You and Me(by 自分)2009-07-21 Tue 22:53
そういえば、先日のマンスリーライブの時に、久し振りにテツが来てくれた。普段忙しくてなかなか来れない男であるからして、この日がたまたまヒマだったというわけでもないだろう。
まぁ、それはいいとして… テツは僕の高校からの友人で、旧HPの頃からこの日記を読んでいる方はご存知かと思うが、僕の最も初期からのリスナーでもある。 どういういきさつだったのかは忘れたが、僕は高校の頃、オリジナルを10曲前後書き溜めるとテープに録音し、それをテツに聴かせて感想をもらっていた。彼は後に音楽的な趣味が良くなり、リスナーとしてジャズやボサノヴァに関しては僕よりも知識を持つようになっているし、高校時代は僕が彼を引っ張り込んで、学校祭でツインボーカル(笑)をとったこともあるが、本人はプレイヤーやコンポーザーとしての知識も経験もない。 よく覚えていないけど、多分僕はそうした「音楽をやっていない人」からの感想が欲しかったんだと思う。 それが、高校を卒業してもライブを聴いてくれたり、大学の頃のバンドではローディーを引き受けてくれたこともあったし、社会人になって最初のブランクの後に結成したバンドにおいては、特に話し合ったワケでもないのだが、メンバーがみなステージに登場すると、各々がまず客席にいるテツの姿を確認していたらしい。ま、いずれも5人編成のバンドだったので、テツはどちらに関しても『6番目のメンバー』と言っていいかもね。 ちなみに、そのブランクから新たなバンドを集める間に僕は1年間で約50曲くらい書いたんだが、それもすべて彼にその都度聴いてもらっていたし、彼を題材にした曲も幾つかある。 ま、そういう人だ。 で、先日のライブが終わったときにふと気づいたんだが、この人、普段もよく顔をあわせるし、その時には仕事に関することやら、下世話な下ネタやら映画の話やら、まぁその辺の友人同士で交わすであろう会話をしている。だが、ライブの時、特に終了後には完全に表現者とそれを長年聴いている者というスタンスでの会話になるんだな。 ライブが終わり彼のもとに行っても、テツは決して会社で何があったとか、他の知り合いがどうしたなんて事は話さない。自分の事も、彼が普段観ている僕の私生活についての話題もない。 彼はまず、今日どの曲が気に入ったか、初めて聴く曲があればその感想(気に入らないものはハッキリとどの部分が気に入らないか言うし、気に入ればそれに準じた感想をくれる)、パフォーマンスとしての気に入った点、気に入らない点を話し出す。 もちろん、長年聴いているのでそのことも踏まえて、以前と比較してどこがどのように変化して見えたかなども教えてくれる。自分の好みに忠実で、そして結構厳しい(笑)。 彼は、映画の現場で助監督の経験もあるし、仕事では文章家との付き合いがある。要するに何か表現をする人の近くにいる存在なんだが、それ故にかそうした者たちのエゴのようなものを心得ているのかもしれない。 つまり、ステージに立って自分の書いた歌を歌う以上、僕は古い友人の前であろうとも表現者でありたいし、彼もそれを分かっている。そして彼も長年僕という表現者を見ている顔見知りの客として、ちゃんとその日のメインである「曲、パフォーマンスを含めた音楽」についての話をしてくれるのだ。 これはおそらく、ギタリストの沖田真理なんかもうなづくと思うが、テツはステージに上がるものにとっては、厳しい意見も含めて理想的な聞き手なんである。 そう考えると、自分のつたない曲を聴かせて感想を求めている相手にテツを選んだ高校生の僕は、結構いいセンスをしていたのだな(自画自賛オチ)。 さて、このブログで時々(いや、しょっちゅう)ワケの分からないことを書いている僕であるが、たまに「アレは自分のことではないか?」というような問い合わせが入る。そういう時は今のところ100%その人のことではない。これが不思議だ。 多分、問い合わせる方は、偶然にも自分の状況と符合するところに注意を引かれて自分の事かもと思うのだろうが、客観的に全文を確認していただければ、当てはまらない部分があることに気づくのではないかと思う。 いや、わざとそんな書き方をしている僕がいけないのですけどね。 あと、こちらからのお願いなんですが、メッセージくれる方、偽名でよいのでぜひ名前を入れといて下さい。というのは、送ってくれる方は僕一人に送っているので無記名でも成立するのでしょうが、受け取る方は複数のメッセージをほぼ毎日頂いているわけでして、何人かの方から無記名でいただくと、どれがだれだかわからなくなったりするんですよ。 この場合の名前というのは、個人を特定するためのものではなくて、どの言葉とどの言葉が、どこから届けられたか?を、僕がちゃんと受け止めたいということだと思ってくださいませ。 例えば「A」という気持ちを送ってくれた方が名前がなくて、「B」という考えを送ってくれたかたも名前がないと、僕は「A」と「B」が同じところからやってきた気持ちと考えだと思ってしまうかもしれないワケです。それは「A」という気持ちにとっても「B」という考えにとっても不本意なんではなかろうかと。 まだお会いしたことのない人なんかだと、余計に文面だけでは分からなかったりもするんで、よろしくどうぞ。 スポンサーサイト
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深夜の反省2009-07-21 Tue 01:44
どうも中途半端に勘が冴え渡り、ちょっと警戒されたかもしれないな。 そんな気がして言葉に出してしまったら、的中していたのかもしれない。 これは確かめようのないことなんで、わからないんだけど、そんな気がする。 もしかして黙っていればそれでよかったのかもしれないが、結果僕自身が僕にダメージを与えたようだ。 ただね、これで良かったのかもしれない。自分のエゴの事を考えなければね。 必要だと感じたときに、必要なだけを持っていけばいいのだから、無理させなくてよくなったんだろうきっと。 あとは自分の中に渦巻くパラドックスとどう折り合いをつけていくかという、僕自身の問題でしかない。 何言ってるんだろうね(笑)。
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