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海月屋・辻正仁『短めでお願いします』

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Stuck In A Moment You Can't Get Out Of (by U2)

う~ん、何も届かない。
明日お問い合わせである。

なんかねぇ~


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朗報を待つ

思いもかけぬ煩いごともありつつ、思いもかけぬ楽しみがもたらされつつの本日。打ち合わせに使わせてもらったアミナで久しぶりに長時間過ごす。次回の「UCHIWA LIVE」の主役となるトモちゃんをはじめ、K助君などとも談笑しつつ、とあるインディーズアーティストに力を貸すためのご相談。

自分の培ってきたスキルやアイディアが誰かのために役立てるというのは、それだけでひとつの幸福であると思う。それが”誰かの力になる”ということ自体が僕にもたらされるある種の報酬でもある。
なにかと殺伐とした世間ではあるが、コレを乗り越えた先には”Give And Take”に代わって少しずつ”Gift Tread”の精神が大切な価値観とされる世の中になるのではないだろうか? なればいいなという希望をこめてそう予想していたりいなかったり。たぶん、豊かさや幸福の根っこってのはそんなところにあるんじゃなかろうか?

と、そんなことを考えながら歩いていた夜の街は、久々に何かがみなぎっている感じがした。久々にみなぎったのか、僕自身がソレを感知できるのが久々だったのか、それはわからないけれど。
思わず「おおっ!」とつぶやく。素敵な気分。

この勢いで、明日の知らせを待ってみよう。





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ハァハァ

本日の『KurageYa本舗』は、時間ギリギリにスタジオに到着。
前の番組で「ハァハァ言って来ると思いますよ」と紹介されたらしいので、「ハァハァ」いいながら番組をスタートしてみた(笑)。

今日で「研修生」として数ヶ月番組のオペレーターやら、僕が不在の時に進行役として番組を回してくれた談真さんが、一応「研修終了」となった。
なんでず~っと研修してたかというと、自分の番組を始めるためだったんだが、その放送が決まりましたよん。
談真さんの新番組は10月7日(水)からスタート。22時からの一時間番組である。おそらく談真さんならではのウンチクに富んだ音楽番組になるのではないかと思う。今日も内容についてチラっと聞いてみたが、すでに本人の中では色々と構想があるようで、楽しみでございます。経験上、色んな事を考えてはいても、生放送でトークとなると、最初のうちはなかなか思い描いた通りにならないのも知ってるんで、そのヘンも含めて楽しみだ(笑)。

”ブロッケン・キッズ(勝手に命名)”は、本日は2人だけ。なんでも恒洋クンはインフルエンザにかかってしまったらしい。お大事に。
残る2人は元気に踊ってくれた。

あずけを食ってたり、モチベーションが上がったり下がったり、心配事があったり、お楽しみがあったり、金曜日にはライブがあったりで、脂っこい一週間がスタートしたようです。万事順調に行けば新展開スタートなんだけどな。

よろしくお願いします。

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路地裏で独り月を見上げた(『光と影』by 自分)

20090928033411
夜の大通り公園にて、色々とまとめごとをしていた。ここ2、3日で溜め込んだものやら、とっちらかったものやら、降って沸いたものを解いてみる。

途中で知らないオジサンが隣に座り、話しかけてきた。なんでも僕があまりにも息子さんにソックリなんだそうだが、なんでいつも知らない人の話を聞かされるんだろう?

オジサンは用事を兼ねた旅行で来たらしい。
札幌に着いてすぐに置き引きにあい、一応警察に行ってきたところだと。
それで、今所持金が千円くらいしかないそうだ。気の毒に思うが、その分野で僕が力になれることはない。
まぁ、あちらもそれを期待したわけではなく、街が静かになりはじめて、段々心細くなってきて、誰かに話を聞いて欲しかったらしい。
聞きました(笑)

特に意見は求めていないようなので、話したいことが話せるように、時々質問を挟んで、あとは聞いていた。
少し元気になって去っていった。今晩持ちこたえたら、明日はこちらの知人を頼れるそうなんで、何とかなるだろう。

僕も゙次の人゙が来ないうちに(笑)、公園をあとにした。
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ご挨拶ずくし

昨日、オノ・ヨーコが出るってんでTVを観てたら、ヨーコとショーン、それに細野さんなどに混じって、知ってる顔が演奏していてなんかニマニマしちゃった。


色々と物を運ぶあたりから今日の活動が始まった。

函館でお世話になった森さんともほとんど一年ぶりに再会してご挨拶。

その後、ノコギリの音色に誘われて大通り公園に行ったら『キッコリーズ楽団』が演奏していた。今回は6人編成の楽団である。今までこのステージで見てきた中で一番「公園」の似合う音だった。ピースフル。

観ている時に昨年TTCでお世話になったエビさんに声をかけられてご挨拶。時間がなかったんでメンバーに挨拶はあきらめて帰ろうとしたらヴァイオリンの鈴木さんと目が合って、遠くから会釈だけ。

それからTomomiちゃんと待ち合わせて、『オトキタ09』のライブへ。今回は関係者として行ったワケではないのだが、入ってすぐバッタリと運営側の偉い人と会ってしまい、ご挨拶の成り行きで関係者席に座ったはいいが、どこを見ても知っている方で、会釈しまくり。なんか逆にいずらくなって(なんせ今回は関係者パスないですから)、一階のスタンディングフロアに降りる。ここで師匠やみなっちと合流。
それから、みつ美ちゃんとも会えた。そして知り合いがどんどん現れる(笑)。

natsuちゃんは気持ちのこもった良いステージをやっていたと思う。なんか胸が熱くなった。今回バックを固めたOLDとゆうちゃんらの演奏も佇まいもいい空気だったと思う。ってか、改めて神田君のドラムはいいなぁと思ったよ。ドラムの話をする時にいつも言うが、歌物のドラムスはやはり歌心のあるドラマーがいいよね。

中田君も楽しそうだった。終わってから顔合わせたんだけど、なぜかビートルズの話ばっかりした。

そのほか、とにかく会場にいる間中挨拶しまくり。どこを見ても、どこに行っても知ってる顔ばかりだ。
ふう(笑)。







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公開にて失礼します。

先日の『ヲタル座Live』で照明を担当していた方からメッセージが届いていた。裏方さんの中にはお名前を出すことを好まない方もいるので、ここでは控えておきますが、ありがとうございます。

このブログにメッセージをいただくのはとても嬉しいのだけれど、こちらからご本人に直接返答できないという難点がある。もしかしたらできるのもしれないけど、僕はまだその方法を発見していない。

え~と、まず僕が先日のライブでこの照明家さんから「良かったよ」と言われたと書いたのだが、ここに訂正が入ったので、お詫びして、訂正します。その事についてのご本人からのコメントを原文のまま紹介させてもらいます。
    ↓
私は「良かった」等と、出演者を評価出来るほど立派な照明家ではありません。ので、あの時言った言葉は「カッコ良かったですよ」でした。
    ↑
ということです。
とても謙虚な姿勢で書いていただいたメッセージ。こうしてこの部分を紹介したのは、謙遜されているが、「裏方として、舞台に上がる出演者を批評しない」という、この照明家さんの仕事に対するポリシーや姿勢、ご自身のスタンスといったものを感じたからだ。これはとても大事な事であると思えたので、あえて私信をそのまま掲載させていただいた。間違って伝えてはいけない部分でした。
そして、僕がカッコ良かったことも自慢したかった(笑)。

ステージのことだけでなくこの日、裏方も務めたことも含めてそう感じていただいたそうだ。ありがたい。
でも、音響に関しては正直ステージ以上に反省点もあって、恐縮です。

