男って純情なのね 声かける前にあきらめて 順序が違うのが純情(『純情』by 所ジョージ)2018-10-29 Mon 22:17
ここのところライブのお知らせまみれだが… なんせ日程が決定したり、その後詳細が決定したり、その間に追加で出演が決定したりってなあれで、もう気分は師走。 ちょっと綺麗に時系列に沿って決まっていくものでもないので、都度決まったことに関してお話ししとりますが。 んと、本日はコチラの案内。 11/18(日) 【ビードローズ ニューアルバム”SUNSHINE”発売記念ツアー 札幌公演 “円山純情倶楽部・友情編”】 場所:円山夜想(札幌市中央区南1条西24丁目ヴィンテージビル地下) OPEN/18:00 START/18:30 料金 : ¥2500(ドリンク代別) 出演 :辻正仁 / ビードローズ (O.A 小林 嵩 / いしだこうすけ) 只今予約受付中! メールにてkurageyagarden@gmail.com宛に、件名を【11/18ライブ予約】とし、本文にご予約者様氏名及び予約人数をご記入の上、送信ください。 確認次第、確認完了メールを返信いたします。 TIGETでのご予約も承っております。 ↓ https://tiget.net/events/39549 以上。 んと、予約はワタクシのfacebookやTwitter、メールアドレスご存知の方は、そちらからメッセージいただいてもOKです。 このライブに関しては事前に予約いただいた方がお得だし、諸々の都合で主催側が助かるみたいなので、ご協力いただければ幸い。 ん〜、この【円山純情倶楽部】という企画ももう数年やっているんだな。 先日の【円山中高年親睦会】と同様、当初はその場限りの単純な思いつきであった。 最初は、円山夜想でオレと本間さんとじゅんちゃんがくだらない話をしていて、その中で「もう純情じゃなくなったと自覚している者たちが、あえて純情ぶって集まる会」みたいば妄想で笑っていて、じゅんちゃんがそれを「円山純情倶楽部」と名付けたのだった。 それで、その飲み話で「グッズを作ろう」とか言って笑ってたんだけどさ、それが転用されて、ある日本間さんからhide-c.とライブブッキングしたいとのオファーが来て、そのタイトルになっていた(笑) で、その時にヒデちゃんと繋がりがあった東京のビードローズが丁度札幌にくるからって言うんで一緒にブッキングって事になったんだけど、なぜか「円山純情倶楽部」という漠然としたムードにハマった感じで、以来彼らが来る時に合わせてヒデちゃんとオレと3組でやる「円山純情倶楽部」が恒例となったのです。 という、由緒正しいライブです(笑) で、ビードローズのリーダー、佐藤亙氏とオレは共にヒートウェイブの山口洋さんを敬愛しているって共通項もあったりして、お互いソングライターとして魅力を感じる部分なんかもあったりして、こういうご縁ってのの面白さも感じている次第。 ん〜と昨年はhide-c.がフルバンドでの稼働もあったりとか、もう人組ヒデちゃん繋がりのアーティストをバンドサポートするとか色々あって(コレ、あんま関わってないから詳細はわからん)、オレは不参加の別会場での企画だったんだけど、今回はビードローズの新作発表の記念ツアーの一環として、札幌では『円山純情倶楽部』の復活となった。 といっても、今回はヒデちゃんがスケジュール取れずで不参加なんだけどね。 先にビードローズの日程が決まっていて、先日、佐藤亙氏が榊いずみさんのサポートで来た時にその話になって、オレのスケジュールがうまいこと都合ついたので、そういう運びとなった次第。 という事で、この日は純情に、そして亙くんがつけてくれたサブタイトルの様に、ビードローズとの友情も感じながらやろうかと思います。 さて、それも含めて、再度今後の予定の現在決定文を紹介しときます。 若干増えてます(笑) まずは今度の日曜にあるので、しっかり準備してください。 そして、来年のバースデーワンマンも決定しているので日程調整を最優先で(笑) 大まかに言うと 「自分の活動に大事な刺激を与えてくれたイベント」「フライアーパークの企画による珍しくカバーオンリーのライブでちょっと普段やらないことをテーマに」「そのフライアーのマスター、ムネちゃん在籍のグループと初めて演者同士として別会場で対バン」「Mickの企画に上乗せで企画ユニット結成して参加」 などなど、ちょっと強い思い入れを感じたり、新しい面白みを与えてもらった様なライブが続く。 年頭に6時間52曲ってなところから始まったこの一年を、それらしく締めくくれるんじゃないかとウキウキしとります。 事前にやることは多いけど(笑) 11/4(日) 【Voice& Rythme Vol.40】 場所:クラップスホール(札幌市中央区南4条西6丁目5番 タイムズステーション札幌1F) OPEN/11:45〜 START/12:00〜 料金:¥1,000 ※19組出演予定。辻の出番は15時頃を予定していますが、進行具合により前後する可能性あります。 11/12(月) 【Wonder Covers of The Night】 場所:フライアーパーク(札幌市豊平区平岸4条7丁目) OPEN/20:00〜 START/20:30〜 料金:¥1000 (1ドリンク付) 出演:黒田雄亮 / 辻正仁 11/18(日) 【ビードローズ ニューアルバム”SUNSHINE”発売記念ツアー 札幌公演 “円山純情倶楽部・友情編”】 場所:円山夜想<マルヤマノクターン>(札幌市中央区南1条西24丁目ヴィンテージビル地下) OPEN/18:00 START/18:30 料金 : 予約¥2500(ドリンク代別)/当日¥3000(ドリンク代別) 出演 :辻正仁 / ビードローズ (O.A 小林 嵩 / いしだこうすけ) ※予約は前述のご案内を参照ねがいます。 11/19(月) 場所:LOG(札幌市北区北14条西3 ゼウスビルB1F) START/20:00〜 料金:¥2000 (1ドリンク付) 出演:御曼けゑ志/りんだ/辻正仁/道東ギャンブラーズ 12/2(日) 【楽しみっくナイト Vol.40】 場所:フライアーパーク(札幌市豊平区平岸4条7丁目) OPEN/18:30〜 START/19:00〜 料金:¥1800 (1ドリンク付) 出演:M3(宗形修・高橋麻衣子・辻正仁)/ 3M(Mick・高井麻奈由・みゃん@) 12/4(火) 円山夜想【500L】 詳細は後日ご案内 12/19(水) 円山夜想 詳細は後日ご案内 2019年1/21(月) 【バースデーワンマンライブ】 場所:フライアーパーク(札幌市豊平区平岸4条7丁目) OPEN/19:30〜 START/20:00〜 料金:¥2000 (1ドリンク付) 出演:辻正仁 / ハーフタイムショウ・かまたゆいこ スポンサーサイト
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呼ばれましたのでよろこんで〜2018-10-25 Thu 23:21
