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海月屋・辻正仁『短めでお願いします』

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『つじぶし』とは何か?

いやいやいやいや昨夜の『ふたりのピッグショー』無事終了しました。

3時間くらいやっていたそうな。
ご来場の皆様、最後までおつきあいありがとうございました。
CDもお買い上げいただいたりと、ありがたい限り。

楽しかった。

毎年Tomomiちゃんとはツーマンやらせていただいていて、まぁ気がつけば毎年やってるって感じだったんだけど、それを昨年からあえて「じゃあ、もう夏の恒例にしちゃおうか?」って事で昨年からタイトルつけてみましてね。今年は、Tomomiちゃんのサポートについたノリさんをゲストって事で、彼女自身のステージもやっていただいた。歌うまいわ。曲も実は僕のツボだったりもする。

今回、Tomomiちゃんがいつものサポートメンバーではなく、ノリさんのピアノとコーラスをバックにして歌ってくれたのは、僕のリクエストによるものでした。

Tomomiちゃんが今のサポートメンバーと一緒にライブするようになる前、小さな会場でのライブは大抵ノリさんのピアノサポートで歌ってたのね。
その当時は僕は一緒にライブもしたし、結構彼女のステージのPAをやったりもしてた記憶がある。
ノリさんはTomomiちゃんのアルバムのサウンドプロデュースもしてたりして、曲も提供してたりするし、僕がTomomiちゃんに書いた『流せない涙』もノリさんのアレンジによるものだ。

で、今年の『ふたりのピッグショー』の話が出る少し前に、久々にノリさんと二人でのステージを観る機会がありまして。
多分、この日記にも書いたと思うけど、以前と同じ形態で歌ったTomomiちゃん聴くとさ、その成長というか成熟っぷりが如実に分かって、ちょっと感激したんだよね。
それが経験によるものか年齢によるものかはわからんが(どっちもあると思うけど)、以前はノリさんのピアノに太刀打ちできてなかった部分もあったと思うんだけど、表現力とか歌の安定具合がぐっと増して、貫禄までついておる。

その時には3曲くらいしかやらなかったんでね、今回ぜひこのスタイルでまたじっくり聴かせてもらいたいと思いまして、ノリさんは自身のライブも翌日(つまり今日)に控えていたり、CDも発売して間もないという忙しい時期だったんだけど、こちらのワガママなオファーに快諾いただき楽しませていただきました。更に、本人にも歌っていただくというね。

で、今回も昨年同様、オープニングも各ステージの合間も、僕とTomomiちゃんでトークして進行。ノリさんのステージ終了後は3人で楽屋トークの続きみたいな話をステージで(笑)。

そして、この「ピッグショー」は毎年出る順番を交代して行こうって話になっていて、今年は僕が後半で。そしてその後Tomomiちゃんと二人で。


〜セットリスト〜

カゲロウ
楽な気分で
三日月のかんざし
ソファー
素敵な君の歌
夕立
さすらう

恋の始まり(with Tomomi)
恋の絵日記(with Tomomi)


そんでタイトルにした「つじぶし」

これ要するに「辻節」ね。
昨日、ノリさんが僕の歌に対して、このように表現してくれた。

正直、自分ではよくわからない。よくわからないが、昔からちょくちょく言っていただく事がある。
まぁ、僕の独特のものがあるってことらしい。歌い方とか曲とか。
面白いのは、全然繋がりの無い方々から言われるんだけど、皆さん同じような意味でも「つじワールド」とかって表現はしないのね。
「つじぶし」と言われる。

多分、「節」って表現を選択するものがあるんだろうなと思う。表現の仕方も好みにあってるし、これは言われて光栄な事だと思っている。
「自分にしかないもの」というのを感じてもらえてるのだなと。

例えば僕はヴァン・モリソンという人が凄く好きで、敬愛している訳だけど、ああいうオッサンになりたいと思うのだけど、それは「ヴァン・モリソンのサウンドみたいな音楽をやる」という事ではないのね。
というか、あの人がソウル、ケルト、ジャズ、カントリーと色んな音楽をやっていても、もう一瞬聴いただけで「ヴァン・モリソンの音楽」っていう伝わり方をしているっていうのがあって、僕はそこを目指したいわけです。
だから「つじぶし」なんて言われると、ちょっと恐れ多い気もするけど、やっぱり嬉しくてありがたいよね。

そんなこんなもあって、今度、ノリさんとも一緒に何かやってみましょうかなんて話もしたりなんかして。


さて、来週の日曜には今度は寺田英夫、そして東京からビードローズが来て、こちらも一年ぶり同じ顔合わせでのライブです。昨日とはまったく違う選曲でお届けの予定。

んで、こちらは3人でのゆるいトークの風景

ピッグショー 2014-08-31



















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色々考えてみる

さて、
ここのところ企画色の強いライブが続きまして。
高校の時に書いた歌ばかりやるとか、トーク番組的なアレで、歌のコーナーでも人様の曲を歌うとか。
7月のもセミナーのナニで3曲ほど歌うとかだし、もう1ヶ月は通常のライブスタイルなのをやってなかったのね。