またいずれ、この方が当ててくれる光に囲まれて歌ってみたいと思う。
ありがとうございました。またよろしくです。


さて、僕のこれからのライブ予定は

●フライアーパーク/ライブ●
10月2日(金)OPEN20:00/START20:30
《フライアーパーク》 (札幌市豊平区平岸4条7丁目)
*出演:イノクニヒコ/辻正仁(出演順)
 料金:1,500円(1ドリンク付き)


●マンスリーライブ『毎月海月~Maitsuki Kurage~Vol.9』●
10月24日(土)OPEN18:30/START19:00
《cafe amina》 (札幌市中央区南9条西16丁目)
*料金:1,000円(1ドリンク付き)
 会場に駐車場がございませんので、予めご了承下さい。
ご予約はcafeamina shitakke@cafe-amina.com
   又は海月屋 kurageyamail@yahoo.co.jp までお申し込み下さい。

の2本だよ。カッコ良くやれたらいいな。


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何もかもがリアルじゃなく見えてしまう時 凍てついた心君に隠してしまうのさ(『Sunday Morning Blue』 by 佐野元春)

今日、ものすごく久し振りにスーツを着た。ま、冠婚葬祭の礼服なんかはたまに着ることあっても、ビジネススーツとなるとほとんど着ないからね。着てみたら、もの凄くウサン臭い広告代理店の営業みたいだった(笑)。全然リアリティーがない。

この前いつ着たのかも思い出せないまま袖を通してみる。多分購入してからもまだ10回も着ていないハズだ。ほとんど買ったときのままである。
すべて用意して、ポケットにハンカチを入れたときに、何か紙切れが入っていることに気がついた。
あるホテルの場所と連絡先が印刷された略図。
それは、友人の結婚式のために一度だけ行った事のあるホテルだった。もう13~14年くらい前の話。本当に着ていないスーツだなぁと改めて思う。その友人すら、この世を去った。そうだ、ヤツを見送った時はスーツだ礼服だなんて着替えもしなかった。火葬場では普段着でいるほうが随分目立ったもんだ。そのせいで僕はソイツの死を”儀式”としてではない生活の一部としてしまいこんでいる。

今日、スーツを着て街を歩いているときに、チラっと奴から何かを問われているような気がしたが、もちろんただの自問自答だ。そして、用事のある建物に入るまでにはそんなものすっかり消えていた。これもまた単なる生活の一部。




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ヘンな夜だ

え~と、HPの方にも案内が出てるかと思うが、コチラでもライブのご案内。

●フライアーパーク/ライブ●
10月2日(金)OPEN20:00/START20:30
《フライアーパーク》 (札幌市豊平区平岸4条7丁目)
*出演:イノクニヒコ/辻正仁(出演順)
 料金:1,500円(1ドリンク付き)


●マンスリーライブ『毎月海月~Maitsuki Kurage~Vol.9』●
10月24日(土)OPEN18:30/START19:00
《cafe amina》 (札幌市中央区南9条西16丁目)
*料金:1,000円(1ドリンク付き)
 会場に駐車場がございませんので、予めご了承下さい。
ご予約はcafeamina shitakke@cafe-amina.com
   又は海月屋 kurageyamail@yahoo.co.jp までお申し込み下さい。


という、2本が決まっております。
フライアーのイノさんとは二回目の対バンになるんだな。今回の目標は、新曲も交えつつの”原点回帰”っつうと大げさ極まりないけど、しばらく色んなこと試したり、やった事ないものやってみたりしてたんで、シンプルにあらゆる目論見を持たずにやってみようと思っている。

そんでアミナでのマンスリーは、このお店と出会ってから一年経ったっちゅうことで、店主のせいちゃんのご要望にお応えするステージをやってみようと思う。ま、せいちゃんが「リクエストしたい」って言ってたから、店主から観た僕みたいなことになるかと思う。店と僕のコラボだね。そんなワケで僕が何をやるのかは、まだ知らされていない(笑)。

※さて、明日はちと立て込んだ用事が待っており、事前に色々準備している。結構頭がパンパンだ。

※その準備の少し前、つかの間ぼーっとしてたら、突然昔見て印象深かった夢の映像とソレ見てた時の感覚が復活した。あぁビックリ。もう10年以上前に見た夢。あまりにインパクトがあったんで記録してるんだ。

※昨夜、なんとなく感じた。ものすごく些細な事でなんと心休まることだろうかと。単純って幸せだな(笑)。




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創作を話題にする音楽番組ってほとんどないよね。

数少ない、すきなテレビ番組の1つに『アクターズ・スタジオ・インタビュー』というのがある。内容を知らない方は、番組名をクリックすると良いでしょう。
毎回の出演者の関わった作品を知らなくても面白く、興味深く観ることができるし、結構得るものがある。さらに、学生からの質問に、時にユーモアを交えながら真摯に答える姿とそれを真剣に聞いている学生双方の間にあるリスペクトやシンパシーがとても温かい空気を作っていて、心地よい感動がある。

ま、それとアメリカやイギリスで製作されている、一人のアーティストや一枚のアルバムについて掘り下げている番組なんかを観て、僕は随分前から「日本にも、『アクターズ~』みたいなスタイルの番組があればいいね」と言っていたのだ。

それを佐野元春に期待していたワケじゃないけど(っていうかそんな企画をやるなら、どう考えても佐野元春はゲスト候補として真っ先に名前が挙がるべき一人だろう)、佐野元春が企画しちゃったんだな。
『佐野元春のソングライターズ』って番組。
立教大学のオープン講座ということで、毎回一人のソングライターをゲストに迎えて、主に「歌詞」という側面から佐野元春がインタビューするという企画。学生達からの質問コーナーなんかもあって、佐野氏もやはりこの番組を『アクターズ~』をヒントに企画したそうだ。
僕が何をどう期待してたかは、コラム記事にも書いたことがある。

毎回、楽しみに観ている。ただコラムにも書いたように、本来ならこれは評論家やあるいは専業の音楽プロデューサーなんかがやるべき仕事であって、アーティスト当事者がやることではないと思っている。でも、やっぱ佐野氏じゃないと番組というかこうしたテーマでの対話が成り立たないだろうなって現状も容易に想像できるんだが…。

番組はギャラクシー賞なんかも受賞してたり、僕の周囲でも興味深く観ている者がけっこういたりする。おそらく、さほど熱心に音楽に興味を持っていなかった人たちも新鮮に受け止められる番組だろう。
多分、最初から予定通りだと思うんだが、9月で番組は終了するそうだ。「ワンクール」ってことだな。当然、佐野氏は自分の活動もあるワケでずっとやっていられるワケがないんで、だからやっぱりキチンとこの役目を果たせるアーティスト以外の人がいなきゃダメなんだよね。

ゲストは基本、佐野氏と何らかの繋がりや交流のあるアーティストや作詞家が主体だったワケだが、個人的に一番面白かったのは、さだまさしの回であった。コレ、番組が始まる前から「さだまさしとかゲストにしたら面白いよね」って、話してたりしてたんだ。
おそらく、普段から佐野氏との接点はないだろう。そして、さだまさしという人は、佐野氏とは全然違う意味で”日本語の歌詞”ということに卓越した取り組み方をしてきた人だと思っている。好き嫌いの問題ではなくて、多少なりとも曲を作ったことのある人なら、歌ってみれば分かるハズだ。

あのね、カラオケでも自分で弾き語りでも良いから、実際に自分の肉体を通して色んな人の歌を歌ってみると、「歌詞と音楽」の繋がり方ってひとそれぞれで、それがどんなものなのか感覚的に分かるから参考になるよ。ちょっと意識的になればね。