え〜と、11/12のカバー曲ライブに向けて、カバー曲に関しての事をダダ〜っと書きましたが、実は書いてる最中に連絡きまして、その前の週にライブ出れないかって打診だったんだけど、今日正式に出演決定しました。 コレです ↓ 11/4(日) 【Voice& Rythme Vol.40】 場所:クラップスホール(札幌市中央区南4条西6丁目5番 タイムズステーション札幌1F) OPEN/11:45〜 START/12:00〜 料金:¥1,000 谷藤師匠のヴォーカルスクール「ViceWorksSapporo」のスクールイベントである。 毎回、このイベントに関して話題にする時に書いてるけど、単なる生徒さんの「発表会」ではない。あくまでライブイベントである。基本は生徒さんが出演するのだが、時折スクールや師匠とご縁のある方にも召集がかかって登場する。 ま、オレもその一人なんだけど。 今回は、11/3、11/4の二日間で41組が登場。二日間とも昼から始まって終わるのが22時前後かな? その中に混ぜていただいた。 ちょっと「あれ?」と思って調べてみたら、最初にこのイベントにお誘いいただいたのが丁度10年前の秋であった。 なので、師匠との付き合いも、もう11〜12年くらいなんだな。 それ以来、ここの生徒さんたちとも随分仲良くさせていただいている。一緒にライブやったり音響手伝ったり、あれやこれや。 曲も提供させてもらったりしてるTomomiちゃんをはじめ、高井麻奈由、Mick、先日一緒にライブやったmitsumiちゃんもここ出身(みなさん、今回も出演します)、あとは高橋むつみ、黒田雄亮、なかにしりくなんかもそうだな。 それからnatsuちゃんやメロウデュのかおりちゃんもだね。hide-c.は別口で知り合ったんだけど実はここ出身で、今では分校の先生だし、橘亜弥ちゃんも知り合った時に「これから活動をしっかりやりたい」みたいな話を聞いてたら、気がついたらスクールにいた(笑)。 それから、おそらくライターとして福原美穂を全国販売の音楽雑誌で取り上げたのはオレが世界で最初のはずだ(笑)。 その美穂ちゃんの他にも現在メジャーで活躍している人も多くいるし、モデルやタレント活動している子もいる。知り合った当時はまだ制服着てたりしたんだけどって子も沢山いるね。 まだまだいるんだけど、名前を挙げてたらキリがない。 ん〜、ここの人たちに会っていなければオレ自身が今とは全然違ってただろうなと思うのです。色んな意味で。 非常に良い刺激になるし、色々勉強になるし(特に若い人たちの姿勢に学ばせてもらっている)、自分自身に関して確認できることも多い。生徒じゃないのに得してるな。 なので、自分が出る出ないに関わらず、このイベントは時間があれば必ず顔を出している。 要するに楽しいのだ。 10年前になぜ師匠がオレに出ろと言ってくれたのかってのは当時ちらっと聞いたけど、それはそれとして自分自身にいろんな収穫をもたらしてくれたんである。 それ以来、その最初に呼んでくれたのとは意味合いは変わってきたと思うけど、たまにステージが早く進行しすぎて時間調整の為に「出ろ」と言われたりして出てみたり、骨折入院から退院した翌日にイベントがあったんで師匠に頼み込んでねじ込んでもらったこともあったな(笑)。2ヶ月入院しててライブやりたくてどうしょうもなかったもんで。 そんなイベントの40回目という節目でございます。 そんなこんなのアレを込めて 普通にはしゃぎます。 あ、ワタクシの出演は15時頃の予定ですが、なんせ出演者多いので、早まったり遅くなったりってのはあると思います。 まぁ、全部見れば間違いない。 さて、ちょっと色々ライブが立て込んだり、お知らせが前後したりしてるんで、再度簡単に今決定してるのを日付と場所だけ並べときますが、前にも書いたように、まだ追加されてくると思うので油断しないように。 11/4 クラップスホール 11/12 フライアーパーク 11/18 円山夜想 11/19 LOG 12/2フライアーパーク そして来年 1/21はフライアーパークで恒例のバースデーワンマンでございます。
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カバーの楽しみ(について書くのも楽しみで長くなった)〜その42018-10-25 Thu 00:26
前回の続き さて、ワタクシの「カバーを巡る旅」も、そろそろまとめか? だいたい、1回目で書いたように、最近の人たちってカバー曲もそんなに構えないってか屈託無くやるからさ、こんなふうにいちいち「カバーに対する考え」とか整理する必要もないんだと思うのね。 こんなことやってる時点で古いんだもう(笑) でも、たまにこうやって自分のやってることをまとめとくってか、自覚するために整理するのは悪いことじゃないと思う。整理しないと忘れるお年頃だし。 で、ライブでたまにカバーを1曲とか取り上げる事はあっても、「カバー特集」的なステージを自分で考える事はまずないって話を前回しました。 これはもう理屈云々ではなくて、基本的にオリジナルをやりたい人なので。 で、例外的に自分発信でカバーの企画をしたのは一回だけ。 何年か前に、がじーに相談して「オレ、歌手をやってみたいんだ」って事で。 なので、これはカバーをやりたいって発想とはちょっと違ったけどね。 歌も歌ってる人間なので、自分のオリジナルとかそういうの抜いちゃった「歌い手」としてどこまで面白いんだろうってのをやってみたかったのよ。 なので、人の曲をやってみるってのと、この時はがじーに頼んでメンバー集めてもらって、練習とかも全部彼の仕切りで、オレは楽器も持たずに、基本アレンジなんかにも口出さずに、本当にお膳立てされたバンドに入っていって決められた曲を歌うっていう(選曲に関しては、オレが普段風呂で歌ってる歌をリストアップして、そっからがじーが選んだ)。 だからこれは自分の中では「歌手に挑戦」であって「カバーに挑戦」ではなかったんだよね。 結局、本番は気管支炎の最中で思ったように歌えなかったし、なんだかんだで企画色を面白がっちゃう性格が中途半端に出ちゃったりで、歌手としてっていうあれが成就できなかったので、またやってみたいと思うけど。 で、「カバー企画」としてはそれよりも随分前に、高橋むつみちゃんの企画に呼んでいただいたことがあった。 その頃、丁度前回紹介したような「カバーやっても自分らしさが十分出せる」って評価をもらい始めた頃で、自分で全編カバーてのもいいかなってアイディアはあったんだけど、オリジナルやらないのももったいないみたいな時期だったのね。 なので、タイミング良かった。 こういうのは「人の企画に乗っかる」ってのが、細かいことに迷わなくていいので助かるんですよ。 で、まぁ何年かに一度ならやってみて面白いなと。 色々と選曲の仕方によっても変わるなってのが楽しい。 普段、通常のライブでカバー混ぜる時って、まぁ多分大体の人は、世間の皆様がよく知ってる曲取り上げることが多いと思うのね。 例えば、最近だと中島みゆきの『糸』とか歌う人多いなと思うんだけど、そういう時に自分だとつい「中島みゆきなら、もっと他にもいい曲たくさんあるのに」とか思って『重き荷を負いて』とかに行っちゃう。 なんちゅうんだろう? 「あんま知られてないかもだけど、こんないい曲あるよ(例:RCサクセション『溢れる熱い涙』)」とか、ヒットした曲でもすげぇ古い、今時の人が知らないようなの(例:橋幸夫『恋をするなら』)とか、自分が歌うのが意外に思われるようなの(例:AKB48『恋するフォーチュンクッキー』)とか。 まぁ、天邪鬼だったりマニアなところが出てしまうのね。 ただ、どんなタイプの曲でも、自分が何らかの思い入れがあるアーティストとか曲とか、あとは曲自体から何らかの衝撃を受けたものとか、そこは外さないってか、そうじゃないとオレが歌ってもしょうがないから。 で、そういう曲に自分の気持ちのなにがしかを乗っけるのね。 他の人のカバー聴いていても、その人が見えないなら「うちでオリジナル聴くからいいよ」って思っちゃうので。 オレの場合、弾き語りでカバーって言っても、ほとんどコード弾いて歌う程度だからね、多少アレンジってかリズム変えたり曲によってはオリジナルと全然違うコード進行にするけど。 なので、11月12日のライブでもそこは外さない選曲になるんだけど、もうリストアップしてるだけで楽しくて。 ってか、こっからさらに自分なりのコンセプトを決めてピックアップしてくんだけどね。 その辺がどういう感じのアレかとか、直接今回の企画に関してのことは、また事が近くなってから書きます。 とりあえずは、11/12は空けといてください。 11/12(月) 【Wonder Covers of The Night】 場所:フライアーパーク(札幌市豊平区平岸4条7丁目) OPEN/20:00~ START/20:30~ 料金:¥1000 (1ドリンク付き) 出演:黒田雄亮 / 辻正仁
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カバーの楽しみ(について書くのも楽しみで長くなった)〜その32018-10-24 Wed 23:32
