターズ解散後に、ジュリーとツインボーカルでPYGってバンドもやってるんだけど、こちらがまた歌謡曲フィールドにしてはロック過ぎて、ロックフィールドからは歌謡曲畑って偏見で見られって流れがあったり、事務所の方針に素直なジュリーよりも扱いにくいところがあるから疎まれてみたいな感じもあり、この人はだんだん役者になって行き、その上で音楽活動も行って行く事になる。

その役者活動でも「太陽にほえろ」のマカロニ刑事とか「傷だらけの天使」とかでカリスマ的な人気を獲得するんだけどね。

この辺はリアルタイムの人なら皆さんご存知の話。
そこで色々調べちゃったんだけどね。調べてみて気がついたんだけど、この人の資料って、業績の割に圧倒的に少ない。だからあんまりよくわからん。そこがまたこの「あぶない人」らしいのかもしれんけど。

で、音楽活動を辞めて映画の仕事やろうと思ったショーケンは、制作現場の手伝いに参加するのね。そしたらその映画の主役が降りちゃって、流れで周りから主役やれって言われてやったらしい。で、新人賞とか獲っちゃう。
つまりこの人は、もともと「創る側」にいたかった人なのに出る側になっちゃったのね。
この辺は、ビートたけしさんが主演の映画で監督が降りちゃって、自分が監督する事になっちゃった経緯と似たもんを感じる。どっちも「あぶない」し(笑)。

そんで、「太陽にほえろ」も「傷だらけの天使」もただ主役で人気ってだけじゃなくて、制作にかなり噛んでるらしいんだよね。有名なマカロニ刑事の殉職のアイディアが彼のものだってのは有名な話だけど、マカロニ刑事ってのが元々テンガロンハット被って本当にウェスタン映画に出てくるような格好の設定だったのを本人が変更して、自分で衣装も選んだどころか、あのテーマ曲を井上堯之に依頼するように進言したのもショーケン。「傷だらけの天使」では脚本創りの段階から関わってたらしい。

そんで、数々のお騒がせがあった人でもある。



えーと、この後も色々書いたんだけど、本が一冊書き上げられそうな勢いで書いちゃったんで割愛。

ここではシンガーとしてのショーケンを取り上げたいのです。
僕が今回シビレたのがシンガー萩原健一だったから。

今回いろんなのを調べていて、YouTubeに上がってたいくつかのライブ映像みて鳥肌たったのね。
後で紹介する「シャ・ラ・ラ」の映像なんて一週間くらい毎日繰り返し見てた。

残念ながら、コレ以降のライブは喉が傷んでおり僕の好きなボーカルではなくなっている。それなりに魅力はあるけれど。

役者に重点置いてるからブランクあるしね。若い頃に喉を酷使してたから仕方ないんだろうけど。そういうあれこれを踏まえて聴くと味わい深いんだけどさ。

それで、圧巻はやはりこのライブである。バックに「アンドレマルロー」というバンドを従えたこの時期がショーケンのライブの一番良い時期だと思う。バンドも本人の状態も含めて。

そんでこのライブの好きなテイクを3曲紹介。

立て続けに、大麻所持での逮捕、母親との死別、交通事故、離婚とあった後のライブ。
復帰してファンに迎えられた事の喜びだとか、諸々あったことを全部背負って「オレです」って意気込みとか感じていいなと思うんですよ。再生しようとしてたんだと思う。
自虐的なまでに不祥事をネタにしてるパフォーマンスは嫌う人もいるかもしれないが、ジョン・レノン以降のロックの一つの姿でしょう。
この辺もビートたけしさんと似てる気もする。

コレ、最初に紹介した映像の半年後くらいの映像なのね。その曲も含めてテンポがかなりアッパーになってる。そしてショーケンの姿もなんだか若々しくなっている。野外ライブってこともあるだろうけどね。

根拠のある話じゃないけど、この映像を何度も繰り返してみていてふと思ったんだけど、この人このライブをこのような絵面にすることを予め想定して身体を絞り込んで、衣装も曲のテンポもかなり開放的で若返ったパフォーマンスを目指したんじゃないだろうか?
時折少年に見える。













そんで、この5年後。

大人になったショーケンが昔大嫌いだったGS時代の曲を歌ってる姿。

ここでもやっぱり自分の絵面をどうするのかもの凄く考えた上でエキセントリックになってる気がする。

かなりコミカルな姿がカコイイ。「オッサンのロックがどうあるべきか?」のひとつの形を示しているんじゃなかろうか?
ほかにも色んな映像見て思ったんだけど、桑田佳祐氏はかなりこの人のパフォーマンスを見て来てるんじゃないかと…。もしかしたら二人に共通するオリジナルがあるのかもしれないけどさ。

もっと評価されてよい、唯一無二のロックシンガーだと思うんだけどなぁ。















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