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海月屋・辻正仁『短めでお願いします』

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ベテランの技



珍しくタクシーに乗りまして。

ちょっと遅刻しそーだったもんでね。

以前に深夜にタクシーに乗った時に、ドライバーさんがやたらウトウトしてまして(笑)。
信号で止まったはいいけど、青になっても走り出さないとか(ワザとらしい咳払いで目覚めさせた)
その後もちょっとフラフラとゆれながら車が走っており、若干恐怖を感じまして。
後部座席から思いっきりシートを蹴りまして。
ま、それでバチっと目覚めたみたいなんだけど、車を止めていただいて途中で降りました。
ドライバーさん、謝って大丈夫ですからとおっしゃいましたが「いや、信用できんです」ってことで。

一昔前なら、年配のドライバーさんってのはベテランで道もよく知っていたり、長年やってるから運転自体がうまかったりしたもんだけど、最近は年配ドライバーといっても転職してなったかたとかも多く、道を知らない(時間帯ごとの交通状況やら、信号の切り替え、裏道などなど)とか、乗りなれてない上に年齢的に体力がついていかず、集中力を切らして事故を起こしたりってこともあるらしい。

で、今回のタクシー。

個人タクシーだったし、どう見てもベテランなんだ。空気がプロっぽい。
道もよく知っていそう。運転も非常に慣れている。60代半ばってところかな?

路面状態が悪いにもかかわらず、乗っていてストレスがないくらいスムーズに車を走らせて行く。

文句はない。
文句はないんだが、ダッシュボードやスピードメーターのあたりに、いくつかメモ紙に手書きしたものを貼り付けてあってね。

「歩行者注意!」とか「信号確認!」、「焦らずブレーキ!」とか…

いや、ケアレスミスを防ぐためのメモなんだろうけどさ。慣れたがためにうっかりしそうな事とか書いてるし。

わかるんだが、プロの車にそういうものが貼られていると「この人、コレないとヤバイのか?」とか「いままでどんな事があった運転なんだ?」とか、ちょっと心配になる。

しかも、めんどくさくなくていいんだけど、異常なほど無口で、ラジオも流れていないシンとした車内で、ひたすら運転に集中しているという…。

ここまで生真面目な空気でやられると、余計な不安感が生まれるもんだなと思ったしだい。

しかし、到着するとき「この辺りで…」と言ったら「はい」と答えつつ、ゆるやかに減速しながら少し行き過ぎメーターが上がったところで停車したところにさすがベテランだなと感心させられた。


ちぇっ








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