で、久々に30日に割と普通な形でライブをやる。
毎年恒例になりつつあるTomomiちゃんとのツーマンなんで、比較的長めのステージ。
今回はTomomiちゃんのサポートとかもやってるノリさんも一緒なんで、ゲストとしてノリさんにも歌っていただこうと思う。

で、それが終わって、9月の7日にはマルノクの企画である『円山純情倶楽部』。去年と同じく、寺田英夫と、東京からビードローズが来てやります。なんとヒデちゃんと会うのは、去年のこのライブ以来だ(笑)

で、23日にはおなじみ『500L』と。

この3本、全てマルノクでやりますんでね。3本で基本的には僕のステージは一曲も被らずにやれないもんかと、アレコレと考えている。

なぜなら、自分が飽きるから(笑)

全部で20曲前後だと思うが、そんなわけで聴きに来てくれる方も、毎回のステージを飽きずに楽しんでいただこうと思ってます。

要するに、3本全部来て下さいと言いたかったんです。

来るように。



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悲しい歌に愛がしらけてしまわぬように(「I Love You」by 尾崎豊)

昨日は谷藤師匠とのライブ企画(というよりは歌アリのトークイベント)「サウンド・イン・ドS」でございました。
お越し頂いた皆様、ありがとうございます。

ずっと二人でステージに出ずっぱりでね、80年代の邦楽をテーマに色んなお話をして、まつわる曲をかけて聴いてみたりとか、それぞれで歌ってみたりという。多分2時間以上やってたと思うが、そん中でらいぶで歌った曲が2人合わせてアンコール含めて7曲だからね(笑)。

ま、いい感じに楽しくトークできたと思う。

一応、昨日披露した曲をご紹介。

〜セットリスト〜()内はオリジナル

すみれSeptemberLove(一風堂)
I Love You(尾崎豊)
以上、辻

ロンリー・チャップリン(鈴木聖美 with Rats & Star)
長い夜(松山千春)
以上、谷藤

大都会(クリスタルキング)
チャンピオン(アリス)
リンダリンダ(ザ・ブルーハーツ)
以上、谷藤・辻


と、まぁ中には70年代の曲もあるのだがご愛嬌。
最後にオッサン二人でアコギかき鳴らしてリンダリンダを絶叫(笑)。なんだか分からないが、異常な爽快感があった。

えと、僕が歌った「すみれSeptemberLove」は僕自身なんの思い入れも関心もなかった曲なんだが、師匠のリクエストで(笑)。おそらくそういう曲を歌わせてみたかったんだろう。
そんで、今回の僕の個人的な肝は「I Love You」である。当時僕は妬ましい気持ちも手伝って、尾崎豊という人はあまり好きではなかった。ただやっぱり某かの強い魅力を持った人であるのは否めないし、それだけに余計、当時メジャーに憧れていた僕としては、同い年であるこの人に対して悔しさがあって、好きになれなかったんだろうな。

でも、ある時誰かに連れて行かれたスナックでママさんかなんかにせがまれてカラオケでこの曲歌ったらさ、歌にもの凄い力があるのね。仕方なく歌ったのになんだか歌の感情に自分が飲み込まれそうになりながら歌ってた。ちょっと怖いくらいのモノがあったのさ。

それで、こういう機会だし一度ちゃんと歌ってみようと思って選曲したのね。
で、今回時間がなかったのもあって、他の曲は歌詞とかみながらやったけど、この曲だけはしっかりと自分の身体に入れて来た。
中途半端な事すると歌に負けるので。


実は今回…
師匠からライブが始まる前に、前日にお弟子さんの一人が仕事中の事故で亡くなられたと連絡があったと聞かされた。
僕は直接の面識は無い方なんでね。あまり分かったような同情やお悔やみの言葉を広げるのも柄ではないし、話を聞いてただ受け止めてみた。
僕にも似たような事がなかった訳ではないし、そういう時の親しくしていた人の気持ちも分からないわけはないけど、それだけにね。僕が何かを言うアレではないのだ。

そういう時でもおちゃらけたライブをやって来ていただいた方達に楽しんでいただく。もちろんこちらも楽しい時間を過ごす。
同じ音楽人に対する供養として、そういう在り方も良いのではないかと思う。

