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海月屋・辻正仁『短めでお願いします』

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ヘタだった…

『ヲタル座』ライブであった。他の方々の音響もやってきた。

ま、やる内容もさることながら、色々とあって自分の本番直前までのおよそ12時間を慌ただしく過ごしたと言うのも初めての体験であった(笑)。

ステージというのは、本番が全てであるからして、そこに言い訳を挟み込みたくはないけど、それにしてもオレは朗読がヘタクソだったな(笑)。
いや、テキストを書き上げた時点から、ある事に気づいていて、多少噛むのは止む無しとは思っていたんだ。ま、だから噛んでもそれでうろたえはしなかったし、そんなに噛んではいない。

が、だ。

中盤でリハの時ですら一度もやらかしたことのない、致命傷を負った。自分でものすごくビックリした。頭の中が「信じられネェ~」一色である。瞬時の判断で、あえて慌てて読み直すのを避けて、ワザと間を置いてみた。正解かどうかは分からない。

まぁ、グダグダにはならなかったと思う。あとはストーリー的にどうだったかってのは、分からないけど。

ちょっと弱ってたんでね、師匠はそんな僕が見れて喜んでましたよ。
でもね、失敗を悔やんで落ち込んでたワケではないのだ。

色んな意味で神経が疲れきっておったのです。いや、人間落ち込めるうちはまだ余裕があるのかもしれないと思ったね(笑)。
気持ちが落ちるってのは、まだ振れ幅あるもんね。やることと、それに神経使うことが押し寄せてくると、落ち込むヒマもなければ、自分の精神状態がどうなってるかなんて気にすることもできない。目の前のことをこなすだけだ。

ようやく考えれたのは、帰りの列車を待つホームでのこと。それまで、自分が今日一日写真を撮っていないことにも気づいてなかった。それで慌てて撮影した『夜のウィングベイ』。ほとんど関係なし(笑)

wingbay.jpg

でも、自分的には準備から本番を含め、非常に収穫があったな。新曲もまた今までにない視点から書いたものもできたし。

多分ね、今回のように独白や散文詩的なものではない物語を朗読して歌と絡めていくステージというのは、着想した物語を言葉に落とし込んでいく段階で、まだまだ「それ用」の技術が必要だなと実感した次第。活字の読み物なら悪くはないと思うけどね(ただ、読み物にするには今度はもっと書き込む必要が生じるね)。今回は、まず読み物を書いてから削るって作業をしたんだけど、根本的なアプローチを変えるべきだろうな。

とか、帰りの列車の中で一人反省会をやっているうちに、違うことを考え始めた。
ま、今回みたいのもいずれはまたやってみたいけど、その前にこうしたステージを別なやり方で場数踏んで身体に感覚を染み込ませたほうが良いとおもったからでもあるし、単純にヲタル座が面白い場所で、今日のようなイベントにまた出たいというのもある。
今度やる時は
①先日のマンスリーのようなポエトリーリーディングで全編
②『弾き語り』をシチュエーションにした一人芝居
③『弾き語り』と『スタンダップコメディ』のミックス

なんて、幾つか候補を挙げてみた。実は②なんかは漠然としたプロットまで思いついてたりして(笑)。
でも今年は谷藤師匠やアミナのマンスリーがあるおかげで、随分と未経験だったことにトライする機会をいただいてきた。やることはやりつつ、そろそろアウトプットの出力を緩めて、インプットする時期が来ている気がする。
帰りの列車の揺れに合わせて、なんか「カラカラ」と音がするなと思ったら、どうやら自分のノーミソが干からびて、梅干の種のようになり頭蓋骨の中を転げまわっている音のようだ。
なので、インプットを終えたらまた改めて考えようと思ふ。

あ、それから、帰りに出演者の梅野歩ちゃんからいただいたシュークリームがとても美味しかった。あのタイミングで甘いものというのが絶妙である。コレ、読んでるかどうか分からないけど、ご馳走様。

さて、今回はなに歌ったか書いてもあんまり意味ないかもしれんが、一応セットリストを
   ↓
・ワルツ
・この世で一番弱い無敵の王様
・Bye-Bye Boy Friend
・おやすみ、君は自由だ

そんで、朗読用に仕込んだ『本』がコレ
   ↓
book1.jpg

製本したイメージを分かりやすくするための見本なんですよ。だから、一見ちゃんとした本に思えるけど、何も印刷されていない『白紙』
   ↓
book2.jpg

そこに、今回書いた物語をプリントアウトして、各ページに切り貼りした
   ↓
book3.jpg

パっと見、普通の小説本みたいに見えるでしょ?



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