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海月屋・辻正仁『短めでお願いします』

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色気



ちと確認したい事があって、所謂団塊世代の音楽人の映像をあちこち観てみた。
彼らが三十代の頃かな?

歌っているところだけじゃなくてね。

僕が一番熱心に彼らの姿を眺めてた時代の映像であり、映像の中の彼らは現在の僕よりも年下である。

で、自分が若い頃には感じなかったというか、気づかなかったんだけど、まぁジュリーはカッコイイとは思ってたけどさ。
今見ると、すごく色っぽいんだな。

そんで、意外というか、驚いたのが、吉田拓郎という人がメチャクチャ色気があるのである。

普通のトーク番組に出ていて、居心地悪そうな、イラ立ってるような、そんな表情や仕草が、どうにもセクシーだ。

こういう人だったのかと…

これは女性にさぞかしモテたことだろう。

なんか、この色気があった上で『俺の生きざま』みたいな事を歌っちゃうと、ある種の女性にとってはたまらなくキュートに映ったのではないかと思う。

試しに、もう一世代下の音楽人の映像も幾つかチェックしてみたが、演出された色気はあるんだけど、なんかあのギラギラしたようなヤバイ色気ではない。

いくらセクシーな歌を歌っていても、『落陽』でサイコロ賭博に身を持ち崩したジィさんの事を歌う拓郎さんの身体から放たれる色気の方にゾクゾクさせられる。

なんていうか、日本の芸能って、もしかしたら段々色気が薄まってきているかもしれないな。

それはね、音に関してもそんな気がする。

ちょっと前にフラワー・トラべリング・バンドと、ブルー・コメッツのライブの音を聴いた時にぶっ飛んだのだ。

より過激だったり刺激的だったりする音楽を散々聴いてるにも関わらず、彼らの音を聴いて思ったのは
『こんな音を感受性の強い年頃に聴いちゃったら、まともな人生じゃなくなるだろうな』
って事だった。

昔の親や教師が『ロックなんか聴いてるとロクな人間にならない』と言っていたのは、彼らの音や姿の中に、自分たちの価値観が覆されるような「ヤバさ」を本能的に感じ取ったからかもしれない。

それはやっぱり色気って事なんだと思うんだな。

ホラ、今のさ、エロカワとかなんだとかいうののキワドイ衣装のダンスよりもさ、青江ミナの『伊勢佐木町ブルース(知らねぇか)』のスキャットの方がよっぽどエロいんだよ。
子供に聞かせられない的な。

色気と言ってわかりにくければ『淫靡』と言い換えてみるといいかもね。
今、『淫靡』な音楽人って見当たらないよな。

目指してなれるもんでもなさそうだし。

時代なのかねぇ。



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