まだ若かったのにね。好きな音楽をもっともっと楽しみたかっただろうにね。存じない方ではあるが、それはとても残念である。そこだけは僕も…ね。

ライブの時も言ったかもしれないけど、好きではなかった筈の尾崎豊ではあるが、この「I Love You」を40代50代になった彼がどんなふうに歌うのか聴きたかったなって気持ちはある。不躾ながらそんな気持ちに、師匠から聞かされたお弟子さんに向けて浮かんだ思いを滑り込ませて歌ってみた。

そんなこんなもありながら、この企画、思いの他歓迎されたようなのでまたいずれやろうかという話になっております。
帰ってからアレコレと思い出したりしたな。

楽しむのは生きている者の務めだ。








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In My Life 〜いろんなLife



えーと、約15時間くらい、一度も目を覚ますことなく寝てました。久しぶりに寝きったな。
膀胱がパンパンになってて目覚めて、体中の水分が全部出て行くのではないかと思うくらい長い間オシッコしました。

それから散歩したりなんだり。

色々立ち寄ったんだけどね。
ハンズとかジュンク堂とか、カフェに定食屋...
そこで面白い現象が。

行く先々、それぞれ店内にてBGMを流している訳だが、ふと気がつくと「InMyLife」が流れている...
あの、ビートルズの「InMyLife」ね。
「ゼラ プレ〜シ〜 ア〜リーメンバァッ」って歌いだしのアレである。

もちろんビートルズオリジナルのも聴いたんだが、その他ジャズシンガーとか、インストとか、なんか多分フランス語で歌ってるのとか...
行く先々で色んな「InMyLife」が流れる。店だけでなくある場所の館内BGMまで。

それぞれ色んな人生送ってる人たちが、それぞれの人生の中でそれぞれの「InMyLife」を歌ってるのね...
なんかそれを行く先々で耳にするのって不思議な感じがした。

で、まぁ僕は普段音楽を聴きながら移動したりって事はしないんですよ。
一応、iPhoneには自分のも含めて結構曲を入れているんだが、外で聴く事が殆どない。
なんか、移動中って曲の着想を得る時間だったり、外の音(人々の話し声や、風の音、街頭で流れる音、などなど)を聴いて色んな事を考えたり想ったりするほうが大事だったりする。そういう音は自宅で聴く事は出来ないので。それに今日の「InMyLife大特集(笑)」みたいな面白い現象を経験し損ねるし。

でもなーんとなく今日は中心部からお気に入りの公園までの約40分の道のりを、イヤホン付けて音楽を聴いてみた。その「InMyLife大特集」の後でね。

で、気まぐれに今回初めてシャッフル機能というのを使用してみまして。
普段は、なにかチェックしたりするような意識で曲やらアルバムを選択してるからね、自分の意志とは無関係に曲がアトランダムに流れるって聴き方はした事無いのね。

オーティス・クレイからグレン・ハンザードになり、自分の曲が挟まって次がヴァン・モリソンって流れはちょっと機嫌が良くなるよね。アルバート・キングから「恋するフォーチュンクッキー」経由でオフコースもなんか悪くなかったし、U2のシビアな曲が終わって所ジョージってのもいかしてた。

で、公園に着くまでの約40分でさ、このシャッフル開始してから2曲目が「InMyLife」だったのはちょっとニヤけたんだけど、公園に着く前に「つぎの曲で最後にしとこう」って思ってシメに流れたのが「されど私の人生」だったのが笑った。

一連のオチかよ…










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腹圧盆に返る



はい

風邪はだいぶよくなりました。おかげさまで。

今日から大体大丈夫な感じかな? どーも前回食らった脱水症状が尾を引いているみたいね。

いやもう、夜ずーっと咳き込んで寝られなかったのもあってフラフラしとったけど、多分もうOKだろう。

という事で、本日は墓参りに参って参った。ちゃんとお盆に行けたのが珍しい。
で、そのあと両親と焼き肉を喰いに行ってスタミナ補充。
お盆に焼き肉がっつくとかも、どーかと思うが(笑)。ま、最近は葬儀の咳でも刺身やら唐揚げやら出てくるのであんまりそういうのって関係なくなってるみたいだね。

そんな訳で、連日咳き込んで引き締まった腹が現在ふくれあがっております。


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喉は「痛い」のではなく「痒い」のです

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前回に引き続き変態ではございません。

風邪がひどい事になっておる。
久しぶりだね咳が出続けるというのが...
昨日はもう昼前くらいから咳出っぱなしで、ちょっと病院行って吸入だとか点滴とか色々してもらったんだけどね...咳止めの薬なんかも貰ったんだが、2時間くらいしか持たない。
夜はもうず〜っと咳。 腹筋と首が痛いわ