前回の続き さて、もともとカバー曲を人前でやるという発想のなかった自分が、たまにではあるけど取り入れるようになったのはいつからだっけ? ん〜、記憶では毎年やらせていただいているバースデーワンマンライブの初期の頃には「お試し」でやっていた気がする。 ま、普段より長丁場だし、スペシャルな感じでちょっと毛色の変わったこともやろうかなって感じで。 だけど、コレわりと早い段階でやめちゃったのね。 自分でしっくりこなかった。 普段より曲数も多いし、いいかなと思ったんだけど、なんせ聴いてもらいたい、歌いたいオリジナル曲が大量にあるので「わざわざ企画色出すために削るのもったいない」ってなっちゃって(笑) で、それでも時と場合によってカバーを取り上げてもいいかなって感じるようになったきっかけは、今回思い返してみたら二つありました。 まず一個は、そのバースデーライブで「ハーフタイムショウ」というゲストに来てもらって、その方に何曲かやってもらったり、一緒に演奏するシステムを導入した時。 カバーをやることの意味合いが自分の中でちゃんと明確にできたのね。 そのゲストで来てくれた方と自分の共通項ってのかな? お互いに好きだったアーティストや楽曲を一緒に演奏してお互いの「好き」とか「思い入れ」を共有して楽しむみたいな。 最初のゲストのカポウちゃんとは佐野元春、翌年がBlackMafiasで、メンバーのムネちゃんとお互いの原点とも言うべきビートルズやったりとか。 それがきっかけで、ここ数年はちょっと趣向を変えて、例えばマイジェニの演奏力を活かしたくてさだまさしの曲選んでみたり、Tomomiちゃんのボーカルの良さを出したくて島倉千代子やってみたりとか、そういう普段その方達がやらないけど、持ち味出るようなのをオレが選ぶってのも引き出しの一つとして持てるようになった。 で、もう一個のカバーやるきっかけってのは、たまに企画とか宴会的な集まりで人の曲を歌ったり一緒に演奏したりって事がある中で、何人かの方に「人の曲でもあんたが歌うと辻の曲になっちゃうね」とか「曲を自分のモノにして歌える」ってな評価をもらえたからってのが大きいかも。 曲によっては「オリジナルかと思った」とかね。 多分、オリジナルにこだわってるってのは、ステージに立った時に「オレです」ってことがやりたかったからなんだと思うのね。 で、もちろんそれをやるにはオリジナルが最も良いと思うのだけど、人の曲でも「自分なりの」ってのが伝わるのなら、これも引き出しの一つとしてアリだなと思えるようになったんだな。 それからは、まぁ、予め仕込んでいる場合もあるけど(例えば、震災チャリティーの500Lの時に『満月の夕べ』やるとか)、リハの時に歌ってみたらなんかシックリきたから本番でやったとか、あるいは本番中になんとなくその場の空気で「コレやったら面白いかも」みたいな感じでやったりもする。 多分アレだね。若くて頑なだった時は「なにがなんでもオリジナル」って思ってたけど、だんだん寛容になってくるってか、あとは多少の余裕というのかな? 以前よりは自分がどんな曲をやってるかっていう基本的な部分の印象をちゃんと持ってくれている方が増えたので、そのメインの部分を踏まえつつちょっと外れてみるって遊びとか、そのイメージを活用して「あえてカバー」ってことで一つの自分の表現にできるっていうアレかもね。 直球勝負だった投手が次第に緩急つけたり変化球も持ち味にしていくような。 かと言って、毎回カバー曲やるなんてことにはならないけどね。もったいないから(笑) 人の曲をやろうとするには自己承認欲求が強すぎる人間でございます。 なので、自発的にやるのは難しいから、今回のようにカバー曲オンリーなどの企画を持って来ていただけるのは、タイミングが合うととても楽しみなのです。 そこらへんの事はまた次回 11/12(月) 【Wonder Covers of The Night】 場所:フライアーパーク(札幌市豊平区平岸4条7丁目) OPEN/20:00~ START/20:30~ 料金:¥1000 (1ドリンク付き) 出演:黒田雄亮 / 辻正仁
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カバーの楽しみ(について書くのも楽しみで長くなった)〜その22018-10-24 Wed 22:48
前回の続き 「続き」と言いながら、話は脱線していくけど。 ん〜、自分でもあんまりカバーはやらないけど、知り合いの音楽人のライブ聴いたりするのも、自分自身はその人のオリジナルが聴きたくて行くんだよね。 まぁ、そこで数曲カバーが入ったからと言って不満に思うこともないけど。 あと、今度のムネちゃん企画のように元から「カバー曲だけでやります」って趣旨のライブならいいけど、通常のライブで何組か出演してて、ある人だけ突然「今日は全部カバーやります」とか言われるとちょっと「いいや」ってなっちゃうかな? あ、普段オリジナルでやってる人がだよ。 オレは歌もパフォーマンスも曲もMCも含めて「その人」っていうのに興味があるので。なので、途中で一曲カバーをやるってのなら、その人の発想の中で自分を表現する方法の一つとしてカバーを選択してるなら、オリジナルメインの流れの中でそのカバー曲を選んだセンスとか、どんなアレンジにしてるかとか、歌い方とか、その人の曲に対する思い入れとか色々見所があって楽しめるんだけどね。 本来オリジナルで活動している人が「今日は全部カバー」ってなると、「それは改めてそういう企画でやってほしい」って思っちゃうんだな。ま、こっちの勝手な好みの話だけど。 で、これがカバーじゃなくて「コピー」になると、なんかもう自分とは種類が違う印象があって、個人的には興味がない。 これも厳密にどういう違いがあるのか知らないけど、自分の分け方としては「カバー」っていうのはオリジナル曲を取り上げるに際して、演奏者や歌い手の解釈とかアイディアを入れた歌い方や、アレンジを加えるってことだと思うのさ。中にはタイトル言われないとオリジナルが何か分からないくらい変わってるのとかもあったりして。 それは演者のセンスとかキャラクターってかなんか「その人」ってのが反映されてるから、興味もてるんだ。 対して「コピー」というのは、そのオリジナルを忠実に再現するってことを目指すものになるだろうと思っている。 まぁ、飛び抜けて面白いのはあるよ確かに。 もうなりきっちゃってる人とか、本当に忠実にコピーしてる演奏を楽しそうにやってるのを見ると「あ〜、そのアーティストが本当に好きなんだね〜」ってほっこりした気持ちになったりもする。 こういうのをやっている人たちって、おそらくオリジナルの演奏者のクセとか、音色の作り方とか、色々と細かな点を研究したり、それに近づくように努力したりってところに喜びというか快感があるんだろうけど、オレの場合その感覚も興味もゼロなんで、「それくらい好きなんだ」って部分以外にステージに共感できるものも新鮮なものを得る感じもないんだよね。あくまで好みの問題として。 さらに致命的なのは、こっちは自分も歌うので、オリジナル聴く時にもボーカルに注目してるじゃん? そうするとコピーしてるの聴くとまずボーカルの声が違うじゃん。アレがもう…。 バンドの演奏がオリジナルに近ければ近いほど、どんなに歌が上手くてもボーカルの違いが大きな欠点に聴こえてしまう。コピーバンドの人たちってなぜそこに無頓着でいられるのか、たまに不思議に思えたりする。 オリジナルのサウンドだって、ボーカルの声質とか歌い方とか声量とかそういうものとマッチしてるから、そのサウンドがいいわけで…。 まぁ、歌も似てる人とかいるけどね。似せてるというか。 だから、コレはもうしつこいけどワタクシ個人の好みですよ。多分、コピーの人たちはその人たちなりの感覚があって楽しんでるだろうし、それが聴きたい人もたくさんいるだろうし。 ということで、コピーに関しては自分でやりたいと思ったことは一度もない。 もしやるとすれば、それはもう余興の出し物的に、自分がオリジナルのボーカリストの「モノマネ」をして楽しむってアレなんで、歌い手としてとか、ある種の表現者として歌うって行為とはまったく別なものになってしまうのね。 あ、ちなみにワタクシ、エンタメとしてモノマネ芸人さんはとてもリスペクトしてます。念のため。 風呂では自分なりのものまねネタも開発してたりして(笑) と、大幅に話が脱線したので、続きはまた次回。 11/12(月) 【Wonder Covers of The Night】 場所:フライアーパーク(札幌市豊平区平岸4条7丁目) OPEN/20:00~ START/20:30~ 料金:¥1000 (1ドリンク付き) 出演:黒田雄亮 / 辻正仁
