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海月屋・辻正仁『短めでお願いします』

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新作を出したんですよ

んと、先日ネットでCDを購入できるようにしましたという話をしましたが、ちょっと新たにやってみたいこともあって新規にそういうページを開設したのね。

で、それをやってみた。

『ダウンロード販売』ってやつである。
まぁ、今はCDとかよりも配信の方が受け入れられやすいって時代ではあるが、自分が興味を持ったのはそこではなくて、「手っ取り早い」って方向でのことだったのね。
ん、もちろん買う側が配信ダウンロードってのもわざわざ店舗に足を運ばなくてもいいとか、好きな時に入手できるっていう手っ取り早さもあって、配信音楽が定着してきてるんだろうけれど、それを狙ってとかではなくて、あくまでも出す側の気分としての手っ取り早さの話です。

え〜と、古い人間なんで自分もどっちかというと「ブツを持っていたい」みたいなところもあるし、できればライブとかで実際にその場で「買っていただく」というのが嬉しかったりもするんだが、そうやって作り始めてから「みなさまにお渡しする」状態になるまでの工程を極力省略できないかと。
なんなら曲作って録音したその瞬間にお手元に届けるみたいなことをやれると面白いなというのがあったんですよ。

まぁ今までも昨年発表した「弾き語り【螺】」とかも、ただ弾いて歌ってるってのをパッと録音して、出したわけだけれど、それでも録音時にマイクをそのようにセッティングするとか、担当の誰かにお願いして録音機材の準備してもらって録音してもらってで、それをまた音響的な調整してもらって、その間には別の誰かと相談しながらジャケットのデザインをやってもらったり、印刷したりとか、そういう工程を経て出してるわけね。

その何もかもを省いてみようと。

だからまぁ、周囲から色々な意見があるだろうなというのは覚悟で、必要最低限というよりも必要なものも排除した形ってのでやってみた。

なんかこう、録音だけではないのだが世の中にはいろんな便利なものが割とお気軽に利用できる時代になってるもんで、逆に「あれが必要」とか「これがないとね〜」とか「こういう作業しとかないと」みたいなノウハウとかハウトゥとかハウマッチ的な固定観念に縛られて動きが取りづらくなってないか? みたいな気がしてたのよ。こう、世間をみていて。

んと、録音作品ってことに関して言えば、それで若い方達とかもクオリティは向上してるし情報や知識もたくさんあって「良いものを作りたい」ってことだから、それは肯定してるのよ。
でも、そこの方向というか考え方の色合いがみんな画一的だな〜って気がしていたのね。
無論、録音ってこと以外も。

こんだけ、使いきれないくらいの機材やら処理しきれないくらいの情報がたくさん溢れているのに、その取り扱いってか取り扱うための意識や方法論がみんな一緒ってのに、天邪鬼な性格を刺激されたのかもしれない。

「せっかく便利なものがあるんだから、それを昔のやり方で使ってみよう」みたいな。
それでささっと作って、ちゃちゃっと発表してしまうってのをやってみたくてね。
録音なんか、iPhoneだもん(笑)

まぁアレですよ。常日頃から聴いてもらいたい曲は沢山あるのに、「良い音にするための機材」とか「録音できる環境やスタッフ」とか「仕上げを良くするためにサポートミュージシャンを集めてアレンジ」とか「ジャケットのデザイン」とか考えると予算や時間の都合とか諸々の調整とかで「曲はあるのに発表できない」ってなるのね。

だからもう、逆に「曲はあるんだから、とにかく曲を発表しちゃえ」って方向で行ってみようと。

で、世の中のアレで休業中のフライアーパークに行って、宗ちゃんに音出してもらって、お客さんいない状態でのライブみたいな感じで歌って、それをiPhoneの録音機能使って録音して、一応黒田くんに頼んで多少の音圧を上げるのと調整だけ一晩でやってもらって、そのままをダウンロードしていただく形です。

そういう「録って出し」みたいな使い方でダウンロードってもんを利用してもいいんじゃないかと。
で、音質とか色々気にしたい場合はまたそれはそれで様々なプロセスを経て発表するとか、ダウンロードにしても今回のように自分の販売ページで出す場合と、iTunesとかSpotifyのような配信用のサイトを利用する場合とかでも使い分けしたりとかさ。
なんちゅうの?「より幅広く作品を紹介したい時はiTunesで、もうちょっとプライベート感のあるものなら自前のストアで」とかさ。

