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海月屋・辻正仁『短めでお願いします』

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ある日の終わりに









ながいながい夢をみることがあって

夢というのは実際にはほんの束の間にみているもらしいけれど

夢の中ではながい時間をすごしている

あんまりながい夢をみていると

それは何か現実との繋がりがある出来事のように思えてしまうものだ

それはとても静かな部屋の中で

幸せと悲しみが胸に溢れて

目覚めてからしばらく

どうしていいのかわからなくなるような

そんな夢

ひとつらなりの

よろこびとやりきれなさ

静かな部屋に混在して満ちていた

ユーモアと切なさの余韻

… そんな夢を

時々みる

それはどこかに現実との繋がりがあるように思えるのだが

どこを辿っても

手繰り寄せられるものはなく

ただ時折

ほんの一瞬目に留まるものに

ハッとした瞬間

それは消え去ってしまう

これもまた夢なのかと

夢を見たのかと

あぁ 確かに夢というのは現実に於いてはほんの束の間の時間なのだなと

そんな気持ちになる

それならば眠っていた方が

ながいながい時間になるのに

そしてまた

ふと

眠りながら

ながいながい夢を見る

そんなことを繰り返しながら

この現実で

ながいながい時間が経っている




















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