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カバーの楽しみ(について書くのも楽しみで長くなった)〜その12018-10-23 Tue 22:06
さて、先日も紹介した11月12日のライブ【Wonder Covers of The Night】に向けて色々と何をやろうか考えている。考え始めると止まらない。 フライアーパークのマスター、ムネちゃんの企画にお誘いいただいたのです。 「全編カバー曲を演奏して料金も通常より安く設定して、ミュージックパブに興味を持っているような方に、まずは足を運んでもらいやすい企画を」みたいな事が趣旨の模様。 面白そうなので二つ返事でOKしました。 タイトルもカバーやるから【Wonder Covers of The Night】なんだろうけど、実はコレ、ローリングストーンズの【Under Covers of The Night】のモジリだよね。タイトルもカバーだって構造がなかなかシャレている。 普段自作曲を披露している者がカバーをやるってのは、まぁそれぞれではあるだろうけど、自分自身ではあんまりやらないのもあって、今現在、非常に新鮮な気分で選曲などをやっており、この段階で楽しい。 ついでに「人の曲をカバーする」ってことを改めて考えてみたりして。 ん〜、大昔の事だけど、大瀧詠一さんだと思ったが「カバーやる時ってのは、アーティストが自分の方向性に煮詰まった時だ」みたいな事を言っていて、当時はまぁ、こちとらそんなに経験値がある訳ではないので、「大御所が言ってるんだからそうなのかな?」って感じに思ってた。 その発言に関しては周辺にいる何人かの音楽人も引き合いに出してカバー(という行為)を語っていたような記憶がある。 ん〜、でもね、コレって今現在ではあんまり通用する話じゃないような気がするのね。 別に音楽って方程式がある訳でもないし、時流によって状況変わるから。 随分前だけど、やたらカバーアルバムとかカバー曲を発表するのが流行になった時期があって、あのちょっと前くらいからは確実に変わったと思う。 カバーはそんなに「煮詰まった時の云々」みたいな創作上のアレではなくて、活動上の選択肢の一つってか「企画の一貫」としてのパターンに含まれてると思うし、「新作よりも、聴いたことのある曲のカバーの方が売れる」といった、商売上の要請なんかが大きな理由になったと思う。 昔「ディスコサウンド」がブームで誰も彼もディスコやってたみたいに、カバーやってるみたいな。 んで、それがハマっちゃってカバー作品をシリーズ化するようなアーティストも出て来たしね。 そういう時期を経て、そういうのを聴いてから出て来た若い人たちの「カバー」に対する捉え方は、随分カジュアルになったように思う。 知り合いの音楽人なんかも時折ライブの時に結構いい感じでカバーを披露してたりする事がある。まぁ、ライブの本数が多くて、毎回同じ曲だと来てくれる人も飽きちゃったりするかもしれないし、新規のお客様に親しみを持ってもらえるようにとか、どんな曲を聴いている人間か知って頂くために、よく知られた曲を織り混ぜるって考えもあるのかもね。 あとは、単純に好きな曲を歌って楽しいとか。 え〜と、ワタクシの場合はですね 元々が「自分で曲を書いて歌う」って事がやりたかった人間なもんだから、人の曲を演奏してたのってほとんどギターのコードを身につける為でったので、自分のライブの時にカバーを取り入れるってのもほとんどなかったんですよ。 ってか、ライブって自分の曲を歌うものだって発想しかなかった。 なんだろう? 1ステージが大抵5~7曲くらいで、その中にカバーを入れると、自分の曲を削る事になるじゃない? それが「もったいないな」って(笑) 自分の曲を聴いてほしいので、それを減らしたくないってか、自分の曲を聴いて気に入ってもらえるかどうかってところでやってきたので。 おかげさまで音楽的な煮詰まりを自覚した経験もないし(笑)。 ただアレだよね、変な言い方だけど「趣味」として人の曲、自分が聴いて好きになった曲を歌うのは嫌いではないので、風呂とかではそういうの歌ってるし、ライブのリハの時も自分の曲はほとんどやらずに、少年時代にコード覚えるためにやってたようなフォークソングとか歌謡曲、あとビートルズとか歌ってたりする。 それが本番でも人の曲を取り入れるようになったのって、多分ここ10年くらいの間に少しずつかな? まるまんま一曲ってのはほとんどやらないけど、最初は自分の曲の合間に人の曲を混ぜ込むってのを(結構今でもやるのは『素敵な君の歌』の途中に「imagine』を入れるとか)やり始めたのがきっかけかな? ちょっとした場を盛り上げるイタズラ心でもあるし、ものによってはその曲にこのカバーを挟み込む事で自分なりの伝えたいことを補強するって場合もあるし、一見意外な組み合わせだけど、曲の構造が似てる(実はこういうのも同じルーツがあるんだよって紹介)みたいなところで遊ぶ場合もある。 そんなところが入り口になって、ごくたまに「カバー入れてもいいかな」って気分になったりするようになったんだな。 という感じなので、自分の経験からすると「カバーやる時ってのは、アーティストが自分の方向性に煮詰まった時だ」という大瀧詠一理論はまったく当てはまらない。 ちとこれからまた長くなりそうなんで、続きはまた改めて 11/12(月) 【Wonder Covers of The Night】 場所:フライアーパーク(札幌市豊平区平岸4条7丁目) OPEN/20:00~ START/20:30~ 料金:¥1000 (1ドリンク付き) 出演:黒田雄亮 / 辻正仁
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新たな能力の開花?2018-10-21 Sun 23:30
えーと、ライブのあった本日はある人の出身校を的中させることからスタート。 いや、昨夜からの夢で、学生の頃によく遊びに行ったりしてた他所の大学の美術科の学生控え室が出てきて、そこにここ10年くらいで知り合った人がいてさ。 まぁ夢の中だからいいんだけど、その控え室での昔の友人知人の中にいても全然違和感なくものすごく自然に馴染んでおりまして。 で、夜から今朝にかけて何度か目覚めたり夢見たりしてたんだけど、一旦途切れてもまた同じ設定で夢が続いてたのね。 で、それを確認したところで何があるわけでもないのだが、起きてから気になっちゃって、寝ぼけながら考えるに、美術家の連中と一緒にはいたけど、現在やってることも考慮すると本人は音楽科在籍だったんじゃないかなとか思って、メッセージ入れてみたのね「○○大学の音楽科にいた?」って。 そしたら「そうですよ」という答えとともに、よく美術科の学生だと間違えられたこととか、美術科のエリアが好きだったとかって話を伝えてくれて、「やっぱりな〜」と。 繰り返すが、確認したところで何がどうって話ではないのだが、夢自体が和気藹々として楽しかったのと、ふと思いついたことがバチっと正解だったので、大変気分良く1日をスタートさせることができた。 何の役に立つのかは知らんが、新しい能力の開花である。 で、気分良くライブに向けて弦の張替えなんぞを。 ![]() 【第二回 円山中高年親睦会】無事終了。 ご来場の皆様、ありがとうございました。 中高年らしく、途中歌詞がすっぽ抜けましたが、いいじゃないか。 で、今回はちょっとお試しに、日曜日の夕方という、昼でもなければ夜でもないあえて中途半端な時間にやってみた。 もしかしたら普段足を運びづらい方が来れたりするかもなって。 いつもの方、時折来ていただける方、久しぶりに顔見れた方、最近知り合った方と各種取り揃った感じのお客様ラインナップであった。今日の皆さまが今後全員「いつもの方」になっていただけると幸い。 あ、そうそう「久しぶりに顔見れた方」、今日来るんじゃないかなと思ってたら来てくれました(笑)。 これも新たな能力の開花だろうか? ま、証拠はないので信じるかどうかはご自由にどうぞ。 