そういう試みの第一弾として、7曲入りの作品集って事で発売。

タイトルは「無雑作」。要するに、出来上がった曲を手を加えず無雑作に出しましたみたいな気分で作ったので。

無雑作フライアー


ちょうど、この自粛云々みたいな時だし、部屋から小声での生配信やったりとかさ、そういう気分で作った曲とかもあったし、小声で歌ってみてそれに興味が出てきて、歌い方変えてみた曲とか、せっかくなんで録音の当日に作った曲を入れてみたりとか。
もう「今この時期の自分」をそのまま今この時期に録音して、今この時期に出してみた。タイムラグがほとんどない。

他の諸々のことは置いておいて、このタイムラグなく今のまんまを出すっていう事にフォーカスした作品でございます。

一応ですね、ダウンロードしてからまたCD-Rに焼いて保存したいとかの方のために、簡単なジャケットと歌詞を別途ダウンロードできるようにもしました。音だけでよければ音だけ。形あるもので保管したい方はジャケや歌詞もって選択していただければと。

そんな訳で、ダウンロード販売は
海月屋〜KurageYa〜STORES
からどうぞ。

海月屋STORE

スマホで見るとこんな感じのページ。でもダウンロードはパソコンで行っていただくのを推奨。圧縮用のzipファイルなんでダウンロードして解凍いただければ。

CD作品の方は、スマホで購入してもらえますんで、そちらもよろしくお願いします。









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目出度いことを愛でたい

まぁ、昼ごろにTwitterとFacebookではお伝えしたのですが…。

何かとお世話になっているCDショップ『音楽処』が今年開店15周年でございまして。
それで、札幌の音楽人は表方も裏方も非常にお世話になっておる特別なお店でございましてね。
それで何か日頃の感謝を込めて「お祝い」をしたいななんて事を思ってみて、然るべき方々が揃った機会に相談してみたんすよ。おじさんばっかりだったけど。

その辺の詳細は谷藤師匠のブログに紹介されてるのでそちらをごご覧あそばせ。

あと、SNSで発表した文面もそっくり掲載しときます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【音楽処 開店15周年記念盤 スペシャルコンピレーションアルバムを制作します!】

皆様に愛されるCDショップ【音楽処】は今年の5月27日で開店15周年となります。
この15年の間に音楽処に応援いただき、社長である石川千鶴子さんの叱咤激励を受けながら、
現在札幌を中心に活動する多くのアーティストを育てていただきました。

そうしたアーティスト達と音楽を愛する多くの方を繋ぐ架け橋となってくれているのもやはり音楽処です。

そんな音楽処の開店15周年となる今年、これまでの感謝と「おめでとう」の気持ちを込めて、
お世話になったアーティスト、関係者が一緒になってお渡しできる『プレゼント』を作ろうと企画中です。

これまで音楽処そして石川さんと深いお付き合いのあった札幌内外のアーティストが、
音源化されていない曲や別バージョンを持ち寄り、音楽処でしか手に入れる事のできない
コンピレーションアルバムとして発売いたします!

アルバムの詳しい情報は、6/10に改めてご案内いたしますので、しばしお待ちを。

発売となる日を楽しみにお待ちください。
そしてまた笑顔で音楽処でお会いしましょう!

『音楽処15周年CD制作委員会』
  谷藤勝彦(ViceWorksSapporo)
  宗形修(フライアーパーク)
  本間健二(円山夜想)
  辻正仁(肩書なし) 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ま、最近どうもうつむきがちな話題が多いのでね、もっと楽しいことがあってもいいじゃないですか。
まぁ、音楽処は立ち上げからしばらくお手伝いさせてもらったしね、社長の石川さんはその前の10年近くは上司だったし、色々面倒見てもらってました。
で、まぁ一緒に楽しいことしましょうってことで。

そんな感じで。
詳細はまた6/10にお伝えする予定。

アレですよ。
師匠も書いてたけど、こういうこと考えて何かお祝いしようって考えてるのって別にオレらだけではない筈なのよ。もう一体どれだけの音楽人が世話になってるんだって話だから。

で、なんかこういろんなところからいろんな話が出てきたりなんかして、みんなで盛り上がれたらいいなと思うのね。
そういうものをね、感染させたり感染させられたりしたいよね。
「喜ばしい」ってやつを。

みなさまもご一緒にひとつ







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せわしない~オンラインでCDお求めいただけるようにしました~