僕はコピーやカバーをやってこなかった代わりに、昔はよくひとつの題材を決めてそれを例えば、さだまさし、オフコース、長渕剛、桑田佳祐それぞれの作風をマネて書いてみるなんて形で遊んでたことがある。ま、パロディーってことなんだけど。

話がズレた。
とにかく、なんだかんだ言っても『ソングライターズ』という番組が終わるのは残念である。またいずれワンクールずつでも再開してシリーズ化してほしいなと思っている。
個人的に、出演して欲しいゲストはまだまだいるのだ。
主な妄想ゲストは「椎名林檎」「中島みゆき」「桜井和寿」「井上陽水」「倉持陽一」「吉田美和」「大塚愛」「奥田民生」そしてなんと言っても「桑田佳祐」。さらに、できることなら「佐野元春」だな(笑)。




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らしくいたいらしい

※今日は、10代後半から20代前半の人たちが8組出演した、とある催しを見てきた。お目当てだった一人を除くと、初めて見る中に一人スゲぇ好きなのがいた。音楽的に。好みの問題。
他にちょっと気になったのが一人と、好感が持てたのが一人かな? 要するに、僕が気に入った人というのは、声が前(客席)に向かってきてたって事なんだろうと思う。
その他のみなさんも、自分の若い頃と較べて(ヘタすると今と較べても)、技術的には上手なんだろう。でもね、せっかく好きなことやってるんだしね、自分に何がしかの「伝えたい」って衝動があってやっていることなんだろうから、もっと元気にね。 はっちゃけて欲しいな。

※最近、「自分らしく」とか「君は君のままで」みたいな歌がとても気になる。その主張自体がちっとも自分らしくないくらい巷に溢れているから。今なら「できるだけ周りに併せて生きていきたい」とか「人の言いなりになりたい」とか歌った方が個性的じゃないかと思えてくる。問題は、「自分らしく」というテーマではなく、そのテーマを伝える歌詞やメロディーや歌い方ってか”気持ち”がステレオタイプだってことなんだろうね。主張自体はキライではないのだ。
できれば、「自分らしさ」をテーマにしたありふれた歌よりも、ありふれたことを「その人らしく」表現したコトバや歌を聴きたい。
「じゃあ、自分らしい君ってどういうの?」ってことである。

※例えば、「E、A、B7」の3つのコードでワンコーラス12小節という、ブルースや初期ロックンロールの典型的なパターンというか、音楽のフォーマットがある。僕が好きなのは「ピープル・ゲット・レディ」でおなじみ「C-Am-F-C」をひたすら繰り返す、ソウルのフォーマットだ。こうした定型に納めた楽曲というのは腐るほどあるが、往年のそれを聴くと、より個々のアーティストの個性が伝わってきたりする。それは各々の歌い方、歌いまわし、気持ちの乗せかた、コトバの選び方や響かせ方によるもんなんだと思う。
要は自分らしくある人は、何をどうやっても自分らしいのだ。とも考えられる。

※現時点での結論。
音楽は、あらゆる『らしくある』ことからも自由であるべきだ。ってことからも自由であれ。







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もっと光を(by ゲーテ)

『ヲタル座Live』の写真が届いた。

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            ↑
終了後に、出演及び関係者で記念撮影

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             ↑
今回、色々とあって僕は会場リハをしなかったんだが、照明サンが僅かな時間に「照明台本」にしっかり目を通してくれて、僕の意図を汲み取った照明で物語の雰囲気を作ってくれた。
本番中はステージがどんなことになっているのか確認できないんだけど、この写真見たら色んなことが分かる。終わってすぐ「良かったよ」と言ってくれたのも照明さんだった。
そんな気持ちで僕に光を当ててくれていたのが嬉しい。そしてこの写真のアングルから見守っていてくれた(そしておそらくニヤケてた)人もいるんだな。
ありがとうございます。

さて、本日の『KurageYa本舗』は、久し振りにスタジオには僕とオペレーターの和さんの2人という体制。スタジオの酸素量が適正であった(笑)。
先日、東京のコーラスグループ『Psalm(サーム)』から連絡があって、北海道にキャンペーンに入るので番組で紹介してくれないかとのことだったので、本日紹介。
残念ながら、移動のスケジュールがタイトで本人たちはスタジオに来れなかったけど、番組用にメッセージまで用意してくれていた。

曲もキレイなコーラスで「こりゃ、女性ファン多いだろうな」と思ってたら、スタジオまで聞きに来てくれた熱心な女性ファンがいらっしゃいまして、番組後の喫煙室で記念撮影しましたよ。
今度は、スタジオでお話をうかがいたいな。

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ヘタだった…

『ヲタル座』ライブであった。他の方々の音響もやってきた。

ま、やる内容もさることながら、色々とあって自分の本番直前までのおよそ12時間を慌ただしく過ごしたと言うのも初めての体験であった(笑)。

ステージというのは、本番が全てであるからして、そこに言い訳を挟み込みたくはないけど、それにしてもオレは朗読がヘタクソだったな(笑)。
いや、テキストを書き上げた時点から、ある事に気づいていて、多少噛むのは止む無しとは思っていたんだ。ま、だから噛んでもそれでうろたえはしなかったし、そんなに噛んではいない。

が、だ。

中盤でリハの時ですら一度もやらかしたことのない、致命傷を負った。自分でものすごくビックリした。頭の中が「信じられネェ~」一色である。瞬時の判断で、あえて慌てて読み直すのを避けて、ワザと間を置いてみた。正解かどうかは分からない。

まぁ、グダグダにはならなかったと思う。あとはストーリー的にどうだったかってのは、分からないけど。

ちょっと弱ってたんでね、師匠はそんな僕が見れて喜んでましたよ。
でもね、失敗を悔やんで落ち込んでたワケではないのだ。

色んな意味で神経が疲れきっておったのです。いや、人間落ち込めるうちはまだ余裕があるのかもしれないと思ったね(笑)。
気持ちが落ちるってのは、まだ振れ幅あるもんね。やることと、それに神経使うことが押し寄せてくると、落ち込むヒマもなければ、自分の精神状態がどうなってるかなんて気にすることもできない。目の前のことをこなすだけだ。

ようやく考えれたのは、帰りの列車を待つホームでのこと。それまで、自分が今日一日写真を撮っていないことにも気づいてなかった。それで慌てて撮影した『夜のウィングベイ』。ほとんど関係なし(笑)

wingbay.jpg

でも、自分的には準備から本番を含め、非常に収穫があったな。新曲もまた今までにない視点から書いたものもできたし。

多分ね、今回のように独白や散文詩的なものではない物語を朗読して歌と絡めていくステージというのは、着想した物語を言葉に落とし込んでいく段階で、まだまだ「それ用」の技術が必要だなと実感した次第。活字の読み物なら悪くはないと思うけどね(ただ、読み物にするには今度はもっと書き込む必要が生じるね)。今回は、まず読み物を書いてから削るって作業をしたんだけど、根本的なアプローチを変えるべきだろうな。

とか、帰りの列車の中で一人反省会をやっているうちに、違うことを考え始めた。
ま、今回みたいのもいずれはまたやってみたいけど、その前にこうしたステージを別なやり方で場数踏んで身体に感覚を染み込ませたほうが良いとおもったからでもあるし、単純にヲタル座が面白い場所で、今日のようなイベントにまた出たいというのもある。
今度やる時は
①先日のマンスリーのようなポエトリーリーディングで全編
②『弾き語り』をシチュエーションにした一人芝居
③『弾き語り』と『スタンダップコメディ』のミックス

