海月屋・辻の日々

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帰り道を忘れてもどうせ同じ空の下(『風来坊恋歌』by 自分 )



本日はちょっと野暮用で師匠のところに行ってきたんだけど、天気も良かったしちょっとした気まぐれで帰りにフラフラと歩いて帰ってきまして。
意外と時間かからなかった。2時間弱かな?
あえてどこ歩いてるんだかわからないルートで歩いてみたのだけれど、ちょうど日が傾きかけてる時間帯で、ふと子供の頃の事を思い出しまして。

10歳になるかならないかの頃だけどさ、引っ越す前の友達の家に泊まりがけで遊びに行った帰りに、地下鉄からバスに乗り換えて帰るハズだったんだが、財布をどこかで落としたらしいのを地下鉄から降りて気がついた。

もう、どうしようもないワケですよ。
家に電話することもできないし、どっか交番とかに行って助けてもらおうかとか、バスの運転手さんに事情を説明しようかとか色々考えたと思うんだけど、最終的に決断したのは「歩いて帰る」であった。
まぁ、多分気の小さい子供だったので、交番だろうとなんだろうと知らない大人の人のところに行くのがちょっと緊張を強いられるというか、行けなかったんだろうな。
それよりはどうなるか分からないなりにとりあえず、いつもバスから眺めてた景色の記憶を頼りに歩く方を選んだんだろうね。ちょっとあまりにも昔すぎて記憶が曖昧だけど。

その時もちょうど日が傾きかけてる時間帯だったんで、今日歩きながら思い出してたのさ。
あの時は、地下鉄降りたら家の方角が「とにかく日が沈んでいく方向だ」というのを頼りにしてたのだけは覚えている。なんちゅうか、動物的だな(笑)

今考えると、日常的に歩いてる程度の距離なんだけどね。
子供の頃はどのくらい時間かかってたんだろう?

ものすごく心細かったと思うのだが、どう考えてもそれで忘れ物がないか慎重になった気もしないし、万が一のためにお金を分散して持っているとか、何かあったらどうしようみたいなことに不安を持つ性格にもならなかったようだ。

おそらく、自分の「成功体験」として刻まれたんだなと思ったのね、今日。

財布を失くすという失敗よりも、その後に当時の感覚では途方も無い距離を明確なルートも分からないままに歩いてちゃんと家にたどり着いた事の方が自分にとってインパクトが大きかったんだと思う。

まぁ、子供にとっては孤独な大冒険だったわけですよ。

結果、慎重な性格になることもなく、未だによく分からない道を歩き回るのが趣味と化し、結構な事態に陥っても何の根拠もなく「どうにかなるだろう」と呑気に構える性格になったんじゃなかろうか?

多分、その時は心細かったと思うんだが、終わってみたら「面白かった」って記憶にすり替わったんだと思う。
小学校の高学年になってから初めて「自分のために買ってもらった自転車」を手に入れると、毎週日曜の朝になると自転車であてもなく早朝の道を徘徊するのが習慣になる。
20代から30代の後半になると仕事の連休時に気が向いた列車に乗り込み、気が向いた駅で降り、どこだか分からない場所を転々として、時には野宿して帰ってくるというのを年に一回のお楽しみイベントにしていた。

今はだいたい散歩で納めてるけど。

これを人生に置き換えてみるとだ。

ある意味、誰でも「正しい道順」などは分からないままに行き着く場所までの道のりを進んでいるわけですね。

ある程度安全かつ快適に、自分が「どのバスにのるか?」さえ押さえておけば、そして運賃さえ手元にあればバスに乗り込んでしまえば目的近くの停留所まで運んでくれるわけですね。
ここで気をつけるのは、どのバスに乗るのかと運賃を失くさないように気をつけることだ。常に運賃に気をつける。バスのダイヤに気を配る。バスに乗り遅れないように行動する。

ところがだ、一度バスに乗れなくても歩いて帰れたもんだから、おおよその方向さえ掴んでおけば運賃がなくても停留所が分からなかったり発車時刻がどうであろうと、なんとかなるだろうと。最終的に行くべき場所にいけるだろうとどっかで考えてるような気がしてきた。

