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海月屋・辻正仁『短めでお願いします』

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君の心は宇宙でできている(『おやすみ、君は自由だ』 by 自分)

先日紹介したとあるスピーチについてのコメントが、ブログやメールでいくつか寄せられていた。

既にこのスピーチをご存知で、それを思い出したという方、僕が書いた僅かなヒントを頼りに出所を調べて、聞いてみたという方などいろいろ。

思い出すにしろ、新たに知るにしろ、いずれもメッセージの中には「今の自分に必要な」といったニュアンスの言葉が入っていた。
それは、この日記にも書いたとおり、僕にとっても同じことで、紹介してくれた方への返信に書いた言葉でもある。
そういうところから派生したものって、このようなことが起こる力を持っているもんだと思うんだな。

だからあえて公開の場であるこの日記には具体的なことはなにも書かずに紹介したのです。
必要のある方なら既に知っていて思い出すとか、知らなかった人でも、「好奇心」の名のもとに無意識にでも「知ることが必要」と直感する人なら、なんらかの行動を起こすであろうと。
僕の場合は紹介者の何気ない私信として届けられたものだし、不特定多数に紹介するばあいのギフトの届け方としては、コレが最善かと思う。

なんとなく素通りできた人には必要のないスピーチ、あるいはその人にとっては今が知るときではないということなんじゃないかと思って。

お気づきかどうかは分からないけど、今までもたまにこういうことやってるんだよね。

さて、これから久々の『谷辻勝仁』リハに行ってきます。



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ユミヨシさん、朝だ!(「ダンス・ダンス・ダンス」 by 村上春樹)

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村上春樹作品の中で好きなものを3つ挙げろ。

と言われたら、その日の気分で思い浮かぶものは変わると思う。それは「ビートルズのアルバムで好きなものを...」と言われているのと同じような感覚だ。
ましてやそれは長編小説に限ったことで、短編も含めるとなると「ビートルズの曲の中で…」と言われるのと同様、途方にくれることになる。

でも例えば、ビートルズの曲なら『Come Together』が、アルバムなら『リボルバー』が必ず思い浮かぶように、春樹作品なら『ダンス・ダンス・ダンス』はいつでもマイ・ベスト3に選出されることになるだろう。
こう言うと「じゃ、『リボルバー』や『ダンス・ダンス・ダンス』が一番好きなんじゃん」と思われがちだが、そういうワケでもないんだな。

『リボルバー』には、デビューから前作『ラバーソール』までのスタジオ録音の試行錯誤や、時代背景。そして、レコード芸術の歴史的革命であった次回作『サージェント・ペッパー~』への胎動があるわけで、『Come Together』にはおそらく『I Feel Fine』あたりからの積み重ねが結実した感がある。

ようするに、マニアというのは、一曲とか一枚のアルバムを聴く時に、無意識にそんな予備知識まで含めて聴いちゃってるもんだと思うのだ。だから、他の作品や本人たちのキャリアと切り離して「コレが一番!」なんて、おいそれとは決められなくなっていく。

『ダンス・ダンス・ダンス』はましてや、春樹のデビュー作品から続いた、俗に言う3部作の続編であって、そもそもが単独で成立した世界ではない。

ま、前置きはこのくらいで。本当に書きたかったことはもっと短い(笑)。

この小説が発表されてから20年以上が経過しているんだが、その間に僕は多分20回以上再読している。再読回数だけなら間違いなく一番だ。

最初に読んだのが20代になりたての頃。一番最近読んだのが40代になってからの事。
胸に引っかかる場所も変わるし、解釈の仕方も変わる。

それで、昨日の朝にカーテンを開けたときにタイトルにしたセリフを思い出したんだが、それでふと思ったのです。それはもしかしたら、僕がこの小説を読み続ける理由かもしれない。
おそらく僕は若い頃から、誰かにこう告げる朝を求めているのではないかと…。

俗っぽい解釈するのは勝手だが、もちろん春樹のデビュー作からこの作品の件のセリフまでの流れを踏まえての事である。僕がユミヨシさんと付き合いたいワケではないよ(笑)。





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