なんて、幾つか候補を挙げてみた。実は②なんかは漠然としたプロットまで思いついてたりして(笑)。
でも今年は谷藤師匠やアミナのマンスリーがあるおかげで、随分と未経験だったことにトライする機会をいただいてきた。やることはやりつつ、そろそろアウトプットの出力を緩めて、インプットする時期が来ている気がする。
帰りの列車の揺れに合わせて、なんか「カラカラ」と音がするなと思ったら、どうやら自分のノーミソが干からびて、梅干の種のようになり頭蓋骨の中を転げまわっている音のようだ。
なので、インプットを終えたらまた改めて考えようと思ふ。

あ、それから、帰りに出演者の梅野歩ちゃんからいただいたシュークリームがとても美味しかった。あのタイミングで甘いものというのが絶妙である。コレ、読んでるかどうか分からないけど、ご馳走様。

さて、今回はなに歌ったか書いてもあんまり意味ないかもしれんが、一応セットリストを
   ↓
・ワルツ
・この世で一番弱い無敵の王様
・Bye-Bye Boy Friend
・おやすみ、君は自由だ

そんで、朗読用に仕込んだ『本』がコレ
   ↓
book1.jpg

製本したイメージを分かりやすくするための見本なんですよ。だから、一見ちゃんとした本に思えるけど、何も印刷されていない『白紙』
   ↓
book2.jpg

そこに、今回書いた物語をプリントアウトして、各ページに切り貼りした
   ↓
book3.jpg

パっと見、普通の小説本みたいに見えるでしょ?



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ちゃんと読めるか?

はい、明日になりました。
●『ヲタル座』Live●
9月20日(日) 13:00~18:00
《ヲタル座》 (小樽市築地11) (旧吉本劇場:ウィングベイ小樽5番街)
料金:\500
総勢10組出演、歌、ダンス、芝居…劇場というスペースならではのパフォーマンスを展開するのです。

ちなみに、僕の出演は17時頃を予定。

今日は一人で通し稽古なんぞもやってみた。なんせ今回は、自分で書いた物語を朗読しつつ、所々で弾き語りで歌うという、読み聞かせ&弾き語りのミュージカル? な感じである。初体験である。
なんとか噛まないで最後までいきたいところである。

前日から緊張するのは久し振りだな(笑)。




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出てきた

予告どおり、一晩中唸りに唸って、締め切りまでに間に合った。
やればできる子である。

そんで寝不足状態で午前中から出動。

所用を足してから諸々準備して、某会社にご挨拶。色々説明されたり、色々説明したり。

それから亜理西社久々の社飲みに参戦。今回はいつになく渋い会話もしたな。

そんで解散後、さっきまで「照明台本」なるものを初めて書いてみた。
20日のヲタル座用である。初めてなもんで書き方がまるで分からん。が、なんとかイメージだけでも伝わればと思いやってみた。

明日(もう今日になってるよ)は時間の許す限りをリハに当てようと思う。
初の試み、ぜひともご堪能あれ。
僕の出番は17:00~の予定。って、今気づいたけどトリ前じゃん!

今回の準備は、気持ちよく追い込まれておりますよ。

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ドツボにハマってドッピンシャン

まぁ、だいたい日記に長文を書いているときというのは、何がしかの事に煮詰まっている場合が多かったりするんだな。
余計なことを気にしすぎたり、考えすぎてたりして、気持ちがニュートラルではない状態になると、悪循環が始まる。所謂「ドツボにハマる」というやつだ。
それでも最近は「あ、オレいまドツボ」みたいなことが判断できるようになったからまだいい。判断できたからといって解決にはならないんだけど。
放っておけば、いつの間にか解消されてる類のことなんだけどね。目の前に締め切りが待ち構えていると、なかなか平常心ではいられなくなる。
いや、最終的には締め切りまでにちゃんとできるんだよ。それなりのものが。それも自分で分かってるんだけど、ソレまでの間は頭を抱えることになるんだな。

と、そんな頭を抱えながら、本日は写真家の原田直樹氏の写真展を覗いてきた。もう10年以上前から、なぜか色んなところで顔をあわせる方である。
最初は僕のやっていた仕事の場で。その後、彼の企画したライブの現場で。そしてプライベートの場所でもちょこちょこ。さらに、現在は彼はやっていないんだが、僕がラジオ番組を始めた頃には、原田サンも同じ局で自分の番組をやっていた。極めつけは、彼もカフェアミナに出入りしているんである。
今回の写真展も、先日アミナで会った時に教えてもらったのだ。
彼はライブの写真に定評があり、今回もユニコーンや、シーナ&ザ・ロケッツなどの写真が展示されていたんだが、その片隅にあった風景写真が素敵だった。
ちょっとゆっくりお互いの近況報告やら、情報交換ができたのが良かったな。

その後、昼からは亜璃西社にて、夜までひたすら職人的作業に従事。その間にメールでやりとりしつつ、明日はとある会社にご挨拶しに行く事になった。

そんなワケで、ドツボはいまだドツボのまま。多分、夜通し唸り続けるだろうな。


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あいるらんどのような田舎へ行こう(『汽車に乗って』 by 丸山薫)

タイトルにしたのは、詩人・丸山薫の『汽車に乗って』の一節。
コレ、歌にもなってるからご存知の方は多いだろう。僕も子供の頃口ずさんだりしていた。

しかし、まぁ。
国を一個丸ごと田舎呼ばわりである(笑)。今時なら結構な問題になっているかもしらんな。

先日のブログ、ライブ前日に書いた「野蛮な知性」ということについて、ライブの編成を受けての「アイリッシュなものを」というメッセージをいただいた。
「野蛮な知性」というところから「アイリッシュトラッド」へと繋がる感性と、知識がサスガというか、そのコメントの主と僕の共通項のような気もする。
実はあの日のブログで「野蛮な知性」とは何かを表現するのに「例えばアイリッシュトラッドの音色のような」と書こうかとも考えていたのだ。
ま、詳細は省く。

アイルランドは行ってみたい場所のひとつでもある。ずっと昔には住んでいたような気もしている。
ジョン・レノン、ボノ、ヴァン・モリソン…。僕が強く魅力を感じているこの三人もまたアイリッシュである(ジョンの国籍はイギリスだけどね)。

90年代に入って間もなく、僕は所謂「ロック・ポップス」のフィールドに登場する新人のほとんどに熱心な興味を持てなくなっていた。それ以前のアーティストはちゃんと聴けるのに、例えばニルヴァーナやオアシスなんかもカッコイイとは思うけど、アルバムをきちんと聴こうと言う意欲すら湧かなかった。レニー・クラビッツは、まだ誰も騒いでいないファーストアルバムで「すげぇ」と思い、大ヒットした2枚目ですでに飽きた。ジャミロ・クワイやテレンス・トレント・ダービーには関心があったが、それでもアルバムを通して聴くことができなかった。
この時代に登場した音楽で聴けたものってのは、本当にごく僅かなんである。
日本では「真心ブラザーズ」と「HEATWAVE」くらいなもんか?