そんでまた、散歩が癖になってるとさ、交通機関に時間を合わせて行動するとか、並んで待ってるとかが歩く事よりも面倒に感じるんだな。
よっぽど遠く無い限り、歩き回る方が気楽である。
途中で好きな場所で方向転換できるし、道中で色々と発見したり思いもよらぬ事を考えついたりできて、一言で言うと「面白い」のだ。
そりゃ、途中で雨に降られたりとか歩き疲れたりとか異常に腹が減ったりする事もあるんだが、そういうのも含めて終わってみれば面白かった事になっている。

「正しい道のり」が分からないまま進むのなら、どっちを選ぶか?
ってことになると、バスに乗るより歩いた方が楽しいような気がしてるんだろうなというのが、今日歩いていて思った事。

おそらくあのこどもの頃に、交番に駆け込んだりしていたら、きっとバスに乗ることに気を使う人間になってたんだろうなって。







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芸を続けてました (『CLOWN』 by Recall)



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ということで

この人影は谷藤勝彦師匠である。
歌いながら間近に来たので撮影してみた。

本日は師匠の誕生日ライブでございました。満員でございます。
いつもはバンドRecallでのライブをやってるんだが、今年は諸々の活動事情から、第一部は師匠の弾き語り、そして第二部はメロウデュをサポートに従えての演奏。

ギター一本でワンステージやるってのは初めてらしい。
その第一部はオリジナル曲で構成。
人のことは言えないが(笑)、よく喋る。

なんちゅうんだろう? ハナからバンドを想定した楽曲作りをしてるんで、弾き語りで聴くと新鮮である。
まぁ、本人は平然とした風情でやっていたけれど、多分内心は色々と感じながらやっているんではないかと勝手に想像しながら楽しませていただいた。
バンドと弾き語りでは勝手が違うので、慣れていないと色々戸惑うもんである。

まずは音数の少なさとかそういう事なんだけど、一番アレなのがビート感とかグルーブみたいな所で、バンドだと周りの演奏が絡まって生まれ出たものに包まれたり乗っかったりしながら歌えるんだが、一人でやるとそういうのも全部自分でどーにかしなくちゃならないので。

個人的に思うのは、やっぱり音数が少ないってかギターの音しかなくて、アンサンブルも組めないワケだから、グルーブやビートが出せなければ歌っていても気持ちが乗っていけなかったりするなって。経験上。
コレ書きながら、もしかしてフォークとロックの違いって、弾き語りの場合はそーゆーところに現れるのかもと思ってみた。ちょっとコレは後でゆっくり考える。

で、師匠の曲なんかはビートとグルーブがなくなると曲自体が機能しなくなるので、弾き語りはハタで聴いてるよりもやるのは水面下で大変だろーなと。
どうしても「自分を晒す」ってことになるし、晒さないと成り立たない部分があるので、慣れるまではちょっとした覚悟みたいなものが必要だし。

とか冒頭で思いながら、ちょっと心の奥底が右往左往する様を楽しんでやろうと思ってたんだけどね…。

その矢先にステージから呼び出しがかかりまして(笑)

一曲歌えと…。

何度かカバーさせてもらっている名曲『CLOWN』を、なんの説明もなくいきなりやるぞと言われまして、オレが内心穏やかではなくなりました(笑)。
いや、久しぶりにこんなにオロオロしながら歌ったな。
せっかく誕生日のライブでお呼びがかかったんだから、ここはひとつ気持ちを入れてと思いはしたが、イントロ8小節の間にどう歌うか定まりきらず。歌い出したら自分で歌う時とキィが違い。3コーラス目に差し掛かる時にようやくこっからどうにかと思ってたら、師匠が「ここオレ歌うわ」と…

マウンドの傾斜に順応できないまま2連続フォアボールを出すピッチャーのような気分で投球してました(笑)

最後のサビだけどうにかできたかな? 制球が定まらないなりに、とりあえず、生きた球を投げることだけできたような。

ものすごく「もう一回やらせてくれ」感の強い結果となったが、こういうのはまぁお祝い事だし、急に言われてオロオロしながらってのが、お賑わしとしては良いんだろうな。

と、自分を慰めておる(笑)