どーもごぶさたです。

随分間を空けてしまいました。
いや、書きたいことはたくさんあるんだが、体が追いつかん。

あれですよ。先日気がついたんだが、考えてみると世間が「緊急事態云々」になってからの方が忙しくなってるんじゃないかと…。

ん~、自粛したり要請が入る仕事でもないし、そしてそれ以外に平常時とは状況が違うだけに諸々のやることができたりとか、なんだかんだと。
先々週あたりから、ほとんど起きてから寝るまでパソコンの画面と対峙して、文字打ったりとかしてたんで、もともとこっている肩も首もパンパンになりまして、ちょっと首動かすのも恐る恐るみたいな。
んで目がチカチカしちゃってね。

そして空いてる時間に打ち合わせだのなんだのかんだの。もう部屋からの生配信が息抜きみたいなアレでございました。配信はなんか面白くなってきてる。え~と、小声で歌うのも含めて(笑)。
これ、もうちょいしたら部屋からじゃなくて、本域に近い「生配信ライブ」的なこともやろうかと…。
とか考えちゃうから結局色々がびっちり。

ということで日記は後回し的な判断でございます。

まぁ、これから公私共に色々とお知らせがチラホラと出てくるので、何一つ逃さないように。

とりあえず、ワタクシの自主制作レーベル【海月屋~KurageYa~】の販売ページを開設いたしました。
HPから通信販売できるページがあったんだけど、ちょっとお支払い方法とかが前時代的というか、振込一択だったので、今時のオンライン購入では利便性がね。
ということで、別途開設。
振込、代引き、クレカ、コンビニ支払い、docomo、au、ソフトバンクのまとめ払いなど色々と支払い方法を選択いただけます。

とりあえず、今現在在庫を保持しているCD2作品はもう購入できます。
ライブ会場限定販売にしていた『弾き語り【螺】』も購入いただけるようにしました。なんせライブないし。あと、遠方の方などからもお問い合わせいただいてましたので。

昔出した奴は、もうモノがないのでね。ちょっと色々考えてる。

という訳で、何卒!
https://kurageyagarden.stores.jp

Store.png




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色々と応援いただきありがとうございます。

円山海月3



昨日はYouTubeでの【円山海月〜MaruyamaKurage〜】の緊急生配信、非常に沢山の方に見ていただきましてありがとうございます。        ↑
            ※ここクリックしたらアーカイブでご覧いただけます。

配信中に100人を超える方達が見ていただいていたようでビックリ。
内容なんてオッサンが4人でただただ喋っているだけのものなのに、みんなどうかしてる(笑)。

4人で話すにしては不自然な配置で(笑)

円山海月1


ま、本来やる筈だったライブができなくなったので、結構楽しみにしていただいてた方もいたので、なにか代わりになるものをと思ってやってみたんだけどね。
出ている側とすれば、普段プライベートで会ってると逆にできないようなちょっと真面目な話なんかもできたし、個別にはあっても滅多に揃う事のない顔ぶれでゆっくり話せたってのもあって随分と楽しかった。

せっかくなんで、最後に1曲だけ『ウキウキライフ』をお届け。無観客状態で回ってみました(笑)
円山海月2


ま、配信の前後でまた諸々と楽しくなりそうな事もアレしたんで、それはまたいずれ。

さて、そして出演いただいた宗ちゃんのお店、フライアーパークの休業期間限定公開って事でワタクシが開店当時から今までのお店との関わりみたいなもんを歌った【平岸4条7丁目12番10号】の動画は本日で公開終了とさせていただきます。
まぁ、色々なアレでお店は15日までGWを続けることになったけれど、動画公開は予定通りで終了いたします。
合わせて、ご協力いただいていたこの曲への投げ銭も本日で終了します。

正直、予想よりもたくさんのお気持ちを寄せていただきまして、非常にありがたく思っております。
約束通り、私と宗ちゃんで半分こしてそれぞれの活動維持のために役立たせていただきます。
ありがとうございます。

引き続きなんらかの形でご協力をお願いしたりする事もあるかと思いますが、くれぐれも無理のない範囲でよろしくお願いします。

えっと、それからツイキャスとかで配信を始めてから「辻のCDが欲しい」というお声も頂いておりまして、ちょっとHPからの通販がこのご時世には面倒を感じるようなシステムだったので今は止めてたんですよ。

でもちょっと別の方法でオンラインでの購入をいただけるようにアレしてるんで、それはまた改めてご紹介しますので、よろしくどうぞ。


とりあえず、今日はこの後久しぶりにぼーっとしてから寝ます。





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A面B面って知ってるかな?