それでどうしたかというと、僕の興味は俗に言うワールドミュージックに向いたのです。「民俗音楽」だね。アフリカ、アンディス、中東、インド、チベットなんかの音楽を、深くではないけど聴きあさった。
まぁ、土着のものってのはやっぱりその土地の気候風土や、血が感性の中に入っていないと付いていけない部分もあるんで、気に入ったのは、例えばアボリジニのヨス・インディーや、イスラム系のハレド、モロッコのバシール・アタールなど、自分の民族の伝統音楽にロックの要素をブレンドさせようと試みている人たちがメインだったけど。
そうした音楽の最高峰は、カッワーリとロックを融合させたヌスラット・ファテ・アリハーンだと思っている。
あ、現在ご活躍のヌスラットさんは、僕の聴いてた人の息子です。どうも世襲制らしく、父の没後に息子が改名してこの名を引き継いでいる。

そうした過程で、自分の感性にわりとしっくりきて、色々と聴きこんだのが、アイリッシュトラッドと古いゴスペルであった。それもそのはずで、この二つの音楽は、少年時代に僕を夢中にさせたロックン・ロールの祖父母みたいなもんである。
奴隷として連れてこられたアフリカの人たちの絶望。移民としてやってきたアイルランドの人たちの希望。それらは、彼らがやってきたアメリカという土地の中で、溶け合い、ぶつかり合い、刺激し合い、互いの国から携えてきた音楽を変化させながらやがてロックン・ロールという音楽を生み出した。
大雑把に言えば、そういうことだろう。

話を戻そう。

ゴスペルとアイリッシュ・トラッド。
ここからまた僕は、ロックという音楽を再発見していくことになる。と言えば大げさなんだが、本当の意味で、「好みが確立された」んだと思う。

そんな中で、僕が自分の「リスナーとしての終着点」だと思っているヴァン・モリソンの音楽と出合えたんですよ。彼の音楽には、ロックはもとより、ジャズ、カントリー、アイリッシュトラッド、ソウルなどが、ほとんど素の状態で踏襲されていて、それでいてどっからどう聴いてもヴァン・モリソンという一個人の音楽として伝わってくる。ハッキリ言って、どのアルバムも毎回同じような曲が詰め込まれているんだが、それを毎回聴いては「いやぁ、いいなぁ」と思わせるのだ。さらに、どう考えても音程ハズレてるのに、その部分を聴いて「歌うめぇな」と思わせるというワケのわからんオッサンである。

何度も書いているが、もう10年近く僕がプライベートで日常的に聴くのはほとんどヴァン・モリソンだけ。あとは、新譜が出たらしばらく聴きこむアーティストとか、新人とかでもいいなって思える人は出てくるし、気分によって聴いたりもするし、これからも「すげぇ」と思える人は出てくるだろうけど、自分がリスナーとして「こういう音楽をやれる人が聴きたかった」って部分での究極はヴァン・モリソンなんだろうなと思うのだ。

さて、音楽やるほうの自分としてはどうだろう?
ゴスペルってか、そこから派生したリズム・アンド・ブルースやなんかは結構、自分の中で消化吸収して色々とトライしてたりする。
アコースティックでフォーキーなものも結構やってきたと思う。
でもねぇ、自分なりの「アイリッシュ・トラッド要素」ってのはまだうまく出来ていない気がするんだな。
うん、これは1つの課題でもあるね。

それを、かのコメントで思い出しましたよ。







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引き出しが増えた夜

本日、『毎月海月Vol.8』。平日の19時、悪天候という中、お客さんがいて何より。

少し早めにアミナに行ったら、久し振りにモヒちゃんに会えた。
かなりお疲れの様子であったが、”クマニア”となにやら話し込んでた。
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面白いもので、現在彼女は出勤時にタックさんの番組を聞くのが癒しになっているらしい。

さて、ライブ本番。
いや、本当に贅沢な気分でやらせていただいた。
ギターの弾き語りでは出来なかったこと、村山さんのキーボードだから、加奈ちゃんがヴァイオリンで参加してくれたからこそ実現できたことをズラっと。

まずは、セットリストを紹介してから解説いたしましょう。

~セットリスト~

・君が誰でもかまわない(ポエトリー・リーディング)
・カラッポの青空
・スマイル・スマイル
・時の過ぎゆく神田川流し
・うちあけばなし
・人生の折々に
・火曜日の朝の流れ星(ポエトリー・リーディング&シンギング)

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コレがやりたかった。ポエトリーリーディング。
50年代後半のビートニクがカフェなどで展開したスタイル。
詩を朗読して環境音楽的な音楽を流すのではなく、ジャズプレイのビートを起爆剤に言葉を発する。言葉と音のインプロビゼーションによる刺激の応酬。
そのために、今回は数年前に書いた散文詩『君が誰でもかまわない』を引っ張り出してきた。
村山さんはこうしたスタイルについての知識はなかったんだが、軽く趣旨を説明してセッションしてみると、たちまちに理解してくれた。そして、そのままゴスペル調にアレンジした『カラッポの青空』へ。
これもまた、最初に曲を着想した時のイメージに近づいた演奏。間奏は『アメイジング・グレイス』。

ま、どっちも9.11があって書いた作品なんで、ちと重くなったかもしらんが、ここでムードを変えて『スマイル・スマイル』。
コレは以前に村山さんと演奏するときに彼女に選曲とアレンジを任せたら、この曲を選び、これまたギター弾き語りではできなかった着想時のイメージを僕から何の注文もつけなかったのに実現してくれたものである。いやぁ、楽しい(笑)。

さて、ここからクラシック・ヴァイオリニストの長谷川加奈ちゃんを迎え入れての演奏。
70年代の名曲『時の過ぎゆく神田川流し』である(笑)。
コレもリーディングとは違った意味で以前からやりたかった事だ。
ほとんどの方がヴァイオリンのイントロを聞けば『神田川』と分かるイントロのフレーズから始まり、歌い出しの「アナタは~」の後から、ジュリーの『時の過ぎゆくままに』になって、間奏でそのまま『時の~』のリフを弾いてもらい、二番の「アナタは~」から『神田川』に戻って、サビに行くかと思ったところで『精霊流し』の締めを歌って、そのままこれもヴァイオリンのフレーズが印象的な『精霊流し』のエンディングで終了という、”ネタ”だ。
これまで加奈ちゃんが参加したほかの方たちの演奏を聴くと、やはり正規のクラシックの修練を積んだヴァイオリニスト起用ということもあってか、とても技術を要するものや、多少上品というかアカデミックな心地よさを求められていたんじゃないかな? という印象があった。
でも、それに負けず劣らず今回の”ネタ”もキチンとした演奏力が要求されるものなんである。おそらく、今回僕は「長谷川加奈のヴァイオリンに対して最も贅沢な使い方をした男」として歴史に記されるのではないかと思う(笑)。
加えて、この三曲はテンポはそう変わらないんだが、リズムの取り方がそれぞれで違うのである。それをスムーズに展開していけたのは”臨機応変女王”の村山由美子のプレイあればこそで、言い方は悪いが、「シロウトにはできない確かな技術による下らなさ」がここにある。

そして次にはやはり加奈ちゃんの演奏力というか表現力の素晴らしさも紹介したく、さらにこの編成じゃないと僕の気分が乗らない『うちあけばなし』を。
村山さんは、レコーディング時よりもソウル風味なピアノで、そして弦のアレンジも引き受けてくれた。

さらに『人生の折々に』では、エンディングの譜面はナシ。「譜面さえあれば」初見でも弾きこなせる加奈ちゃんにフレーズを作らせ、しかもエンディングの小節を決めずに、その場の演奏者同士の呼吸で終わらせるという、彼女にとって初めての経験をしていただく。ま、初めてなんでとても余裕はなかっただろうが(何せ、彼女の音楽観にこうした要素はこれまでなかったハズだから)、僕のワガママで「素の長谷川加奈の音色」が聴いてみたくて、このようなことをやってみたのです。