なので、その後の第一部のステージは当初の楽しもうと思ってた意地悪な気持ちは維持できず、素直に聞いておりました。

で、第一部終わって、第二部の前にプレゼントお渡し会がありまして。
終了後に受け取るとかじゃなくて、プレゼント渡しに来いと。
それもショーの一部として組み込んでるのね。

メロウデュのかおりちゃんがおもちゃのリコーダーでTスクエアのF1グランプリのテーマ曲を吹いてまして、BGM代わりに。なんか「栗コーダーカルテット」がグズグズになったような感じで面白かった。本人何故か、泣きそうな情けない顔で笛を吹き続ける(笑)。

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そんで第二部
メロウデュをバックにAORを中心としたカバーを。
もうここでさ、一部の時と歌のノリ方が全然違う。やっぱバックで諸々しっかりサポートしてるから歌が自由になるんだろうね。
アレンジも演奏も良いし。

久しぶりにメロウデュの演奏聴いたけど、アレだな。かおりちゃんはピアノでおしゃべりできる人だよね。そんで、ヤギちゃんのドラムがさ、どの規模の箱で聴いても、その会場にジャストな音量なんだよね。
今回のようにあまり大きくない場所だと、だいたいドラムは生音そのまんまでPA通さないんだけどさ。生で狭い場所だとドラムだけやたらと響き過ぎたりするもんなんだが、彼の場合、どこで聴いてもまったくソレがないんだよね。本人意識しているのか、体感的にこなしてるのかは知らんが、アレはすごいな〜と思う。

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三人での演奏を聴きながらふと浮かんだのは「信頼関係」ってのかな? 
出てくる音に裏打ちされてるものとして。
なのでとても心地よく聴けるし、ちょっとハッピーになれる。

という気がする。

で、アンコールラストにはクラップスホールの小泉さんが呼び込まれまして、「ウィー・アー・ザ・チャンピオン」。冒頭の写真の様相となりました。
小泉さんも今日いきなり電話で呼び出されて演奏するハメになったらしい。

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普通「サプライズ」ってのは主役を驚かせる為に周りが仕組むものなんだが、師匠の場合は周りを慌てさせるサプライズである(笑)。

いや、楽しかったっすよ。

ただアレだな。

いつか仕返ししてやる(笑)。

とりあえず、おめでとうございます。

良い顔してました。


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息子と再会しました(笑)


昨日のライブ、各々お疲れ様でした。
そして天候の悪い中、足を運んでいただいた皆様、ありがとうございます。

んーと、東京からの伊東和哉くんはイケメンだった。そして話し声がこれまたイケメンの友人によく似ていた。イケメンというのはたいがい声もいいよな。

メジャーでCD出している方なんでね、ちょこっとそういう話も聞かせてもらったが、やっぱりアレだね、音楽だとか演奏だとか以外のところでも色々厳しいというか、面倒な事(オレにしてみればね)で制約があったりするもんなんだな。昔はその辺はもう少し緩かった気もするけど。

お久しぶりの美咲ちゃんはなんか前よりも吹っ切れた感があって良かったな。彼女のギターのカッティングはロックしていて好きだったりする。

初めましての森山夕子ちゃんとは本番前にオセロをひと勝負して親睦を深めまして(笑)。手加減できない性分なので爽快に勝てせていただいた。
歌う時にあぐらかいて歌うのね。かっこよかった。「梓みちよみたい」って思ったけど、知らないだろうな。

ワタクシは最後に出させてもらったんだけど、おかげさまでアンコールもいただきました。
まったくノープランでステージに登ったんで、自分でも次に何を歌うのか分からないドキドキを味わいながら、前回のライブに引き続きちょっと新鮮な気分でやらせていただきました。
いや、新鮮すぎておなじみの一曲でカポをつける位置をまちがったまま歌ってたんだけどね(笑)。終わってから気がついたよ。


〜 セットリスト 〜

楽な気分で
一緒に泣こうか
夜のほとりで
素敵な君の歌
求愛ラプソディー
ひかり と いのり

ー アンコール ー
さすらう


と、いう事で息子に再会した話。
オレの息子じゃないけどね。

終わってから挨拶に来てくれて。
若い男性だったし、多分、美咲ちゃんか森山夕子ちゃんを聴きに来たんだろうと思ってたら、「母に行って来てと言われてきました」って。
前にライブに来てくれた大学の後輩の息子くんだった。