ライブの空気もですね、中高年らしくマッタリと演者がそれぞれのマイペースぶりを発揮したステージになったんではないかと思う。あと、入院の話とか物忘れの話とか…。 〜 セットリスト 〜 夕暮れ流浪 月光の往来 眠らない鼓動 あの歌を聴きながら 情熱 流れ星 で、開演前と終了後は『円山海月』用のコメントなど収録。 ライブの模様と合わせてお届けする予定です。自分のステージ撮らなかったけど(笑) さて、一応決まっている次回以降のライブを簡単に。 11/12(月) 【Wonder Covers of The Night】 場所:フライアーパーク(札幌市豊平区平岸4条7丁目) OPEN/20:00〜 START/20:30〜 料金:¥1000 (1ドリンク付き) 出演:黒田雄亮 / 辻正仁 えと、コレはフライアーパークのマスター、ムネちゃんの企画でして。 カバー曲限定のライブってことでやります。 料金が普段よりもお安くというか「大丈夫なのか?」っていうくらいのアレです。 そういうのを「やりませんか?」とお誘いいただいたので、即答で「やります」と。 なので、黒田雄亮もオレもオリジナルやらずに人様の曲だけでステージやります。 先週あたりから何やるか考え中です。 その後のはとりあえず簡単に 11/18(日)円山夜想→東京のビードローズが新作発表のライブってことで、彼らが札幌に来るとほぼ一緒にやってるワタクシも出ます。他にオープニングアクトが数組出演予定。 11/19(月)LOG→12日に企画で誘ってくれたムネちゃん在籍の「道東ギャンブラーズ」とご一緒。 12/2(日)フライアーパーク→Mickの企画【楽しみっくナイト Vol.40】。この日出演の、Mick、高井麻奈由、みゃん@のユニット「3M」に対抗してマスタームネちゃんと、My&Jennieの高橋麻衣子ちゃんとワタクシでユニット「M3」を結成して登場します。コレもムネちゃんから誘っていただいた。この日もカバーですが、随分前から諸々何やるか相談しております。面白いです多分。 ま、年内で決まっているのはざっとこんな感じ。詳細はまた追々お知らせします。 まだ追加して来ると思うので、気を抜かないように。 そして、来年1月21日に毎年恒例のワンマンライブをフライアーパークでやらせて頂くことも決まりました。 次回は、今年のように52曲歌うとか、6時間とかってアレではないので、ごく普通に、普通の人よりはちょっと長めのワンマンです(笑)。 今回はハーフタイムショウとして、かまたゆいこちゃんにご出演いただきます。 今から有給申請するなどして空けておくようにお願いします。 とりあえずは、次回のカバーライブまでにまた能力を開発します。
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人の言葉 夢のむなしさ どうせどうせ知った時には(『君をのせて』by 沢田研二)2018-10-20 Sat 23:25
え〜と、沢田研二について書こうと思うのだが、例によって長くなりそうなので、明日のライブのお知らせを先に。
10/21(日) 【第二回 円山中高年親睦会 〜夕べのひととき〜】 場所:円山夜想<マルヤマノクターン>(札幌市中央区南1条西24丁目ヴィンテージビル地下) OPEN/16:00 START/16:30 料金 : ¥2000(1ドリンク付き) 出演 : mitsumi / KaRaSu / 辻正仁 よろしくどーぞ。 昼からでもなく、夜でもなく、なかなか中途半端な時間にあえてやってみようと。 日曜日の日中の予定を終えて夕食までの時間ってな感じにしてみた。 その隙間にお時間ある方はぜひ。 なんだったら、終わってから行こうと思ってたライブにも間に合う気がします。 まぁ、客が少ないからといって急遽中止になることはないけど(笑) という、沢田研二。 「ジュリー」と呼ぶ方も多いし、自分もヒット曲を連発しTVの歌番組にほとんどレギュラーのように出ていた頃のイメージは「ジュリー」である。当時の事を思い返す時は「ジュリー」のままだ。 でもいつからか、現在進行形の彼は「沢田研二」だと認識するようになった。 ある時に新作を聴いたか、彼の歌っている姿を見た時に「あぁ、この人はジュリーであることを辞めたんだな」って、ふとそんな気がして、それ以来、自分の中では自然に彼のことをジュリーではなく「沢田研二」と呼んでいる。 さて、最近ニュースになって、いろんな人がいろんな意見を言っているんだが、「さいたまスーパーアリーナ」での公演を直前になってキャンセルして急遽公演中止となったって話。 まぁ、賛否両論ある。より大きく取り上げられるのは「否」の方の意見っていう印象があるけど。 有名人、芸能人がそれぞれその件について「けしからん」とか「プロ失格」みたいな事を言っていて、非常に違和感がある。 ま、「否」について違和感があるってよりは、そういう意見を公表している事に対しての違和感だ。 今回の場合について、演者が公演を拒否するということに関しては「良い」か「悪い」かってことを考えると、正直言ってオレはどっちでもない。 「自分だったらどうだろう?」と考えてみようとしても、こちとら客数が9000人だろうが7000人だろうが「信じられないくらいの観客数」であるからして、まったく判断がつかない。 本来であれば、この件で沢田研二を非難する権利を持っているのは、チケットを購入して時間の都合をつけて、公演を観るのを楽しみにしていた人たちである。 その人たちが例えば自身のブログとかSNSで「楽しみにしてたのに勝手な都合で中止なんて許せない」とか「2度と行かない」とか書き込んだり、または主催者側を相手取って何らかの責任を問うとかなら話はわかる。 沢田研二のコンサートに行く気もないし、この件がなければコンサートあることすら知らないような人たちがなんでわざわざ公の場で沢田研二を非難してるのかがよくわからないのである。 あのさ、例えば昔ジュリーに憧れてたとか尊敬してるって人が、今回のような「揉めてる」ってことで話題になっている状況そのものを「残念な気がする」とか言ってるのはわかるのよ。「スターの華やかではないところを見ちゃった」ってアレだから。 話がまとまってなくてごめんよ。例によって思いつくままに書いてるもんだから。 で、まぁそれにしたって人の意見はそれぞれだから「プロとしてどうあるべきだったか」ってことも含めて、いろんな意見はあるだろうなとは思うのですよ。 なので、本件に関する自分の意見も言ってみようかなと。 まず、自分の見聞きできた範囲での報道や沢田研二の会見の内容をまとめて、時系列で並べると 沢田研二のコンサートツアーを「さいたまスーパーアリーナ」で行うという話があった。 ↓ 沢田研二自身は当初「そんな大きな場所でやっても集客できない」という事で難色を示した。 ↓ プロモーターサイドでは集客できるからやりましょうという姿勢だった(もしくは沢田を盛り上げたい事務所の意向や説得もあったのかもしれない) ↓ 当日までにプロモーターから沢田に対しては約9000人集客できるとの説明があった ↓ 実際に当日会場に来て、リハーサルを行う段階で、空席を目立たなくするようにシートが被せられているなどの状況があり、沢田側がプロモーターに確認すると、9000人集めていたはずが実際はチケットは7000枚程度しか出ていなかった事が判明 ↓ その状況では話が違うし、ガラガラの会場で公演するのは自分には酷な事であるために沢田は公演中止を希望し、プロモーターや事務所の説得にも意思を曲げなかった。 まぁ、だいたいそんな流れだろう。 ちょっと見聞きしただけでも整理すればこういう状況だという発表が(内実は違うかもしれないけど)なされているのである。 にも関わらず、多くのネットニュースやSNSの書き込みや、有名人のご意見を見てると「沢田研二が客の入りが悪い事にヘソを曲げた」みたいな印象で語られていることが多すぎる気がする。 それで「いつまでも人気スターの意識のまま」とか「客が少なくてもやるべき」とか言っているが、論点が問題の核からズレているのに気づかないのだろうか? そういう理解力であんなにご立派に自分がチケットを買うわけでもない人のことを非難しているのが不思議でならない。 別に客が7000人だったから辞めると言っているわけではないだろう。 