そして、最後にまたポエトリーリーディング。
でも最初とはアプローチの仕方が違う。
実はこの『火曜日の朝の流れ星』はコード進行もメロディーもちゃんとある曲を作っておいて、あとからメロディーを外したのです。そして、感情の赴きによってメロディーを歌ったりして。
歌の歌詞が持つ役割からグルーブを抽出してみるという試みであるし、メロディーのない言葉を音楽の空気として機能させてみようという試みでもある。コレ、慣れたら相当気持ちよいだろうなという感触は得た。
この曲、三人でやったリハの当日に書いた曲で、村山さんは僕の「歌詞とコードしかない紙」を渡されることに慣れているが、加奈ちゃんはコレも始めてのこと。
僕の手渡した歌詞に「ここは弾く」「ここは弾かない」という印を付けたものだけが譜面の代わりである。でもね、見込んだとおり、楽曲の構成を素早く把握し、他者の演奏に即座に反応し、曲の持つ空気感を自分の感性で捕らえて表現するということができる人だった。
演奏については僕は一切なにも言う必要がなかったのである。それで僕のイメージしたものをキチンと音にして表現してくれていたと思う。

単に「セッションで音を作る」というのは、ヘタをすると「ひとりよがりの集まり」がガチャガチャと音を出しているだけのものになる。セッションがクリエイティブなものであるためには、やはりそれぞれの感性や理解力、瞬発力、技術に応用力、そして空気感の共有などが必要で、そういった意味からも今回の演奏はとても刺激的だった。

もの凄い自画自賛になるけど、今回のライブを聴かなかった方は損してると思う。

と、思えるくらい僕自身にとって新鮮かつ刺激的な経験であったのだったのだった。
改めて、村山さんと加奈ちゃんには、こんな贅沢な気持ちで構想通りのトライを実現させてくれたことに感謝したい。

マンスリーの中では、今までで一番静かなステージ、そして一番エキサイティングなライブでしたよ。





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野蛮な知性

いや、なんとなくブログ書こうと思った瞬間に出てきた言葉をタイトルにしたんだけどね。

まぁ、知性を持つなら、ソレは野蛮なものでありたいと思っている。
凶暴とか下品というのとは違う。

と、いう命題と関係あるようなないようなライブが明日ある。
            ↓
●マンスリーライブ『毎月海月~Maitsuki Kurage~Vol.8』●
9月15日(火)OPEN18:30/START19:00
《cafe amina》 (札幌市中央区南9条西16丁目)
*料金:1,000円(1ドリンク付き)
 会場に駐車場がございませんので、予めご了承下さい。
ご予約はcafeamina shitakke@cafe-amina.com
までお申し込み下さい。
  ↑
よろしくね。

明日はワリとゆったりと聴いていただくタイプの曲が多いんじゃないかな? 野蛮さは特に打ち出してはいないけど、立ち表れたら面白いね。
なんせ、キーボードとヴァイオリンの演奏で歌うので、耳にはいつもよりエレガントであろう。
その中で色々とトライしている。多分、精神的には今までのマンスリーで最もアグレッシヴなアプローチで、出てくる音が一番穏やかだ。
兼がねやりたいと思っていたことをいくつかやらせていただく。
お楽しみに。

サテ、本日の『KurageYa本舗』はお知らせ通り、談真サンが留守番を引き受けてくれた。ご苦労様でした。
僕は、ニューカレドニアでのバカンスを済ませて、帰りのJRの時間を確認したらギリギリ番組終了に間に合いそうだったので、本当に最後の最後だけ喋ってきた。
なんかこう、番組の留守を任せられる人たちがいるってのはいいもんだなと思ったよ。クセになるかも(笑)。




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大事なお知らせがふたつある。

まずはコチラ
  ↓

●マンスリーライブ『毎月海月~Maitsuki Kurage~Vol.8』●
9月15日(火)OPEN18:30/START19:00
《cafe amina》 (札幌市中央区南9条西16丁目)
*料金:1,000円(1ドリンク付き)
 会場に駐車場がございませんので、予めご了承下さい。
ご予約はcafeamina shitakke@cafe-amina.com
   又は海月屋 kurageyamail@yahoo.co.jp までお申し込み下さい。
  ↑
よろしくね。


本日は、朝から事務的作業をこなした後、谷藤師匠んとこの生徒さんイベントの音響お手伝い。

ずっとどうしているか気になってた音楽人とも久しぶりに会えて良かったな。


さて、もうひとつの大事なお知らせ。

明日、14日の『KurageYa本舗』は、ワタクシお休みさせていただきますよ。ちょっとニューカレドニアで休暇をとってくる。
そんなワケで、番組は談真サンが留守を預かってくれることになっているので、放送はつつがなく行われる予定でございますので、ご了承くだせぇ。
多分、ここぞとばかりに僕の悪口が語られるような気がする(笑)。



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元気に弦切る

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飛行機雲駆け抜けた”9月11日の次の日”。
平和な小樽の空の下。

ウィングベイ小樽『ネイチャーチャンバー』にてライブでごわす。

朝からJRにて小樽へ。いつも銭函を越えたあたりから見えてくる海をみるのが好きだ。

リハーサルでちょっと『imagine』を歌うと、なんかスッキリした。
昨夜は異様に第四チャクラあたりがおかしなことになり、仕事を終えてから具合が悪くて、そのまま意識を失った。それで、頭部がヤケにメタリックでエイリアンのような口を持った巨大なバッタで、その後ろにヌメヌメとした蛇の胴体がくっついている生き物に飛び掛られて腕に絡み付いてきた夢を見て、もの凄く気持ち悪くなって早朝に目覚め、ちょっと落ち着いてから二度寝したら、ちょっと寝坊した。
という状態で、小樽に降り立ったときには、まだ気持ち悪かったんだけどね。
なんかリハを終えて海を眺めて一服してるうちに消えてった。

ま、そんなこんなで、昨夜やっとくハズだった準備や弦の張替えもできずに来ちゃったんだけど、音響の方がちゃんと良い音を作ってくれてた。

結構、立ち止まったり、ステージ前のベンチに腰掛けて聴いていってくれたり、手拍子くれたり、子供は飛び跳ねてるし、CDも何人かの方が買っていってくれたりで、ありがたかったな。
一人でこうした広い場所で歌うのも、仲間と一緒に演奏するのとはまた別の気持ちよさがあるね。



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セットリストはこんなんで
①14:00~
・あおぞら
・あたりまえのこと
・永遠の風
・三日月のかんざし
・おやすみ、君は自由だ

②16:00~
・理由はいらない
・ワルツ
・ソファー
・素敵な君の歌
・人生の折々に

最後の最後で、弦切れたけどね。無事演奏できました。

今日、聴いていただいて気に入ってくれた方。ぜひ、札幌でのライブでもお会いしましょう。

そんなワケで次回は、今度の火曜日
         ↓
●マンスリーライブ『毎月海月~Maitsuki Kurage~Vol.8』●
9月15日(火)OPEN18:30/START19:00
《cafe amina》 (札幌市中央区南9条西16丁目)
*料金:1,000円(1ドリンク付き)
 会場に駐車場がございませんので、予めご了承下さい。
ご予約はcafeamina shitakke@cafe-amina.com
   又は海月屋 kurageyamail@yahoo.co.jp までお申し込み下さい。

よろしく。
キーボード・村山由美子さん、ヴァイオリン・長谷川加奈さんとのコラボで、今日の弾き語りとはまた別のステージを楽しんでいただけるかと。というか、最近の巷では滅多に見られないライブのスタイルにトライしてたりするんで、ぜひ!

そして、20日には再び小樽『ヲタル座』にて、物語の朗読と歌による「弾き語りミュージカル」をお届けの予定なんで、そちらもぜひ!