さて、先日も部屋からツイキャスの生配信ってのをやってみた。
この前も書いたように、前回の生配信の時に配信時間を延長できるアイテムってやつを視聴者のかたからいただいて、それが余っちゃったのね。
で、それ使える有効期限ってのがあって、なんかせっかくいただいたので無駄にするのもアレかなと思って。
おかげさまで、無事使い切りました。今回は1時間半くらいやったのかな?
見てくれてる方のコメントに答えたりしながらだらっとおしゃべりして、あとは小声で歌う。
この「小声で歌う」ってのが今までやってこなかった事なんで、ちょっと戸惑いもあるんだが段々面白くなってきた。

いや、ライブでだって曲によっては張り上げることもせず静かに歌うことはあったんだが、なんか根本的に違うのね。発生の仕方もだけど、あと色々。
その「小声で歌う(といっても、多分響く声ではあるんだろうが)」というのをもうちょっとうまいことやれるようになれば、また引き出しが増えるなと思って。

前に座ってライブやった時も思ったんだけど、「地味な方向」ってのはあんまりやってこなかったんで、わりとそういうのをやってみなさいっていう時期なのかもしれないな。

とかいいつつ、新たに吠える感じの新曲をYouTubeにアップしてみた。
まぁ両方やりたい訳ですよ。

今回はサポートで、カホンにみゃん@。ピアノ、田中K助、ベースに本間健二というメンバーにお手伝いいただきました。
なかなかファンキーで気に入っている。すでにご覧いただいた方々にも好評をいただいている。ありがとうございます。

ん、本当はこのメンバーで5/5にライブやる予定だったんだよね。
で、名義は「辻正仁ほか三名」というね。
これ、共演の二組がユニット名あるんで、こっちもなんか作った方がいいかなと思ってね。
できるだけシンプルな名前がいいなと(名前の意味とか由来も説明しなくていいような)思って考えたんだけど。
なかなか汎用性の高い名前だなと(笑)。

ま、サポートメンバーってことだし、メンバー入れ替わっても作り直す必要ないし、メンバー増えたら「ほか四名」とかにすればいいし。

で、5/5にライブやるときの目玉としてこの新曲を書いたのね。そういう想定で。
で、次にいつこのメンツで揃えるかもわからないし、曲の内容が内容なんであんまり時間経過してから発表しても面白みが半減するし、もったいないなって思っちゃって、リハして撮影したのを公開することにしました。

もともとバックを従えてやることを想定した曲なんで、ロックでファンキーでかなり気に入ってる。
やっぱバンドっていーな。

ま、この曲と、ちょっと前に出来上がり直後にアップした『はなれていたって』も気に入ってるんだけど。同じようなテーマで切り口の異なる二曲って感じで。
この二曲でシングル盤みたいな感じがしている。

とかってちょっと考えてたんだけどね。A面とB面みたいな。
って思ってて、このA面とB面って発想ってそういえば最近の人たちにはピンとこないかもしれないなと。
アナログシングルの面と裏に一曲ずつ入ってるアノ感じ。
一曲聴き終わったら版をひっくり返して針を落としてまた始まる感じ。

CDシングルだとかけっぱなしで2曲続くでしょ? あれとは感覚が違うのよ。
ましてや最近の配信だとA面B面はおろか、もう曲順とかの意味も崩壊してるからね。
それはそれで、そのフォーマットでの伝え方とか使い方はあるdろうけど、A面B面の感覚はもう出せないんだろうなって気がする。

ターンテーブルに針を落としてから座って、シングルなら1曲。アルバムなら「前半」に該当するのを聴き終わったら、よっこらしょと立ち上がって、版をひっくり返してまた聴く体勢に戻る。
もちろん、作り手の側だって聴く人がそういう作業をすることを想定して全体の構成とか考えてたんだよね。

だからかどうか知らないけど、昔そうやって聴きこんだアルバムをCDで聴いてるとA面から立て続けにB面も聞けるから、最初ちょっと違和感があったんだよな。
で、配信になってくるとアルバムからも気に入った曲だけピックアップして聴けちゃうからもうこっちの感覚もかなり変わってきた。
アルバムには収録されない「シングルB面のみの曲」みたいなテイストの曲も見当たらなくなってきてるしな。
「シングルB面」が存在しなけりゃ、「ならでは」の曲もないよなそりゃ。

まぁ、いいや。

とりあえず、この二曲はシングルA面B面でカップリングできたら嬉しいなと夢想してみる。
どっちがAでどっちをBにするかは、これから制作会議します(笑)。














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