2009-07-13 Mon 21:41
![]() なんだそうだ。 この悪天候のせいか、血圧低下でヨレヨレの朝を迎えて、フラフラな午前中を過ごし昼からは、8月に公開される映画『南極料理人』の試写を観にいった。 南極観測隊の料理人であった西村淳さんのエッセイを原作とした作品。 俳優陣の演技がすばらしいと思う。125分と長尺ながら時間を感じさせない。 演出の手腕なのか、常に一定のトーンの中での面白みがあるのがいいな。「間」で笑わせる。 長期間隔絶された場所での生活を描いただけに、寂しさや苦悩もあるし、ちょっと感動するようなエピソードも混ざっているんだが、それを「さぁ、泣いてください!」といわんばかりに押し付けるのではなく、おバカなシーンと並列のトーンですっと流れていくのが僕好みであった。同時に「おバカ」にも同様の寂しさや苦悩があるわけで、そうしたものが「おかしみ」として笑いながらちょっと切なくなるのがいいね。 ラスト、僕はとても爽快に感動した。 映画によらず、僕は結構感動したり感激するタチなんだが、それをおおっぴらに表したくない性分でもある。なんでもかんでも言葉に出してしまうのがテレるし、それ以上に「そんなに簡単なもんにしたくない」という思いもある。だから人前では結構、傍若無人な発言をしたり、態度をとる。それがキャラであるとも思っている。日常的に平気で自分の気持ちを出せる人間であれば、おそらく僕は表現活動のようなことはしなくて済んだだろうし、そういう態度を取れるようになったら、きっと僕の歌は面白くなくなっる前兆だろうからご注意ください。 この辺のことは、谷藤師匠やらタックさんがすぐに見抜いてくれて、まぁ恥ずかしいってのもあるけど、いろいろ助かっている。 映画に話を戻すと、以前に誰かから「いい映画っていうのは、ストーリーとは無関係に、食べるシーンがあるとその料理を食べたくなるもんだ」みたいな話をされたことがあるんだが、料理人が主人公である『南極料理人』は、当然食事シーンや調理のシーンがふんだんにあり、ものすごくハラが減る(笑)。 こっからはちょっと自慢話かな? 実は原作者の西村さんは多少面識があり、僕のことを「おう、ミュージシャン!」と呼ぶ。 この映画の製作準備段階で、西村さんに僕の歌を聴いていただく機会があり、それで彼は自身の原作の映画化にあたって、主題歌を僕にやらせようと思っていてくれたらしいのだ。まぁ、酒の席での話だったので、正直本気なのかどうかわからなかったんだが、本当に自分の意向として製作サイドに伝えてくれていたらしい。ありがたい話である。 で、実際に主題歌を担当したのは、天下のユニコーンである。 今日、エンドロールで流れる彼らの曲を聴いてきたが、いい感じだった。ってか、劇場のスピーカーで聴くと、実にいい音をしている。 ま、それとは別に、本編を観て「できるものなら、やってみたかったな」と思わせる映画でありましたよ。 さて、その後はラジオでしゃべりに新さっぽろへ。 本日はTomomiちゃん登場で、結構トークがメイン。後半ほとんど曲かけなかったな。 なんか、ここのところ彼女はステージの成長ぶりが自信になってるのか、トークでも変に構えず、自分のいいところを出せるようになってきていて、面白くなってきた。 きっと本人あんまり自覚してないと思うけど(笑) ![]() そんなワケで、僕も彼女としゃべるときに変な気を回さず、普段どおりのくだらなさを発揮できて楽しいのです。 来週は、そのTomomiちゃんの姉妹弟子でもあるnatsuちゃんがゲストインする予定だよん。 スポンサーサイト
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