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カモとの対話

なんかここのところノーミソがギッチギチな感じがして、重たかったのさ。
で、昼間にちょいと時間ができたので、縁と空と池のある場所でボーっとしてみた。
そしたら、池からカモがヒョコっと出てきて近づいてきた。
しばらく側にいたんだけど、僕が食料をくれる人ではないと分かると、小声でグェグェ言いながら周囲を歩き回り、尻を向けてフンをしてから池に戻って行った。

ちょっとだけ軽くなった。




ある種の問題は

きちんと考えなければ解決せず

ある種の問題は

考えることを捨てなければ解決しない

ある問題が

そのどちらに属するのかを見極めるには

どちらが必要だろうか?


「心が傷ついた」「心を傷つけられた」

といった類のことの大半の原因は

『自分がソレに傷ついてしまう』ことにある

と、思う

事象は事象

事実も現実も然り

他者の言葉や行為も然り

なら「傷つく」というのは何処から来るのか?

多分、自分の中からやってくる

人はいともたやすく自らを傷つけることができる

多分、幸福になるよりも簡単なんだろう

”誰か”や”何か”に原因を求める限り

傷は深くなる

時が経ち塞がったとしても

傷跡やアザが残る

その痕跡を見つめては

また自分を傷つける

などと

自分を責めては

また傷つく

やっかいなもんだな



ほとんど自動書記状態でお届けしました。


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ここはだれ? わたしはどこ?

●マンスリーライブ『毎月海月~Maitsuki Kurage~Vol.8』●
9月15日(火)OPEN18:30/START19:00
《cafe amina》 (札幌市中央区南9条西16丁目)
*料金:1,000円(1ドリンク付き)
 会場に駐車場がございませんので、予めご了承下さい。
ご予約はcafeamina shitakke@cafe-amina.com
   又は海月屋 kurageyamail@yahoo.co.jp までお申し込み下さい。

よろしく。

そんで、その前に小樽でもライブである。
12日に、やたらとデカイ、ショッピングモール「ウィングベイ小樽」のネイチャーチャンバーにて14時からと16時からの2ステージ。ここは屋内でストリートライブやってるような感触があって、不思議な空間である。海を背景に歌えるのがいいね。
昨年はそう言えば、総勢6名という、こうした場所でのライブにはあるまじき大所帯でやらせてもらったんだが、今回は一人で歌ってくる。
ま、あえてサポートを入れずに完全アウエイのでかい場所で一人ってのも経験してみようと思って。
20日にあるヲタル座の前哨戦ってとこかな?

あ~そ~だよ。そのヲタル座に向けての新曲がまた難航しとるんだわ。とか言いつつ違う曲がポロっとできちゃって、15日のマンスリーで披露するし。

なんかいつがどれのなにでそれをどうでこうなるのかこんがらがってきたな。


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今朝、思いがけず流れ星を見た

まさか、そんな時間にねぇ。ニコニコしちゃったよ。

本日は
  ↓
●マンスリーライブ『毎月海月~Maitsuki Kurage~Vol.8』●
9月15日(火)OPEN18:30/START19:00
《cafe amina》 (札幌市中央区南9条西16丁目)
*料金:1,000円(1ドリンク付き)
 会場に駐車場がございませんので、予めご了承下さい。
ご予約はcafeamina shitakke@cafe-amina.com
   又は海月屋 kurageyamail@yahoo.co.jp までお申し込み下さい。
  ↑
のリハ。
キーボードの村山さんと、ヴァイオリンの長谷川加奈ちゃんとで合わせてみた。村山さんは以前からよ~く分かっているんでもちろんなんだけど、クラシック畑の加奈ちゃんだ。
まぁ、理解力と反射神経が素晴らしい。
初見でそつなく弾きこなし、二回目からはちゃんと自分の解釈でニュアンスを入れてくる。ま、きちんとクラシックの修練を積んだ人なので、本人も「譜面があれば」とは言ってたんだが、ここで僕と村山さんは、ちと企てまして(笑)。  これまで彼女が経験してないことも体験していただきました(笑)。あんまり厳しそうならやめようかとも思ったけれど、やっぱ曲のイメージや構成を察知するセンスと、他の音に対する反射神経がいい。
ま、以前に聴いた演奏から、それを感じての企てだったんだけどね。予想以上に早く事が進んだ。そして今朝書き上げたばかりの新曲も、その場で聴かせて対応してもらいました(笑)。

ようこそ譜面のない世界へ!

今回はね、比較的ジャジーだしゆったり寛げる空気のものが多いけど、創作という観点からいくと非常にアグレッシブなトライをしてますよ。3人とも。
それぞれ初めてトライすることがあるからね。そして僕は、これまでやってみたかった事の中で、バイオリンが入ったからできること、アミナという場所だからこそやりたくなった事、それらすべてが村山さんの存在あればこそ実現できること…を色々とやらせていただくワケです。
うん、贅沢を味あわせてもらってるな。



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整体生放送

本日ラジオは、Tomomiちゃん登場。先々週来たばかりであるが、今月は早々にやってきた。
「たまごっち」に凝っているらしい。かつて社会現象にまでなったゲーム。最近バージョンアップして復活しているそうで。実は、僕は今日生まれて初めていじってみた。

で、Tomomiちゃんがメイン喋りのコーナーでは、昨日から肩が凝っているという彼女にマッサージを施しつつ放送(笑)。本番中とは思えない絵面だな(笑)。

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マッサージは数少ない評判の良い特技の一つである。自分がアチコチ凝っているので、なんとなくツボを察知するのがうまくなったようだ。
最初、先日終えたというレコーディングの疲れで凝っているのかな? と思ったが、もしかしたら「たまごっち」に熱中しすぎなのかもしれんな。

今日は15日のマンスリーライブのリハもやってきた。今日は村山サンと2人での練習。まぁ、サクサク行くな。今回の僕の初の試み、考えてみれば彼女にとっても初のことで、しかもそのことについての知識がない分、彼女の方が分が悪いハズなんだが、最初にちょっとイメージを説明して試してみたでけで、すぐに満足できる結果となった。反射神経なのか勘なのかセンスなのか…。
明日は、ヴァイオリンも交えてのお稽古である。



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明日のラジオ

Tomomiちゃん登場でございます。

以上



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間に合うのか? は愚問である。

とりあえず、20日のヲタル座用の物語は書き終えた。
普通の文庫本にすると約10ページ程度の量。ま、掌編から短編程度の量か?

書くのにってか、考えるのに時間がかかったな。まず、最初に考えてたプロットをそのまま書くと、軽く倍以上の長さになる。朗読だけで持ち時間が終わってしまうよ(笑)。
これを頭の中でそぎ落とし、さらに文章で読むと必要なものも、朗読では省略していくべきところがあるので、この辺も書いては休止し考える。おまけに、途中で歌が入る事を想定するとうまい具合に話を区切らなくてはならない…。
そんなこんなでようやく出来上がったけれど、感触としておそらくまだ長い。それで、客観的に見てもらおうと、読んでもらう。こういうときに、近くにプロフェッショナルな編集者がいるというのは助かるね。

それで、一人は「コレ、オレには削れない。世界が出来上がっちゃってる。」とバンザイした。そんで興味を示したもう一人に読んでもらうと、「あくまでも、耳で聞くもの」という前提で、けっこうバサバサとメスが入れられる。それから彼と話をして、自分の考えと感触をまとめて、その切り取った痕跡を参考に、再び自分で修正を加える。いや、加えたんじゃなくて削ったんだけど。

こうして、一応物語りは完成した。ということで、引き続き書きかけで放置していた曲の構想を練って、書くことになる。2曲。
曲ができたら、通してリハをやってみる。それで長けりゃ、また削って、リハして…間に合うのか?