自分が「さいたまスーパーアリーナ」を満員にできると思っていたわけでもない。 沢田は最初から「自分は人気スターの頃とのような集客力はない」という自覚のもとで、それを踏まえて現状の身の丈にあった公演をやろうとしてたんじゃないだろうか? 沢田の会見の言葉から察するに「ガラガラの会場でやるのはオレも厳しいし、今の自分の集客力にふさわしい場所でやりたい」っていう事だったんだろうとオレは思う。 そこでプロモーター(もしくは事務所)が、この大きな会場でやりたかったものだから(そこにも色んな事情やなんかがあるんだろうけど)「9000人集めました」みたいな事言ってて実際にきてみたらそれよりも2000人少ないって、「約束が違う」ってなるでしょ? 元から、そういうのはやりたくないって話なんだから。 これが公演中止の理由としてあった「契約上の理由で」ってことなんだろう。 実際にプロモーターと取り交わした契約書に「最低でも9000人の動員」とかそういう条項があったとは思わないけど、口頭だけでも(もちろんそれでは契約不履行で訴えるわけにもいかんが)、そういう約束をしてたんだろうと思う。 だから多分、ここで沢田さんは一回譲歩してるよねきっと。自分では大きすぎると思った会場でも、「なんとか客集めます」というような説得があって、その気持ちを受け止めて信頼したんだと思う。 それが結果は違ってた。その中に多分、約束した側の熱意が感じられなかったんじゃないかと思うのね。自分の信頼を裏切られたような気がしたんじゃなかろうか? ついでに言うと、予定してたよりも2000人分の客席が空いている会場ってのはとんでもなく悲惨だと思う。オレらのように9人来る予定が7人だったってのとは話がまるで違う。 だから、やれないって事になったんでしょう。 そういう解釈はできないかな? もちろん、これも報道されてる中で自分が受け取れる情報を整理してるだけなんで、報道が正しいかどうか、沢田研二や事務所やプロモーターの言ってることが本当かどうかもわからないよ。 でも、同じような情報見て「いつまでもスター気分で」とか「またワガママ言ってる」「プロとしてダメだ」みたいな解釈してるぐらいなら、こっちの解釈の方がいいと思うんだけどね。 沢田さんだってスターであった時も、そうでない時もありながら、長い間プロとして色んな人たちと関わりながら仕事してきてるんじゃん。そのキャリアをなんだと思ってるんだろう? そういう経緯がありながら、会見では本人「僕の力不足です」って言ってるんだよ。 オレはちょっと頭下がるけどね。 こうした経緯が事実なら、非難されるのは本来プロモーター側なはずだ。 難色を示す出演者に大会場で「人は集まる」と約束して承諾させて、嘘の報告して、約束した人数集められなかったんだもの。「プロとして」って趣旨の意見を言うなら、プロモーター側に向けるべきだ。 さて、お気付きの通り、ここでもやはり実際にチケットを購入して楽しみにしていたファンのことは無視して書いてきた。 で、実際にそのドタキャン食らったファンの人たちはどうするかというと、もちろんガッカリしただろうし、予定を開けたり交通費だなんだとチケット代金だけではすまない「損害」はあったと思うんだけど、おそらく大半の人たちは沢田に理解を示すんじゃなかろうか? ファンってそういうもんでしょ? 色々不満があったりしつつも、特に沢田のプロとしての了見をどうこう言ったりせずに、おそらく振替になるであろう公演に向けて日程調整して、楽しみにするはずだ。 だって、その人たちは、そこで沢田の公演を見ればそういう全てが報われるのを知ってるんだから。 それが(この場合は)沢田とファンの間に結ばれている信頼関係であるし、そこを裏切らないのが沢田のプロとしてのスタンだんだろうと思う。 もうちょっと私見を言えば「申し訳ないけど、それでもファンは理解してくれる」っていう思いがあるからこそ、沢田さんも今回のキャンセルって決断ができるんだと思う。 そして、ファンはそういう考え方でやっている現在の沢田研二が好きなんだと思うのね。 だから、ファンでもない周りがごちゃごちゃといいの悪いの言ってもしょうがないじゃん。 これさ、沢田さんが7000人のガラガラな会場でライブやったとして、マスコミって取り上げるとすれば「往年のスターが過去の自分にすがって大会場でライブやったけど会場はガラガラだった」みたいな書き方するんじゃないの? 報道って本当はそういう表面じゃわからないことを、内実をちゃんと調べるものなんだと思うけどね? プロとしてどうなんだろうね? コメンテーターとかも、さして深く関わってもいない人の事をあーだこーだと放送で言うのって(飲み屋の私的な会話で話題にするのはいいよ別に。オレもするし)、それで出演料とかもらうんでしょ? 因果な商売だよね。 オレ別に沢田研二のファンではないけど、たまに興味あって現在までの作品とか動画になってるのを見るけど、それだけでも彼は決して、往年のスターの気分のままでいるって印象は持たないけどね。 もちろん、一世を風靡したプライドや経験は持ってるだろうけど、現在の自分の立ち位置もしっかり踏まえてるように見えるよ。 本人は無理に大会場でやろうとかじゃなくて、今の自分を楽しんでくれる人たち、昔から変わらず応援してくれる人たちに、現状に見合ったスタンスで喜んでもらおうと思ってるだろうし、むしろそこで喜んでくれる(ドタキャン食らっても理解し応援してくれる)人たちと一緒に過ごす事を大切にしてるんじゃないかな? そのかつてよりは数の少なくなったファンに対してだけは、小さくても満員の会場で歌っている自分でありたいのではないかと。 そう言うところにキャリアを積んできたプロの矜持を感じるけどね。 そのやり方が良いか悪いかなんて決めれるもんじゃないじゃない。
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日曜日の夕刻にお待ちしてます。2018-10-18 Thu 20:41
この1週間〜10日くらい、やたらと人に会っていた。
いや、日常的に人とは会うけど「何日の何時に会いましょう」みたいな約束したりで、食事しながらとか茶をしながらとかでの会話をしたと言うのかな? それ以外には、久しぶりな方とばったりお会いして「ちょっとお茶でも」とか、用事というか相談受けるみたいなアレでメールとかで多少やり取りするとかで大体の時間が使われていたような。 こういうのって時期が手中するのかね? 色々な方の日常の話を聞いて、考えてることやら、悩んでることやら、やろうとしていることやらについて聞いた。もちろんこちらも考えてることやなんかは話したけど、あいにく悩んでいることが見当たらない。 まぁ、そんなに深刻っていう感じのは少なかったけど。それぞれに有意義な時間でした。 で、今日は久々に「誰と会う約束もない日」であった。 多少ライブに関する打ち合わせ事項の連絡があった程度。 いや、人と会って話をするのは嫌いじゃないってか、どっちかというと好き(よく知ってる人なら)な方だが、実は一人で静かに過ごすのも大好きである。 一人でぼ〜っとしたり、書き物したり、くだらないこと考えたり、散歩したり、本読んだり… というか、そういう時間がある程度保てないと神経が疲れてくる。 典型的な内向型人間でございます。 誰かと会ってしゃべり倒したら、その分というかそれ以上を一人で黙々と過ごすという極端にメリハリの効いた暮らしを好んでおる。 でその極端さの極北にあるのが「ステージに上がって人前で自作の歌を大声で歌う」ってのでございまして。 次回は10/21。 もうすぐだな。 こんな概要 10/21(日) 【第二回 円山中高年親睦会 〜夕べのひととき〜】 場所:円山夜想<マルヤマノクターン>(札幌市中央区南1条西24丁目ヴィンテージビル地下) OPEN/16:00 START/16:30 料金 : ¥2000(1ドリンク付き) 出演 : mitsumi / KaRaSu / 辻正仁 ずいぶん前にやった【円山中高年親睦会】の第二弾。 前回はなんとなく空いてる日にスケジュール入れて、出演者を募ったら「中高年」と呼べる年代のひとばっかりだったんで、後付けの洒落として命名したんだけどね。 今回も、ちょっとそれに近い形で。 前回よりは途中からそういう狙いにした部分はあるけど。 本来は若いも年寄りも関係なく現役の音楽人であれば年代関係なくごちゃ混ぜに楽しめばいいと思ってるんだけどね(いわゆる「おやじバンド」とかのくくりの企画ってあんまり好きじゃないし)。自分自身もあんまり年齢とかキャリアとか意識することないし。 ただあれだね、常に同世代とばかり関わっている中高年ではなくて、通常は年代関係なく活動しているような人たちに声をかけさせてもらっている。 単純に、その方がオレが楽しいので。そしてやはり世代が近いならではのなにがしかというものもあるんである。 そこは、若い人たちと一緒にライブやるときの刺激とはまた違った得るものがあったりもするし。 なので、内容的に特に世代とかそんなもんを意識したわけではございません。たまたま中高年演者が集まっただけの話。 ということで、老若男女のご来場をお待ちしてます。 ![]()