と、そんな中、久しぶりに麻生の師匠のスタジオへ。写真は師匠のブログから拝借しました。

22日に師匠企画のライブに呼ばれまして...ずいぶん前に。
で、日程だけ決まってて何やるのってところで何度かメールでやり取りしまして、師匠は往年の音楽番組「サウンド・イン・S」をイメージしていたのね。
知ってる? 昔TBS系でやってた番組で、ちょっと大人の音楽を楽しむ風情のちゃんとした音楽番組だったように記憶している。
というか、昔はテレビにちゃんと「大人が観る番組」という制作意図のものが存在してたよなそーいえばとか思ったりする。そして、そうした番組を見る「大人」が存在してたなと…

ま、それはそれとして。

今回は、80年代の日本の音楽に関して語ったり歌ったりしましょうという企画になった。トークショーの合間に唄が入るようなイメージでいーんじゃないかと思います。

僕も師匠もいつまでもトークが止まらないタイプだからして(笑)。「だいたい」で話し始めると、絶対に本題を外れて取り留めのないトークが展開されてグダグダになるので、やる事は決めておこうと。
自分たちの短所を自覚し、予め対策を練る所が大人である(笑)

まずは風邪直さんとね。




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茶番をまじめにやりました

chaban1.png


変態ではございません(笑)

昨日の企画『円山チャバーンクラブ』でのワタクシ、高校時代の曲のみ演奏という事で、学生服を着てみました。
シャレの企画なんで、そういうマナーに沿ってみましたよ。

今回は出演者が変名を使って、普段はやらないステージを披露という企画だったが故に、それぞれ変な方向に気合いが入っていて面白かった。

みんなして何の特にもならない恥を晒すという…

しかも自分も含めてだが、なぜみんなそういうのが好きなんだろう?

まぁとにかく、前にfacebookかなんかでチラっと言ってたんだよね冗談まじりに「10代の頃の曲だけでワンステージやってみたい」とか。

そしたら、今回の企画者であるガジーからおずおずと、この企画のお誘いがありまして。
ま、企画者としては色々気を使うんだろうね。みんなの「みっともない姿を見せて」って企画な訳だし。
いや、僕はもうやりますよ。格好よくどうこうってやってる訳でもないし、晒してナンボってやり方してきたし、何よりバカバカしい事が大好きなので。

逆に、こういう機会を与えてもらった事に感謝しております。やはり、通常のライブでいきなり「今日は高校生の時の曲だけで」という事はま、その一回分のライブがもったいない事になるので、こうした企画に乗っかるという形を取らせてもらうのが一番やりやすい。

で、気合い入れて学ランも用意して…

ま、そこはお祭りなんでね。
歌った曲に関してはまったくふざけませんでしたよ。逆に、真剣に歌いきってこそ馬鹿らしいと思ったし、そして何より、どんなに拙い曲、今聴くと恥ずかしいばかりの曲ではあっても、書いた当時は「自分の歌を沢山の人に聴いて欲しい」と悦実に願いながら作っていたのだ。曲は聴かれたがっていたんです。それを聴いてもらえる機会があったのは、当時のナマイキな少年に向けて「良かったな」って言ってやりたい。

自分としては、これらの曲を懐古趣味ではなくやれたのが良かった。今のお客様に聴いていただく訳だし、コレを聴いて懐かしいと思う人は独りも居ない状況だからね。
恥ずかしかったりってのあっても、あくまでも今の自分が引き受けて、今の自分が歌うって姿勢でやりました。
ま、当時が今よりもキー高くなってるしおまけに前日辺りからノドが腫れちゃってっていうコンディションだったけど、渾身のステージをかました。最近の歌を歌ってるのと同じ気持ちで「さぁ、聴いてくれ」って。
すごく奇妙な感情が芽生えたけどね(笑)

〜セットリスト〜

木曜の夜になれば(17)
Miyuki(15)
恋に落ちて(16)
今はこのままで(17)
MilkyGirl(16)
FlyAway(17)
Step(18)
旅人の唄(14)

()内は書いた時の年齢。多少記憶違いはあるかもだけど。最後の曲だけ、中学生の頃に書いたヤツ。結局、オレってこの曲に今までやって来た事の芯の部分が全部あるよな〜とか思ってみたりして。

企画し、誘ってくれたガジー、マルノクの本間さん、聴いていただき、10代の少年の書いた歌に拍手をくれた皆様、ありがとうございます。

そして、これらの曲を一生懸命書いていた少年にも感謝を。君が何だか理解不可能な思い込みと衝動でこんなことを始めて、そして誰に何を言われようと続けていなければ、今のオレはいない。ここに連れて来てくれてありがとう。

さて、学ランよういしたはいいけど、この季節である。絶対に暑くなって着てられなくなるだろうなと思ったもので、脱いだ時の用意もしておいた。

chaban2

当時は、こういうTシャツ着てました。
じつはスヌーピー大好き。








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