その間に、15日のマンスリーライブのリハもある。今回はキーボード村山由美子、そして数曲はクラシック・ヴァイオリンの長谷川加奈を迎えてのライブ。ここでもかねてからやりたかった、ちょっとした試みに挑戦するし、なによりライブ全編を、お二人の伴奏だけで歌うということにしたんで、リハしなきゃならんのだ。
そのリハ、15日の本番。さらに12日には小樽ネイチャーチャンバーで2ステージあり、その準備もしとかなきゃね。
…間に合うのか?

いやいや、全部面白いもんにするよ。絶対。


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NO NO BOY( by ザ・スパイダース)

しばらくご無沙汰だったので、自分が頭痛持ちだということをすっかり忘れていた。

今、ソレを強烈に思い出しているところだ。
なんか、朝から頭がギュウギュウ詰めな感じだったんだよな。脳圧上がってるような。
それが夜になって偏頭痛になった。首が張って、目が疲れとるんだわ。

ちょっと今日は物語り作業は停滞だな。週明けまでには一応仕上げたいんだが。

しばらくやってなかったことをやろう。



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ヲタル座の男

旧HPをご覧頂いていた方はご存知かと思うが、僕の書いた『川は流れる』そして『蜥蜴退治』というお話には”三流の天使”という主人公が登場する。この二つの物語の中で、三流の天使のキャラクターに関するイメージは、若干違う印象を与えてたかと思う。
僕の中では漠然とながら統一したイメージはあるんだが、それをどのように表すか? というところでちょっと変わってしまったのだ。
それでも、このキャラクターは個人的に気に入っている。それで、また三流の天使に登場してもらうことにした。今度は意識して多少物語の世界観からして変えている。

今、その話を書いている。
コレは、9月20日に出演する『ヲタル座』に向けてのものだ。
このイベントを企画し、僕にオファーを出してくれたのは、毎度おなじみ谷藤師匠である。彼からオファーが来るとき、僕はいつもまだ開けた事のない自分の引き出しを開けることになる。本当に人の事をよく見ていらっしゃる。自分の未知なる引き出しを開けてみて、そのたびに僕は「オレ、こんなもん持ってたのか!」と驚いたり、喜んだりしているわけだ。ヘタすると、そんな引き出しがあったこと自体、気づいてなかったなんてこともある。

ちなみに、今回のイベントは劇場を使用するというのがコンセプトになっているらしい。歌のほかに、出演者ごとに、芝居やダンスなんぞも加味したエンターテインメントとしてステージ表現しようということである。

それで、今回の師匠のオーダーは、「MCの代わりに、物語を一本書いて、それを朗読しつつそこに歌を絡めろ」というものであった。バラバラな発想や心境で書いてきたオリジナル曲をうまく構成し、物語の中に埋め込むことで、ワンステージ丸々1つの世界として描き出してみろということだろう。
これは難題。

物語は幾つか書いているし、曲はご存知のように随分とあるが、それをミックスさせる発想は僕にはなかった。そもそも、文章と歌では書いているときの心持ちもアプローチの仕方もまったく別な感覚なんである。加えて、一曲一曲は、自分としては単体で1つの世界として成立してしまっているワケで、そんな作者としての先入観を捨て去らねば、こうした構成はできない。
いや、もしかしたらそれは、自分の先入観よりもさらに深く曲の中に潜って、各曲に共通する世界を物語として掬い上げる作業なのかもしれない。
実際にやっているところなんだが、自分でもどっちをやってるんだかよく分からない。

正直、話をいただいてから昨日まで、何をどうするべきかず~っと考えてた。物語を書いてしまって、そこに既存の曲を当てはめていくか? それとも、曲を決めてしまってから、そこに見合う物語を作るのか?
まぁ、色々考えて実際に試してみたりもしたが、どうも感覚的にしっくりこない。日程は決まっているし、その間に作業できる時間も限られている。このままで行くと、目的のために間に合わせで中身をデッチ上げることになるんじゃないかと思っていたが、今朝未明、眠っている時に何かピンとくるものがあって、ストーリーの大枠と、最初に歌う曲及び最後に歌う曲が同時に決まった。
面白いかどうかは分からないが、その瞬間にコレで行こうと、自分の中で合点がいったので、それで行くことにした。

それで、ストーリーを頭の中でこね回しているうちに、どうも主人公は三流の天使であることが判明したわけだ。やぁ、また会えたね。
そして、幾つかの曲は書きかけで放置してあるものを完成させて使うことになりそうだ。
既存の曲で物語を挟み込み、物語に呼ばれた新曲がそこに挟み込まれるという構造になる予定。もちろん、単一の曲としても成立するものである。

要するに、これから当日までに物語を書いて、さらに数曲書くワケだ(笑)。初めてのことでもあるし、リハーサルの日数も欲しい。他のライブの準備もあるし、他のお仕事だってある。できるもんならデートもしたい。欲を言えば、若くて可愛らしくてスタイルと性格の良い、お金持ちの令嬢でお願いします(こういうことをイチイチ真に受けてリアクションされるとウンザリするからね)。

…話がズレた。

うまくいけば『朗読と弾き語りによる一人ミュージカル』ってことになるかな?踊らないけど。
初めてのことなんで、うまく行くかどうか分からないし、面白い内容にできるのかもわからない。でも、来てくれる人たちに喜んでもらえるものにしようと思いながら、準備していきますよ。

そんなワケで、目的のみならず過程も充実した作業になりそうだ。


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僕のあの帽子、どうしたんでせうね?(『帽子』 by 西条八十)

ふと気がついたら、帽子がなくなっていた。
例のグリーンのヨレヨレの帽子である。

普段から被っていたし、最近ではライブでも着用していたのであの帽子をトレードマークとして僕を印象に残してくれている方も少なくないであろうと思う。

スナフキンとか、ノッポさんとかとも言われた。

10年くらい愛用していたのでヨレヨレになっているが、実は結構良いモノなんである。
雨風から守ってくれたし、髪が長いときには鬱陶しさを軽減してくれたし、顔の不出来もカバーしてくれた。この10年の僕の汗も吸い込んでくれた。

思い当たるところには連絡してみたが、誰も思い当たらないみたいで、どうやらどこかで落としたらしい。

誰か見かけたら連絡下さい。

例によって、僕はお気に入りのものには、モノであることを超えた愛着を持つ性分なので、けっこう落ち込んでいる。そんだけ大切なものを不注意でなくしちゃったんだからね。
小学校で指導されたように、名前と住所を書いてなかったのが悔やまれる。

万が一、僕が世界の偉人にでもなれば、大変なプレミアの付くシロモノであったハズだ。
あの帽子を失ったがために、僕は偉人になれないかもしれない。

正直に言うと、以前にも失くしたことがあって、その時は必死に探して見つけた。でも今回は、あのときほど懸命には探していない。
なにか、「そういう時が来たんだ」という気持ちと、「必ず再会できる」という気持ちが交錯していてのことだ。どちらなのか分からない。
それでもやはり、今手元にないということには落ち込むし、落ち着かない。
人や車に踏まれたりしながらボロボロになっていくのではと考えると、せつない。

多分、しばらく待って再会できなければ、メシ食わないでも同じ帽子買うだろうな。絶対に同じではないと分かっていても。
ま、また長い時間付き合って、新しくヨレヨレになってくれれば、それはそれでひとつの楽しみではあるけれど。でもしばらくはあの帽子と再会することを願っているだろう。



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