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熱意の方向性を誤るとただの傲慢2018-10-13 Sat 20:58
サポートギターして帯同している、ビードローズの佐藤亙君から連絡をいただいて、昨年に引き続き、榊いずみさんのライブにお邪魔して来た。
昨年も書いたけど、橘いずみとしてデビューし、数々のヒットを飛ばし、その後結婚、インディーズへと活動を移行したわけだけど、根強いファンがたくさんいらっしゃる。 そして、往年のヒット曲も最近の曲も隔たりなくフラットに扱っているステージングがいいな〜と思うのです。 ヒットしてた曲に過剰な意識がないってのかな? もちろん往年のファンに向けて「コレ、聴きたいでしょ?」ってサービスはあるんだろうが、それに依存するわけでもなく、時折そういう過去に大ヒットしたアーティストに見られがちな「今の自分を見て欲しい」って感じの過去曲を否定するような姿勢でもなく。 当たり前の話なんだが「全部自分の曲だもん」っていうスッキリした風情が、現在の彼女のスタンスを表現しているのではないかなと。 そしてステージを見ていると、やはり長年プロの現場でやり続けている人の「魅了する力」というのは素晴らしいなっていうパフォーマンスだ。 ちょっと前に聴いた方のライブでも感じたんだが、特に歌モノのポップス、ロックに於いてだと思うけど、観客を喜ばせるのは演奏能力とか歌唱力とはまた違う「それ以前に踏まえなきゃならんもの」があって、それはきっと言葉にはできないことなんだろうが(もしかしたら「奥義」ってことかもね)、そこの部分を覚悟を持ってやれるかどうかってアレなんじゃないかと。 もちろん、演奏力や歌唱力も必要ではあるが、極端な話、ギターでコード押さえて音出せるのであれば、あとは「オプション」だろうなと。 ん〜、確かにジャズとかインストものの一部には演奏の技術力を磨くべきものもある。歌モノにだってそういう技術的なこととか演奏の細かな点に注視する聴き手も存在するのは知っている。 でも、ポップスに関してはそういう聴き方で評価したりするのはごく一部のマニアじゃないかと思うのね。 で、その前に先述の「踏まえるべき点」を押さえておかないと、そういう技術とか細かな点の拘りが功を奏しないし、ヘタするとその場に居る人たちが求めているものを提供できずに、ただ「立派な演奏」をして終わりになっちゃうんじゃないかなと。 おそらく演奏者は自分の目指してるものがその「緻密な演奏、磨き抜かれた演奏力」なら、そういう「立派な演奏」できればいいんだろう。 でも、それなら特に人前でやる必要もないよなって個人的には思う。 と言うのがですね、以前から考えてた事ではあるんだけど、この1ヶ月ほど改めて考えたり感じたりする機会があったんだけどね、昨日のいずみさんのライブ見て、その点におけるひとつの回答を得た気がした。 「誰に向けて何を提供するか」「自分は何がしたくて、何を提供できるのか」「ここに居る観客が何を求めているか」ってことの見極めと自覚を間違えてない感じ… その中で長年やり続けることで培われた何かが発揮されてるんだろうな。 まぁアレですよ。ここで自分の話を出すのも恐縮ではあるが、ワタクシ自身が演奏力とか歌唱力とかはある意味で「そこは目指しても自分には限界がある」と判断した部分があってね。 ん〜おそらくバンド終わって弾き語りを始める頃から、「外してはいけない部分だけ持ち続けよう、もっとそこで何か伝わるものを目指してこう」ってなのがあってですね。 極端な話、コードだけ鳴らして歌ってるだけでも聴いてる人が喜ぶようなやり方ってのを。 それなりにやっているつもりではあるが、いずみさんのライブとか聴いたり見てたりして、自分はまだまだだな〜って。比べるのもおこがましい話だが。 多分、「腹のくくり具合」みたいなもんだろうね。それも彼女のように軽やかにやれたらいいよな。 ってな、非常に有意義なライブでした。 終了後に別会場で自分のライブやったり他にも諸々あったhide-c.が合流。 そういえば、亙くんともヒデちゃんとも昨年のいずみさんのライブ以来だったな。 あ、ヒデちゃんは数日前にソバ食ってるの見かけたけど(笑) あと、シンガーソングライターの流ちゃんも手伝いに来ていて、彼女とは10年ぶりくらいだろうか? んで雑談。 亙くんは自分のバンド、ビードローズでの新作も発表したばかりで、そっちのライブもやっている最中。 11月に札幌に今度はビードローズとしてやってくる。 いつもこっちにくると、オレとビードローズとhide-c.でライブ「円山純情倶楽部」ってのをやってたんだけど、今年はhide-c.がスケジュール目一杯なんだよね。 で、11月のライブの話も昨日してたんだけど、その場でワタクシの出演が決まりました(笑)。 詳しくはまたおしらせします。 とりあえずは、10/21のライブをよろしく。 10/21(日) 【第二回 円山中高年親睦会 〜夕べのひととき〜】 場所:円山夜想<マルヤマノクターン>(札幌市中央区南1条西24丁目ヴィンテージビル地下) OPEN/16:00 START/16:30 料金 : ¥2000(1ドリンク付き) 出演 : mitsumi / KaRaSu / 辻正仁
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「ありがとう」と笑って生きていたい(『slow life,slow music』by Mick)2018-10-06 Sat 23:59
Mickの活動10周年記念のワンマンライブを観て来た。クラップスホール満員。
今年は高井麻奈由ちゃんも10周年でここでワンマン。 それからTomomiちゃんは11年くらいだと思うけど、同じくクラップスホールで活動の節目的なワンマンをやった。 そしてMickである。 Tomomi、高井麻奈由、Mickの3人は活動を初めて間もない頃から知っていて、折に触れて一緒にライブやったり彼女らの音響を担当したり、相談めいたものを受けたりとか色々とこれまでの過程を知っているので、なんとなく特別な思い入れがあって観ているお嬢さんたちである。 あとは現在二児の母となって、また少しずつ活動しているnatsuちゃんもだな。 で、まぁそうしたお嬢さんたちが今年は立て続けに大きなワンマンライブであった。 麻奈由ちゃんとTomomiちゃんに関しては以前にも書いた通り。 結構、感慨深いものがあったのだ。 「親心」みたいな(笑) 「あんな小さかった子がこんなに立派になって…」ってなアレである。 で、今日のMick。 おそらく先にワンマンをやった二人を見た時みたいにはならないだろうと予想はしてたのよ。 そして予想通りだった。 ただただ楽しかった。終始笑っていた。 物販お手伝いで元ウィングベイ小樽の佐々木さんがいたんで物販席の椅子に座らせてもらって見てたんだけどね。 二人で爆笑。 もう、本当にMickらしい、緩い空気でのステージで、逆にこういう大きな場所でそういうことができるのが凄いんだけどさ。客席も終始和やか。 なんだろう? Mickってその三人の中じゃ一番マイペースというか、そんなに「成功への階段を登っている」とか「ビッグになっていく」って印象のない人なのね。オレの中では。 でも一番とんでもないことをやっているのもまたこの人なんである。