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海月屋・辻正仁『短めでお願いします』

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翼あるもの (by 甲斐バンド)



昨日は某所に篭って若干のリフレッシュ。

テレビ付きの場所でありまして、偶然にも『鳥人間コンテスト』を観ることができた。

もう40年くらいやってるんじゃないのかな?
20代前半くらいまでは毎年楽しみに観ていた。

それから観なくなったのは単純に仕事だったり自分の事に時間を使うようになったからで、だいたい放映時間にテレビを観るという生活ではなかったからだ。深夜とかにやってりゃ観続けてたかもしれないな。

久しぶりに観て驚いたのは、基本的にどの参加者の作った飛行機も「飛んで当たり前」になっているって事。
そりゃ、その時の風向きや風力や操縦ミスとか突発的なトラブルなんてものでちょっと飛んで落下ってのはあるが、基本的にはちゃんと飛ぶものが集まっているのね。
オレが昔観てた頃は、なんか専門家の人が「この飛行機はちょっとバランスが」とか「翼の耐久性が心配」とか色々機体の作りに関して解説があったのよ。多分、参加者のレベルが上がってるんだろうね。みなさん「ちゃんと飛ぶ」ものを作ってるので、そういう解説が入らなくなってる。

理工系とか航空系の大学の参加とかが常連に多くて、毎年この行事に参加するために機体の設計、製作、テスト、操縦者の人選やトレーニングをやってるみたいだ。
なので、蓄積されたデータやノウハウがあり、同じように毎年参加してくるライバルチームとの切磋琢磨がありで、レベルが向上してるんだろう。

オレが見てた頃はフライト地点から琵琶湖の真ん中くらいまで飛ぶのが現れたら驚愕の記録だったんだけど、もう、そこらへんはクリアしてるチームもいるので、ルールが変わっており、距離を稼ぐために会場である琵琶湖の中間あたりから折り返して戻って来るというスタイル。
完全に戻ってくると40kmという距離で、その40kmを達成する事が目標のチームがいくつかあるわけだ。

そうなると、単純に直線を飛行するのではなくて、操舵してUターンするための尾翼やなんかのシステムも必要なんだよな。

これは、人力でプロペラを回転させて操縦する方の部門。

そのほかに、推新力無しで、まっすぐに滑空するだけの、部門もあるんだけど、こちらも飛行距離は見ていない間に格段に伸びていた。


きっと、コレをやりたくて大学を選ぶ人もいるんだろうね。
そして、若い頃から参加していて社会人になっても挑戦し続けている参加者もいる。

ちょこっと調べてみたら、番組制作費とかが厳しい昨今なので、一回だけ開催しなかった事があったらしいんだけど、毎年このために準備している人たちがいたり、地域では開催に合わせての「飛ぶ事」をメインにしたお祭りみたいのも模様されているようで「寄付金集めるから開催してくれ」みたいな声もあって続けることになったらしい。

もう、テレビ局の都合だけじゃない番組というか、企画になっているということだろう。一つの文化を作っちゃったんだね。

まぁ、それは観終わってから色々考えてたことなんだけどさ。

観てる間はね、そりゃ番組なものだから多少、出場に向けての各チームの準備段階とか取材してて、なんというかdoramaを盛り上げるみたいな部分もあるんだけどさ、個人的には、そういう背景なんか紹介されなくても充分感激できたんだよな。

アクシデントや操縦ミスですぐに落下しようが、綺麗に飛ぼうが、飛び立つ瞬間でいちいち涙ぐんでしまった(笑)。

なんだろ? フライト台から空中に機体が飛び立つ瞬間ってのが、参加してる皆さんの挑戦とか準備とかそういう「目指した瞬間のピーク」みたいなもので、その姿だけで、その「背景のものがたり」みたいな情報がなくても「想い」の集約されたものがちゃんと伝わるんだよね。

個人的に、全員飛び終わった後で優勝したチームの感想だとか、その他のチームのなんとかみたいのとか、ゲストが変に感動を煽るようなコメントするとかそういうの一切無しに、記録だけ発表して終わりってのが好きだった。












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