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海月屋・辻正仁『短めでお願いします』

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K

本日は朝から川へ洗濯へ。
いや、コインランドリーだった。溜め込むとコチラの方ががぜん便利。


それで、洗濯物を放り込んでから、待ち時間に散策をしてみた。一時間ほどの間に二回、散歩中の犬にチョッカイを出される。
まずは、けっこうデカイ奴に背中をどつかれ、その後コチラもヘッドロックなどして遊んでいると、大変上機嫌で前足で人の頭を抑えこみ、うなじあたりを甘噛みされた。
住宅街の路地でのできごとである。飼い主をはじめ、たまたま通りかかった数名にも緊迫した空気が走った場面だったようだが、大丈夫。遊んでいるのだ。

そういえば以前に数日ほど、妙に身体がダルくて気分も良くなかった時に公園に出かけ、同じように犬と遊ぼうと屈みこんだら、ソイツが僕の腿を踏み台に伸び上がり、人の肩口の上に向かってやたらと吠え立てたことがあった。 なんだか分からんが、帰って気づくと、身体のダルさが消えて気分もスッキリしていたことがある。因果関係はわからないけどね。

そんなことを思い出しながら洗濯物を取り込みに戻る途中で、今度はリードもつけずに散歩中の小型犬が前方を歩いており、僕に気づくやいなや、まっしぐらに駆けてきて愛想よく腹を出して寝そべり、撫でることを要求される。しばらく撫でていると、ご満足されたようで、飼い主らしきおばあさんのもとに戻っていった。

犬とか猫とかね、一緒に遊んだり撫でたりしてると、ふと優しい気分になるからいいよね。重い塊がほぐされるような…。

で、洗濯物を取り出し、その場で畳んでバッグに詰め込む。作業を行いながら、何か気配がするんで入り口のほうを見やると、5、6人の小学生がガラスの向こうからコチラを眺めていた。僕が気づくとみんなサっと向こうを向き、どこかへ去っていったんだが、去り際にそのうちの1人が「違うじゃん、ダメだ」とでかい声でみんなに言ってるのが聞こえた。

何のことかは分からないが、僕は違っていてダメらしい。この敗北感は何だ?

それはともかく、彼らのおかげで、残りの作業をしながら自分の感覚を再度じっくり確認することになった。大丈夫。基本的には僕は違っていない。ダメかどうかは自分次第だろう…。

そういえば、昔、荒井さんという二十歳そこそこの女の子が「やさしさに包まれたら、すべてのことはメッセージ」みたいなことを言ってたな。うまいこと言うもんだ。


帰り道でふと、「優しい」ということについて考えてみる。たわいもないことだ。
もしかしたら、「優秀な人」というのは、元々は「優しさに秀でた人」のことだったんじゃないか? とかね。そういう人が皆から一目おかれてたのかもしれないね。





最近たまに、ある人のことを思い出す。まぁ思い出すと言っても、僕は彼とは会ったことないんだけど。もうこの世にはいない人である。

僕が彼について何か語ることは、もしかしたらすべきではないのかもしれない。
それでも、書いてみよう。

きっと彼は「優秀な人」だったんだろう。さっき書いたような意味でね。
彼の「信じる」はどれほどの強さを持っていたのだろう?
不安や恐れに揺さぶられたり、己のエゴに苦しむことはなかったんだろうか?
そんなものが入る余地もないくらいの「信じる」だったのだろうか?
あるいは、それらを乗り越えての「信じる」だったのだろうか?

今、僕が思うに、彼は信じるというよりも、「分かっている」という感覚に近かったのかもしれない。
しかし、大抵の人はどんなに分かっていても、不安やエゴにアタフタしてしまうものである。
彼が苦しんでいたのかどうかは分からない。でも、例え苦しんだとしても、それらも含めて何もかもを包み込んでしまえるくらいの優しさを持っていたんだろう。

途方もない優しさ

彼は違ってもいないしダメでもなかった。
と、最近思う。すごいな、とも思う。

なぜその人の事を思い出したのかな?

まぁ、すべてのことはメッセージなんだろう(笑)。



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