もう24だって。
この前会った時はまだ1歳になったかならないかくらいで、だっこさせてもらったんだけどな。
仕事が休みで帰省中で、お母さんが来れなくなったんで代わりに来てくれたらしい。
めっちゃ好青年。

せっかく休みで帰って来たところを、母親に言われて知らないオジサンのライブに足を運んで、きちんと挨拶までするんだもんな。お母さん、しっかり育てたんだな。
自分が24の時なんてもっとちゃらんぽらんだったよな〜。未だにちゃらんぽらんだしな〜。親は多分しっかり育ててくれたハズなんだけど、遺伝子ってのもわからんもんだな〜。

息子くん、いるだけで素直な人柄が滲み出てる青年だった。やさしい目をしてニコニコ笑って、でも話をするとしっかりとしている。我が子のことのように嬉しい(笑)。

千葉の方で看護士さんの仕事をしているそうだ。お母さんと同じ仕事。
骨折入院の経験以来、看護士さんには敬意を持っているので、色々と仕事のことなど興味深く聞かせてもらった。
こちらは子供を持った経験がない上に精神年齢もアレなもんで、つい友達気分でロクデモナイこと喋ってたような気がするけど大丈夫かな?
こんな人が先輩なんだって思われると、母親の信用問題にならないか?

と、そんなちゃらんぽらんの次回のライブは6/10。
東日本大震災のチャリティーライブ、おなじみの「500L」でございます。
よろしくどーぞ。




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苦難のクマンバチ



この二日間ほど、我が家にお客さんが滞在しておった。

クマンバチである。

「クマバチ」というのが正しいのかな? 調べたところによると地域によって呼び名が異なるらしい。

それはそれとして
一昨日だったか、陽気がいいので日中に窓を全開にしていたんだが、その時に入り込んだらしい。
その日には姿を確認することはできなかったんだが、時折「ぶぅぅ〜ん」という、結構な音と何かがどこかにぶつかる「ごん」って音がしていたのね。
で、「あ〜なんか虫が入り込んだな」とは思ってたんだが…。
昨夜ついにご対面しまして。

来訪者のことはすっかり忘れておったんだが、夜、部屋に戻って明かりをつけた途端に羽音がして突然どこかから4、5cmくらいの物体が飛んで来た。

ビビリました。
だってハチだもの。

縦横無尽に飛び回る。
しばらくすると天井やら壁にとまり、気が向くとまた飛び回る。
とまってる時に恐る恐る眺めてみて、クマンバチだと判断した。もしかしたら違うかもしれないけど。

どうでもいいが、飛び回ると怖い。羽音がするたびに体をすくめたり、突然目の前に現れたら「うぉっ」とか声が出る。

でも、確かクマンバチはさしても毒性が大して強くないし、針を持っているのはメスだけだと誰かが言ってたか何かで読んだ記憶があったので、大丈夫かなとは思ってたんだけどね。
それでも落ち着かないよな。
なんせ、自分が見立てでクマンバチと判断しただけで、本当はスズメバチとかその他の毒性の強いやつかもしれないし、クマンバチだったとしても、オスは針を持たないとしてもこっちには性別を見分ける事ができないのだ。

そこで意を決して、厚めの書物を取り出し叩き潰すことに。
非常に申し訳ないのだが、自分の部屋で落ち着けないのも困りものだし、ヘタに追い払おうとして反撃で刺されたりしたらアレなんで。

ところがそれもなかなか上手くいかない。
なんせアチラは堂々としたもんで、こっちは及び腰なので(笑)
壁に止まったところをバンを本を叩きつけるんだが、その度にかわされて、その辺を飛び回る。飛び回られるとこちらは逃げるしかない。

そんなすったもんだをやっているうちに、お客さんは中身を取り出したまま放置していた段ボール箱の中に潜り込んで行きまして。

中にまだ梱包してた諸々が入っているので中の様子はよく見えない。よく見ようとしてヘタなことしてるうちにまd¥た飛び出して来ても面倒だし。そのまま蓋を閉じてベランダに運んで蓋を開けて一晩放置。

今日、おそるおそるベランダで箱から梱包材などを取り出してみたが誰もいらっしゃらなかった。無事に去って行かれたようだ。

あ〜、怖かった。




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