オレの中では。 もちろん、三人それぞれで目指すものもスタンスも違うので比較できるようなもんじゃないってのは前提よ。 でもね、なんせいきなりzeppSapporoなんていう2000人規模の会場を個人で予約しに行ってワンマンライブやっちゃうような人だ。 で、今回のライブもそうだろうけど、周囲がものすごく支援するってか本人はわりとのほほんとしてる中で、ものすごく周りがそれを盛り立てようと力を発揮するってか、発揮させる人なんだと思うのね。 もうひとつ言えば、彼女は先ほどの2人と比較しても「プレイヤー度数」が高いと思うのよ。 もともとドラムから音楽を始めたってこともあってリズムに関する感覚も鋭いし、ピアノも上手いってか、ボーカリストが歌いやすいピアノである(オレも一度、Mickに自分のステージをワンステージ丸ごとサポートプレイヤーとして演奏してもらったことがあるけど、歌いやすいわ楽しいわ)。 センターでメインを張る特性よりも、演奏者のスタンスに近いのね。 この辺はTomomiちゃんとは真逆というか、演奏者が演奏を始める中、満を持してセンターに登場して一気に華やかな空気を作るTomomiちゃんに対して、今回Mickはサポートプレイヤーと一緒にゾロゾロと登場して挨拶もドラムのOZAくんにやらせたりとかして、それぞれ持ち場についてスタートみたいな。そういうのが似合っているんだな。 サポートメンバーもこれまでの活動の中で知り合ったギター、ドラム、コーラスというシンプルな編成で、いかにも音楽仲間がサロンで演奏するような、派手さはないんだけどいちいち気の利いたプレイであったりして「仲間で奏でる」っていうアレなのね。多分、本人もプレイヤーとしてそういうアンサンブルの一部として存在してることに喜びがあるんだと思う。 今回は、メンバーがそれぞれ担当楽器を交代して演奏するとかさ、アンコールの一番ラストがコーラスのノリちゃんがメインボーカルで、Mickはピアノプレイヤーだもん。すげぇ楽しそうだったけど(笑) そういう、仲間と一緒に音楽で遊んでるって感じが良かった。 途中で登場した、Mick、高井麻奈由、みゃん@によるユニット「3M」もまたしかり。 そういえば、活動始めて間もない頃の彼女らのライブで音響やった時に、Mickと麻奈由ちゃんが二人並んで緊張で震えてたのをしょっちゅう見てたけど、それが今やステージでのんびりと世間話みたいにトークしてるんだからね〜。 で、その演奏者もそうだし、お客さんたち(中に顔見知りの音楽人がいるわいるわ)も、裏方さんたちもみんななんか彼女のプレイヤーとしてののほほんさに惹かれて、これまでどっかしらで彼女の「仲間」になっちゃった人たちなんだと思ったのさ。 本人特に世間に打って出ようとか、自分を知らしめようとか考えてないと思うんだけど、その仲間になっちゃった人たちの広がり具合ってのかな、そういうのでzeppとかってとんでもないことやったりを、ふわ〜っとできちゃうのがこの人の凄さだ。 そして、今回のびっくりはですね、なんと一曲バイオリンを演奏したのですよ。 葉加瀬太郎の『情熱大陸』・ もちろん、上手いか下手かと言えば、下手である。でもちゃんと弾けてる。 オレもやったことあるけど、まぁ何度かやって『キラキラ星』は弾けるようになった(多分、今は弾けない)けど、バイオリンって音出すのも大変なんである。そして正しい音のポジションに指を置くのも大変なんである。 この日のために練習始めて、半年しか経ってないと…。 それでなんで『情熱大陸』が弾けるんだ? それも、けっこうリズムに乗って体揺らしてるじゃないか。 魔法のようだ。 ときどきヨレた音を出しながら楽しそうに演奏してる、そして観客まで楽しくさせちゃってるMickを見てこんな言葉が思い浮かぶ。 play である。「演奏」も「遊ぶ」も英語にすると「play」。 Mickがプレイヤー度数が高いってのはさ、多分理屈や思考ではないところで「play」というものを知っているってことなんだと思う。 きっとMickにとっては自分もメンバーもお客さんも裏方さんも関係なく、みんなで「play」することが一番大事なんだろうね。 ある意味で欲のない人だ。 『自己顕示欲』って意味で言えばエゴのない人ってのかな? エゴが強いのが悪い訳ではない。なんちゅうんだろう? こう、知名度上げたいとか、自分の音楽性を今以上に知らしめたいというか認知を拡大したいって人には『自己顕示欲』というのは大切なもんだと思うのよ。 でもMickってそういうところじゃないところでやってる人なんだよね。 自分の歌で存在を示したいとか、感動させたい、元気付けたいとかって発想じゃなくて、楽しい場を共有したいってことなんだと思う。 そういう人ほど大技を持っているんだな(笑) なので、これまでも彼女と話をしてて音楽的な今後の展開とかで相談みたいなことはほとんどなかった。なんか一度「曲ができない」って話をされて「曲ができないってことを曲にすればいいじゃん」って答えたんだが、それを覚えていてのことかどうかは知らんけど、その後「生理の煩わしさ」をテーマにした曲ができて来た時には笑ったな。 そういうところも生粋のミュージシャンだと思うのさ。 それで、そのミュージシャンってところがブレがないから、あんまり活動について相談もないんじゃないのかね? だいたい、仕事とか人間関係の愚痴とか聞いてたような気がする(笑) そんなんだから、オレもはなから今日のワンマンで「よくぞここまで」って気にはならないだろうと思ってたんだよね。 で、話がずれるけどさ、今年のオレのバースデーライブの時に、みなさんに質問とかメッセージとか記入してもらってたんだけどね、Mickも来てくれてて、彼女の書いたメッセージがまるでラブレターのようなアレでね。 オレという人物にに対するじゃないよ。オレの書いた歌とか音楽性みたいなものに対してのラブレターだね。 オレがやろうとしてる事を的確に見抜いてそれを「好き」と言ってくれてるのです。 時々読み返してニヤけてる(笑)。 そういうところもこの人はプレイヤーなのですよ。 なので、今回はワタクシも、親戚のおじさんみたいな情で感激するんじゃなくて、彼女がただ素直に面白がってやってるplayのとんでもなさに笑ったり驚愕したり感心したり幸福になったりしてきた。 という、コレはいつぞやのラブレターの返信です。 ![]()
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うっかりしてる間に…2018-10-02 Tue 22:26
う〜ん、大きく揺れたり暴風やら大雨が過ぎ去っている間にすっかり肌寒くなっておる。
先月後半はなんだかんだとなんだかんだあり、いつが何曜日でここがどこでオレが誰かもわからないうちに終わってた。 気がつけば10月。 かなりうっかりしていた。 今月はしっかりしよう。 とか思ってみるけど、今日は10月の2日。 初日からうっかりしてたようだな。 本当は読んだ本の話とかもしたいんだけどさ。 その前に色々と諸々の準備もせねばってアレでして。 ありがたいことに、幾つか先々のライブのお誘いもいただいております故。 とりあえずは、今月の決定したライブを。 10/21(日) 【第二回 円山中高年親睦会 〜夕べのひととき〜】 場所:円山夜想<マルヤマノクターン> (札幌市中央区南1条西24丁目ヴィンテージビル地下) OPEN/16:00 START/16:30 料金 : ¥2000(1ドリンク付き) 出演 : mitsumi / KaRaSu / 辻正仁 いつぞやに偶発的なアレで開催した『円山中高年親睦会』の第二弾をやることになった。 今回も、自分的には偶然なんです。誰にもわからないだろうが。 気がついたら中高年が集合してたみたいな。 なので、もちろん中高年でなくても来ていただきたいんだが、普段なかなか都合の付きにくい中高年の方々にも足を運んでいただきやすいようにスタート時間を思いっきり早めてみた。 なんなら、コレみた後でもう一本別なライブに行ってもスタートに間に合うと思われ。 よろしくどうぞ。 とりあえず、本日はもう就寝してみる。 ではまた。 ![]()
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